「ベルトを巻くのは早い方がいい」中邑選手がIWGP戦についてコメント
11月11日、アリストトリスト下北沢店にて、「G1 TAG LEAGUE」優勝チーム蝶野正洋選手&中邑真輔選手のサイン・写真撮影会が行われ、雨の中にもかかわらず多数のファンが来店した。
そのイベント終了後、次期シリーズ最終戦12月10日 愛知県体育館大会で、棚橋弘至選手の持つIWGPヘビー級王座への挑戦が決まった中邑選手が、集まった報道陣に意気込みを語った。
中邑「『G1タッグ』優勝という実績では物足りない気はするけれど、ベルトを巻くのは早ければ早いほうがいいので、ありがたく挑戦させてもらいます。次期シリーズの中で組まれている前哨戦できっちりピンフォールを奪い、自分の中で実績としていきますよ。
帰国して棚橋選手と何度かあたりましたが、確かにタフになっているし、目の強さも違っている。知らない間に僕の知らない修羅場をくぐって来たんでしょう。それなりにチャンピオンとしてリスペクトはしています。過去にパートナーとして近くにいたので、僕しか知り得ない棚橋弘至も知っています。次のタイトルマッチでは、棚橋弘至が誰にも見せていない“本当の姿”が出るまでいたぶりますよ。
僕の方もランドスライドだけがフィニッシュじゃないし、サブミッションもたくさんある。昔使っていた技もパワーアップしているし、帰国してから見せていない部分は、まだたくさんあります。予想は立てますが、当日は瞬間瞬間が勝負。臨機応変に対応していきます。
まずは棚橋弘至に勝って、ベルトを獲り、その先につながるのが1/4東京ドーム。1月4日は、新日本プロレスとして負けられない大会。最高のコンディションで年末から年始の試合に出場します」
また、中邑選手への全面サポートを約束した蝶野選手も、期待を込めて次のようにコメント。
蝶野「12月10日に新チャンピオンが誕生して2007年の体制が出来上がる。それに向けてバックアップしていくよ。棚橋と中邑の試合は、2年前とは意味合いが違う。時代を作る試合になる。
中邑は先シリーズから復帰したけど、まだ懐刀(ふところがたな)を出していない。棚橋戦では隠さず、“キラー中邑”を出せばいい。勝ったら『G1タッグ』の賞金を、全部中邑にやる。でも負けたら俺がもらうよ」
さらに蝶野選手の発言は、11月25日の後楽園ホール大会で行なわれる「サイモン猪木指名試合」蝶野&中邑vs真壁刀義&越中詩郎にまで及ぶ。この試合のレフェリーにサイモン・ケリー猪木社長自身を指名し、合法的なテロ行為を予告したのである。
蝶野「ボディチェックの時からレフェリー(サイモン社長)の急所を狙ってやる。試合前なら何してもいいだろう(ニヤリ)。
それと、10日の(IWGP)タッグ選手権は認めない。もしやるなら、少なくとも(トラヴィス・)トムコと(ジャイアント・)バーナードが入って来ないと納得しない。もし、そうなった時は、俺がレフェリングをしてやる」