「ケア選手は最高にイカした選手」/棚橋選手一夜明け会見
1月5日夕刻、東京都内の新日本プロレス本社・大会議室にて、昨日の「レッスルキングダム IN 東京ドーム」にて全日本プロレスの太陽ケア選手からIWGPヘビー級王座を防衛した棚橋弘至選手が一夜明け会見を行なった。
「今日はいつもよりも少し遅めに起きました。起きようと思っても、首やら腰やらが痛んで、すぐに起きられなかった」と、昨日の試合で負ったダメージの深さに苦しんだという棚橋選手。そして、ケア選手との激闘を振り返り、「ケア選手の試合後の握手がとても印象的でした。ケア選手は堂々とドームに上がってきて、全力を出して闘ってくれたので、最高にイカした選手でした」とコメント。
さらに「(ケア選手とは)これで終わりにするのではなくて、何らかの縁を大事にして、次に何かを繋げていけたら」と続け、ケア選手との電撃合体、“太陽タッグ”結成も視野に入れている事を示唆した。
そして、この会見に同席した菅林副社長は、「昨日のドーム大会で活躍してくれた選手の中から(棚橋選手の)挑戦者を選んでいます。しばらく待ってください」と、次回の防衛戦を2月18日の両国国技館大会で行なう意向があると語り、対戦相手の候補を3人にまで絞った事を明言。
菅林副社長の発言を受けて棚橋選手は、昨日のドーム大会で印象に残った選手として、中邑真輔選手、川田利明選手、永田裕志選手、鈴木みのる選手、蝶野正洋選手、武藤敬司選手、天山広吉選手、小島聡選手の名前を挙げた。
「ドーム大会は1つの目標でもあり、スタートでもある。今回の成功をしっかりと受け止めた上で、勝って兜の緒を締める。そういう気持ちを忘れずに行きたいと思います」と、IWGP王者として、これからも先頭に立って新日本プロレス引っ張っていく事を誓った。
「1・4東京ドーム」という大きな通過点を経由した新時代の王者は、「ヒヤヒヤしないで見ていられる力強いチャンピオン」と、次なる目標を自らに課し、防衛ロードをひた走る。