1/4東京ドーム「武藤&蝶野vs天山&小島」について、蝶野選手がコメント
2007年1月4日 東京ドーム大会「レッスルキングダム IN 東京ドーム」で、新日本プロレスの蝶野正洋選手が、全日本プロレスの武藤敬司選手とドリームタッグを結成。今、絶好調のタッグチーム“テンコジ”こと天山広吉&小島聡(全日本プロレス)と激突する。
かつて闘魂三銃士として一時代を築いた“スーパースター”武藤&蝶野と、「2006世界最強タッグリーグ戦」(全日本)の優勝チームである天山&小島。
両団体の枠を取り払った越境対決は、「新日本&全日本創立35周年記念」として開催される同大会にふさわしいスペシャルカード。これに対し、さっそく蝶野選手がコメントしてくれた。
蝶野選手はこの1戦を非常に重要視している。武藤選手とのタッグ結成を「闘魂三銃士が作って来た時代を、今の人たちに見せられるチャンス」と位置づけ、「自分たちの持っている“プロレス感”を、新しいファンに堪能してもらいたい」と語る。そこには、もう1人の三銃士、故橋本真也さんへの思いも秘められている。
これは“時代”を争う試合でもある。自分たちの時代があるように、対戦相手の天山&小島にも、自らが作り上げてきた時代が存在する。どちらがそれをファンに見せつけることができるか? そんな試合なのだと蝶野選手は言う。
蝶野選手の意識はプロレス界だけに留まっていない。中山雅史選手(ジュビロ磐田)、岡野雅行選手(浦和レッズ)など、ベテランのサッカー選手の名前を挙げ、「彼らのように踏ん張って、頑張っている選手たちがいる。そういう他の業界の選手たちにも激を飛ばしたい」と意気込んだ。
豪華メンバーによる夢の対決だけに、蝶野選手の気持ちも自然と引き締まる。「武藤選手に関しては超一流。天山、小島に関してもトップの選手。この中でヘタな試合はできないし、遅れも取れない」と、いい意味での緊張感があると明かした。
そして、蝶野選手はすでに1/4東京ドームの先を見据えている。今回の対戦でイニシアチブを握った者が、それぞれの団体のタイトル挑戦にアピールできると分析。自身の標的をIWGPヘビー級タイトルに見据え、ドーム決戦に挑むこととなった。