中邑選手との防衛戦を目前に控えた“現IWGP王者”棚橋選手を直撃!
12月10日愛知大会の試合開始前、中邑真輔選手とのIWGPヘビー級選手権試合を目前に控えた棚橋弘至選手をキャッチ。
棚橋選手に、“宿敵”中邑選手への思いと、来年1月4日の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座に挑戦する事が決定した太陽ケア選手の印象を語ってもらった。
今シリーズに組まれた中邑選手との前哨戦は4試合で、結果は2勝2敗と全くのイーブン。この4戦での中邑選手の印象について棚橋選手は、「アメリカに行く以前と比べて、スゲェ変わったなと思う部分があった。(12/7大阪での)調印式の時に言った“挑戦者としてベスト”というのには、色々な意味が含まれています」と語り、やはりIWGPヘビーの挑戦者に相応しい選手であると感じた様子。
これまでの中邑選手とのシングルマッチの成績は1勝2敗。「中邑とは入門した時期も違うし、プロレスへのアプローチの方法、価値観も違う。だけど、タッグを組んだり、一緒にメキシコに行ったりした事もあった。僕と中邑には全く正反対な部分と、少しだけ共有した時間がある」と、やはり棚橋選手にとって“中邑戦”は特別な試合という思いが強いようだ。
そして、1月4日東京ドームで、IWGPヘビー級王座に挑戦する事が決定したケア選手については、「ケア選手とは何回か試合をした事があって、スゲェいい選手。最後に闘ったのは全日本プロレスでの世界タッグ王座戦ですね。(2005年1月16日大阪府立体育会館、太陽ケア&ジャマールvs棚橋弘至&吉江豊)」と、これまでの対戦経験、実績からケア選手のIWGP挑戦に異存は無いという。
だが、棚橋選手は、「とりあえず、今日の試合に勝たないと(ドームについては)何も言えない。今日を乗り越えられたなら、ベルトに対する思いも強くなると思うし、責任も大きくなる」と、何よりも中邑選手からベルトを防衛する事が先とコメント。
中邑選手の海外修行中、誰よりも先頭に立って苦闘を繰り広げ、新日本を引っ張ってきたという自負。今年1年の様々な思いを胸に、棚橋選手は本年最後となるIWGPヘビー級選手権試合に臨む。
——試合は、中邑選手の猛攻を凌いだ棚橋選手が、ハイフライフローからのドラゴンスープレックスホールドという、自身の“2大兵器”を繋ぐ荒技で見事勝利。
この結果を受けて、1月4日東京ドームで、新日本と全日本の新世代エース同士による“太陽対決”がいよいよ実現する。