“ワイルドチャイルド”が約3ヶ月振りに再始動!/11月24日ZERO1-MAX「NWAインターコンチネンタルタッグ選手権」試合結果
11月24日(金)
ZERO1-MAX
「エクスプロージョン‘06」
東京・後楽園ホール
=第5試合=
60分1本勝負
NWAインターコンチネンタルタッグ選手権
○大森隆男
中西学
(16分04秒 ワシントン条約→エビ固め)
×佐藤耕平
安田忠夫
※中西&大森が2度目の防衛に成功。
=試合経過=
トップロープからのチョップなど奇想天外な“野人殺法”でZERO1ファンを沸かす中西。だが、大森が捕まり、安田にギロチンチョーク、佐藤に逆片エビ固めを極められる。
レフェリーに制止され、大森を救出できない中西をおちょくりながら、やりたい放題の安田&佐藤。大森に合体タイガードライバーを見舞い、試合の主導権を握る。
いつものように「ホー!」の雄叫びから野人ダンスを披露し、安田にアルゼンチンバックブリーカーを繰り出す中西だったが、安田の急所攻撃で失速。大森のアックスボンバーも封じられ、苦戦を強いられる。
ワイルドチャイルドの代名詞“ワシントン条約”をかわした佐藤は、大森に得意のジャーマンスープレックスホールド。万事休すの大森だったが、中西がカウント2でカット。
これで息を吹き返したワイルドチャイルドは、中西が一本足ハンマー、大森がアックスギロチンドライバーで佐藤に集中砲火。そして、ワシントン条約を今度こそ炸裂させ、佐藤を轟沈。ワイルドチャイルドが2度目の防衛に成功した。
大「中西」コールの中、マイクを握った中西は「久々に大森選手とのタッグでしたが、なんか別れた恋人に何年振りかに会った気持ちです。俺らワイルドチャイルドはどんなモンでも飲み込んでしまいますよ。そして、このIWGPタッグ。もう暫定ちゃいます。ホンマのベルトですよ! じゃあ、大森選手、中締めを!」と、散々しゃべりまくって大森にマイクをパス。困りながらも「中西がここまでしゃべったから、しゃべる事はないよ」と、会場の爆笑を誘った大森は、中西、観客と一緒に「いくぞー! ワ〜イルド! チャ〜イルド!」を決め、試合を締めくくった。
=試合後コメント=
中西「ベルトが2つあれば、どこでも行けますよ。金(NWAタッグ)と銀(IWGPタッグ)のベルト。最高やね。俺らやから輝くんよ。次の挑戦者、誰が来るか。それでもっともっと輝くし、ワイルドチャイルドの懐の深さっちゅうモンが分かるわけですよ」
大森「NWAインターコンチネンタルタッグと、IWGPタッグのベルト。この2つのベルトが揃って、オールマイティーパスだよ。次は、12月10日(愛知大会)。新日本のリングでIWGPタッグの防衛戦をやってやるよ。中西と久々に組んだけど、なんの不安もないよ。3ヶ月のブランクがあっても、ますますパワーが増している。“味方でよかった中西学”だ」
中西「(試合前に会場で流れたVTRで)俺が“土鍋”で、彼が“菜箸”って言ったけど、もっと凄いモンになりますよ。どんな相手でも最高の料理にしてしまうような。そんな凄い料理人になると思いますよ」
大森「12月10日。極上の挑戦者を用意しろ。俺らが料理する鍋に、最も相応しい鍋の具を用意しろ」
中西「骨のあるヤツやなかったら、がっつりしたモン持ってなかったら、鍋の中で溶けてまうからね。お客さんも離乳食なんて食いたくないでしょ」