12/3鳴門大会に特別参戦のアレクサンダー大塚選手を直撃!
12月3日、鳴門大会に特別参戦するアレクサンダー大塚選手(フリー) を試合前にキャッチ。昨年7月1日の後楽園大会以来、約1年5ヶ月ぶりの新日本マット登場となるアレク選手の地元、徳島で直撃取材を試みた。
アレク選手は「格闘探偵団バトラーツ」出身で、その後フリーとして「ZERO-ONE(現:ZERO1-MAX)」など、様々な団体を転戦。また、総合格闘技「PRIDE」のリングでも、数々の強豪と対戦。まさに“異色の経歴”を持つ選手だ。
「所属選手はもちろんの事、フリーで上がっている選手も、自分に自信とプライドを持って新日本のリングに上がっているなというのを凄く感じます」と、新日本マットを分析したアレク選手。
機会があれば闘ってみたいと思う選手はたくさんいるというが、中でもかつてのバトラーツ時代の同門で、同じ釜の飯を食べていた稔選手(当時は田中稔)には特別な思いがあるそうだ。
アレク「稔選手が新日本に移籍してからの動向を見ていて、ヒートの時には何かしっくりきていないのかなと感じたし、今のCTUでの闘い方を見ていても、バトラーツの頃を見ている僕からすれば“らしくないかな”というか」
そして、10月9日の両国大会を視察したというアレク選手は、「人間は変わっていくものだけど、金本(浩二)さんとのIWGP Jr.のタイトルマッチを見た時に、なんか久しぶりに、“田中稔”という空気を感じましたね。『やっぱり田中稔だなぁ』と、感じる事ができて嬉しかった」と、稔選手の中の“バトラーツの田中稔”というものを感じられた事で、再び肌を合わせてみたいという気持ちが芽生えたと語った。
「柔軟なファイトスタイルも良し悪しというか、自分自身が無いとも取れるので。そういう意味では、何処のリングに上がっても、『アレクサンダー大塚とはこういう選手だ』というのを見ている人に分かってもらえるような闘いをしたい」と、意気込みを力強く述べたアレク選手。久しぶりの新日本マットでも、“現在進行形のアレクサンダー大塚”を見せてくれるに違いない。
ちなみに、「みちのくプロレス」に参戦中で、アレク選手と激似の“男盛”選手(変幻自在のファイトスタイルと“赤いふんどし”がトレードマーク)について我々が尋ねると、「あれは僕じゃなくて、同じ事務所の男盛です(笑)」と、“同一人物説”を真っ向から否定していた。