現在、LA道場のコーチも務める柴田勝頼選手が、LA道場に入門した上村優也選手、成長著しい成田蓮選手について言及!
撮影/山本正二
※以下、インタビューの「序盤部分(※一部抜粋)」をWEBで無料公開!
■上村が「LA道場に行くのがベストだ」って判断したのは嬉しいですよね
――柴田選手、引き続きよろしくお願いします。後編ではLA道場についてお話を伺っていきたいのですが、8.14ロス大会で上村選手がLA道場入りを志願されました。
柴田 ウェルカムでしたね。まあ、自分が日本に戻っていた時は、ゲイブ(リエル・キッド)、上村と一緒に練習もしてましたし。あとは、やっぱり試合に出てなかった上村が(2019年8月12日)武道館の第1試合後にクラークぶん投げたりしてバチバチにやり合ってたのは面白かったですよね。
――ちなみに、いつ頃から上村選手と練習されるようになったんですか?
柴田 確か後楽園の試合で(2020年2月22日後楽園大会・第1試合)タッグマッチだったと思うんですけど、上村が腕十字の入り方が微妙だったので自分の知ってる腕十字の入り方を階段の踊り場で教えてから、一緒に練習するようになったんですよ。で、自分もコロナの影響で渡米できなくなったので、日本でゲイブと上村と練習をよくやるようになりましたね。
――あらためて、上村選手のLA道場入り志願を聞いた時はいかがでしたか?
柴田 そりゃ嬉しいですよ。アイツが「LA道場での練習が自分に必要だ」と思ったから、「LA道場に入りたい」って言ったってことでしょ。
――そうですね。
柴田 上村自身が「LA道場に行くのがベストだ」って判断したのは嬉しいですよね。自分も若手の頃に同じような経験をしてるからわかるんですけど、どこで何をやったらいいかわからないんですよ。若手の頃って。
――若手ならではの苦悩があると。
柴田 ええ。あと、痛みを知らないと技ってかけられないんで。これはLA道場でも常々言ってるんですけど。やっぱり何がどうなってどこが痛いっていうのをきちんと理解してないと技なんてかけられませんから。どんな痛みなのか知りもしないのにかけられるはずがない。そんなの説得力もクソもないです。
――なるほど。
柴田 その攻撃や防御や逃げ方を学ぶのも練習であって、ウエイトトレーニングばかりやったところで、それだけじゃ強くはなれないんですよ。残念ながら。
――柴田選手の道場論で上村選手を鍛え上げていくと。
柴田 一緒に練習してたら自然と強くなれますよ。たぶん日本だと筋トレ、ウエイトトレーニングを練習みたいに捉えていると思うんですけど、自分はそれを練習だと思ってなくて。アメリカだと筋トレって“ワークアウト”って言うんですよ。
――そうなんですね。
柴田 ロープを走ったり、受け身だったり、スパーリングだったり、プロレスに繋がる練習を“プラクティス”って言うんですけど、これが日本とアメリカの違いだと思ったんです。日本ではウエイトやって「今日の練習終わり」とか、それって練習じゃないんですよ。
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