中西現場監督が“ナカニシランド”開園を賭け、棚橋にシングルマッチを要求!
4月6日夕刻、新日本プロレス本社大会議室にて、平田淳嗣スポークスマンが会見を開き、「WRESTLE LAND 9th」(以下 WL 9th)5月1日後楽園ホール大会の一部対戦カードを発表した。
この会見には“自称”現場監督の中西学選手も強引に同席。「私も長いこと姿を見せませんでしたが、S・S・マシンの修理に取り掛かっておりまして。ようやく直りました」と、平田スポークスマンは記者に挨拶し、決定済みのカード2つを発表した。
1つ目のカードは「邪道&外道vs近藤修司&“brother”YASSHI」。昨年12月8日の「WL 7th」大阪大会と同一カードで、この時は邪道選手のレフェリー暴行によって、近藤選手、YASSHI選手に軍配が上がっている。
「邪道、外道から再三、私の方に完全決着がつくまでやらせてくれというのがありましたので、素直にこれを呑みました」と、平田スポークスマンは今回の決定に至った経緯について語り、完全決着の場を設ける事を約束した。
2つ目のカードは「田中vsBENTEN」。この試合について平田スポークスマンは、「田中選手は昨年12月の後楽園ホール大会(「WL 8th」)では、稔選手本人ですら会ったことの無い夏目ナナさん本人と会い、さらにデートまでしてしまったと。とんでもない事をしでかしてくれたと、怒りを露にしておりました」と、まずは稔選手の気持ちを代弁。
そして、「浮き足立っている田中選手にデビュー当時の闘いの厳しさを思い出してほしい」という稔選手の希望を受け入れる形でこのカードを決定したと付け加えた。
さらに平田スポークスマンは、稔選手が「負けたら即キャラ封印マッチ」を要求している事を明かし、「封印マッチ勝率100パーセントを誇るBENTEN選手を田中選手がどう切り抜けるかが試合のカギ」と、スポークスマンとして田中選手に最大の試練を与えると語った。
カード発表を終えた平田スポークマンが、集まった記者に質問があるか尋ねると、ここで中西選手が「ハイ!」と手を挙げて勢いよく立ち上がる。
そして、「マシンさん。現場監督である中西学の試合が無いじゃないですかぁ」と、自らのカードが無い事に不満気な表情を浮かべると、平田スポークスマンは「オレはマシンじゃねぇ、平田だ!」とこれを一蹴。
ここで「俺は現場監督を任せたつもりはない」という平田スポークスマンと、「僕は現場監督として、みんなの支持を受けている」という中西選手の意見が真っ向から対立。
両者の言い分が平行線を辿ると、痺れを切らせた中西選手が「“ナカニシランド”をやるためには何が必要なんですか?」と平田スポークスマンに詰め寄る。
すると、平田スポークスマンは「よし分かった。棚橋(弘至)とシングルでやるか?」と返答。
この答えに拍子抜けしたのか、中西選手は「ハハハ、それは簡単でいいですねぇ」と笑い飛ばすと、“ナカニシランド”開園のビッグチャンスを掴むべく「こうしてはいられない。道場に帰って練習してきます」と言い残し、姿を消した。
そして、平田スポークスマンは気を取り直して「棚橋弘至VS中西学」を正式に発表。中西選手が勝利すれば、“ナカニシランド”開園を容認する事を宣言。
もし中西選手が負けた場合、現場監督剥奪はおろか、「WL」追放も辞さない考えであると語った。
最後に平田スポークスマンは、「マシンの超合金の肋骨を2本ヘシ折ってくれた魔界2号と、ゴキブリのようにちょこまかしている星野総裁にもリングに上がってもらいたい」と、マシン選手のコメントを代読し、会見場を後にした。
“ナカニシランド”か? 「WL」追放か? 夢の“マッスルテーマパーク”開園を目指し、中西選手が「WL」史上最高の大勝負に挑む。
※5/1「WRESTLE LAND 9th」後楽園大会の詳細は以下をご参照下さい