出でよ、未来のエース候補!/「2007年度入門テスト」報告
2月25日 11:00より、世田谷区の新日本プロレス野毛道場にて「2007年度入門テスト」が行なわれた。今回のテスト生たちは、17歳から25歳までの計10人で、レスリング、柔道、ボクシング、野球などのスポーツ経験者が揃った。
新日本プロレスの聖地である野毛道場に足を踏み入れ、テスト生たちはみな緊張の色を隠せない。だが、テストが始まれば大声を張り上げ、マット運動、ブリッジ、反復横飛び、片足スクワットなどの課題に次々と取り組んで行く。
そんなテスト生たちの動きを、山崎一夫コーチ、三澤威トレーナー、飯塚高史選手、永田裕志選手、邪道選手、裕次郎選手ら試験官たちが、真剣な眼差しで見つめる。また、坂口征二相談役も姿を見せ、「坂口道場」からテストに挑んだ教え子の姿を見守っていた。
そして入門テストは、50m走、腕立て伏せ50回、ロープ上り、腹筋100回、背筋50回、縄跳び3分半と進み、最後はヒンズースクワット500回へ。この過酷な連続スクワットは入門テスト恒例だが、できるかどうかではなく、精神力の強さを見極める意味があるという。
入門テストを終えた山崎コーチは「たぶん、何名か合格が出ると思う。コイツなら育てられるかなというのが見えたので、今日はよかった」とコメント。そして、三澤トレーナーも「しっかりと、スクワットなどの練習をして来た人が多く、全体的によかった」と話し、2人とも今回の入門テストに確かな手応えを感じた様子。
また、坂口相談役と飯塚選手も、入門テストについて以下のようなコメントを残した。
=坂口相談役のコメント=
「みんな、課題がきちんとできている。俺の若い頃は、入門テストではできないのが当たり前で、道場に入ってから覚えるものだった(笑)。時代は変わったね」
=飯塚選手のコメント=
「全体的に見て、あまり突出した人がいなかった。もっと『入りたい』というギラギラした気持ちがあってもよかったと思う。でも、何人か期待が持てそうな人はいた。やっぱり、一番大切なのは気持ちだと思う。気持ちが強くないと、残れないし、闘えない。あとは合格した人間が、どこまで残れるかどうか」
なお、このテストの合否については、近日発表される予定。
果たして、新日本プロレスを背負って立つ未来のエース候補が誕生するのか? その行方が気になるところだ。