最強タッグ覇者、天山選手に独占インタビューを敢行!
12月5日、今治大会の試合開始前、全日本プロレスの「2006 世界最強タッグリーグ戦(以下:最強タッグ)」を、小島聡選手との“テンコジ”で見事優勝を果たした天山広吉選手をキャッチ。
天山選手に最強タッグ、そして1月4日東京ドーム大会でテンコジと対戦する事が決定した蝶野正洋&武藤敬司組について語ってもらった。
まずは、約3年10ヶ月ぶりの再結成となったテンコジについて天山選手は、「開幕戦で思ったよりも、ブランクというものを感じて。最初から『これじゃまずいな』という部分で、2人だけで反省会を開いた(苦笑)」と、意外な苦労話を告白。
だが、次第に“全日本プロレスの水”にも慣れていったという天山選手は、「全てが新鮮だったし、やりやすい部分もあった。やっていて楽しかったし、新日本のリングとはまた違う充実感があった」と、優勝の要因を振り返った。
「(出場チームは)メンバー的に充実していたが、誰が相手であろうとコジと一緒なら何も怖くないという気持ちがどこかにあった」と語った天山選手だが、その中でも最大の難敵として上げたのは“闘魂三銃士&四天王世代”の武藤選手と川田利明選手のタッグであった。
天山「向こう(武藤&川田)の年輪というか。タッグとしての脅威はたいして感じなかったけど、ここぞって時の踏ん張りとか、ダテにキャリアを積んでないなと感じた」
そして、テンコジとして1月4日東京ドームで迎え撃つ、“闘魂三銃士コンビ”蝶野&武藤については、「蝶野と武藤は自分たちにとっては大きな存在だけに、それを乗り越えなければいけない」とコメント。
蝶野&武藤組はかつてIWGPタッグ王座奪取、SGタッグリーグ優勝と、新日本のタッグ戦線の頂点に君臨していた名タッグチーム。
「どっちのチームがタッグとして完成度があるのかといったら、それは言わなくても分かると思う。三銃士の世代がすでに終わっている事を、この試合で分からせてやる」と、勝利への揺ぎ無い自信を覗かせたが、その一方ではこの2人にブランクは関係無いだろうと警戒も強めている。
そして、天山選手はドームという大舞台に相応しい“スーパードリームタッグマッチ”にするために、この試合に現在空位となっている全日本プロレスの「世界タッグ王座」をかける事を要求。
最強タッグを制覇し勢いに乗る“テンコジ第2章”の序章で、三銃士世代に引導を渡す。