11月20日(土)、都内で行われた新日本プロレスとプロレスリング・ノアによる緊急記者会見が行われ、来年1月8日(土) 17 時~『WRESTLE KINGDOM 16』横浜アリーナ大会にノアの参戦が決定した。
この会見には、新日本プロレスの大張高己社長、株式会社CyberFight取締役の武田有弘氏が登壇。さらに新日本プロレスからは棚橋弘至選手、プロレスリング・ノアからは清宮海斗選手も登場してコメントを発表した。
■『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』
2022年1月8日(土) 15:00開場17:00試合開始
神奈川・横浜アリーナ
☆11月20日(土)23:59まで ローソンチケット特別先行
☆11月21日(日)より一般発売開始
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「リングサイド」「アリーナA」は残りわずかとなりました。
★来年1月8日(土) 17 時~横浜アリーナ大会は、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生配信!
■新日本プロレス・大張高己社長のコメント
「インターネット中継をご覧に皆様、そしてご来場の報道関係の皆様、こんにちは。新日本の大張でございます。本日は来年1月8日(土)に開催の横浜アリーナ大会に関しまして、発表させていただきます。なお、今回の発表は日本語でお送りいたしますので、その旨、少しだけお時間をいただいて、海外のファンの皆さんへご理解をいただくためのご挨拶をさせていただきます。(※上記のコメントを英語で発表)
日本の皆様、お待たせしました。今回の『WRESTLE KINGDOM』は3大会ございます。1.4、そして1.5、こちらは連続の開催となりますので、いつもご覧いただいている1.4、1.5はご期待いただいているとは思います。ですが、『この3つ目の横浜アリーナ大会は一体どうなるんだろう?』と楽しみに思われていたと思いますが、この1.8、これは通常の新日本の興行とは異なるものとなります。
先日の50周年施策発表会見におきまして、私の方からお約束をいたしましたドリームマッチの実現、第1弾となります。コロナ渦の1年半以上になりますでしょうか。他団体の皆様と同じ方向を向いて、規制緩和、そういったことについて、各省庁様と対応させていただいておりました。その過程で来年は脱コロナに向けて、このプロレスの力で皆様が夢を持って元気が出るような、そんな年になるように貢献したいという想いが、この度、ノアさんと合致いたしました。
ノアさんに1.8横浜アリーナ大会へ参戦いただきます。戦後、間もなくから70年に渡り人々を勇気づけて、そして立ち上がる支えになってきたのが、この日本のプロレスです。いまこそプロレスの真価の発揮時だと思います。1.8、この2団体が交わることによって発せられるプロレスの力を持ってファンの皆様がコロナ渦から立ち上がるための心の原動力になりたいと思ってます。
そして、プロレス界はコロナ渦のずっと前から様々な形で医療従事者の方々にお世話になって参りました。ですので、今回の大会収益の一部は日本赤十字社様へ寄付をさせていただいて、新型コロナ対策をはじめとした命を救う各種活動にお役立ていただきたいと思っております。私からは以上です」
■株式会社CyberFight取締役・武田有弘氏のコメント
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。また、本大会実現に向けてご尽力いただいた皆様、大変感謝しております。ありがとうございます。いま、大張社長がおっしゃったことが本大会に関するすべてでございます。プロレスの力で世の中の閉塞感を打ち破るような大会にしたいと思いますので、皆様よろしくお願い致します。以上です」
■配信に関してのコメント
大張「この大会をお楽しみいただく方法をお伝えします。3つございます。一つ目は明日一般発売になりますチケットをお買い求めいただきまして、当日横浜アリーナにお越しいただく方法です。2つ目はライブ配信となります。こちらは弊社の長年のパートナーでありますテレビ朝日様の関連会社であるABEMA様にてペイパービューをおこなっていただきます。こちらも明日発売となります。3つ目は新日本プロレスワールドとなります。こちらはライブとなる1.8の一週間後の後日配信という形を予定しております。以上です」
武田「あと、CyberFightが運営しております『WRESTLE UNIVERSE』VODサービスなんですが、こちらも新日本プロレスワールド様と同じ一週間後に配信いたしますので、よろしくお願いします」
以下、VTRで新日本プロレス、ノアの選手からコメントを発表。
※YouTubeのインタビュー動画はコチラから!
■鷹木信悟選手(新日本プロレス)のコメント
鷹木「純粋に『おもしろそうだな』と。俺は常に刺激を求めているから。もちろん新日本の中にも様々な指摘があるけど、外から来る刺激ってまた違うじゃない? 俺はウェルカムだよね。ただ、これをただの交流戦にするか、対抗戦にするかは、ハッキリ言ってノア次第だよね。……いや、クオリティは間違いなく新日本の方が上だろうね。そこはシッカリ気合入れてね、ノアさんの方はね、ケンカ売ってきてほしいよね。そしたら俺の魂も燃えて暴れ狂うことができると思うから。まあ、楽しみよ」
――やってみたい相手は?
鷹木「俺は二人ぐらい、ちょっと名前がパッと浮かんだけど、一人はちょっと絡んだこともあるけどやっぱり丸藤正道。もう一人は、中嶋勝彦だよね。同年デビューで。シングルマッチで過去2回やって2回とも負けてる。俺としてはリベンジのチャンス狙っているから」
■中嶋勝彦選手(プロレスリング・ノア)のコメント
中嶋「新日本プロレスとプロレスリング・ノアが“対抗”するんだから、仲良しこよしじゃないよね。もう言ったって、潰し合いみたいなもんでしょ? ……新日本プロレスは業界ナンバーワンかもしれないけど、ノアはプロレスナンバーワンだと思ってるから」
――最近の新日本プロレスは観ている?
中嶋「いや、全然観ないね。え、誰がチャンピオンなの?」
――鷹木信悟選手です。
中嶋「ああ、鷹木選手」
――やってみたい相手は?
中嶋「やってみたい相手……! そうだなあ。おいしい相手かな? 腐ってるモノは好きじゃない。マズいモノも好じゃない。俺の口に合うモノを用意してくださいよ、新日本プロレスさん」
■オカダ・カズチカ選手(新日本プロレス)のコメント
――ノアとの対抗戦に関して、率直な感想は?
オカダ「ま、正直、何も感じてないですね。『あ、そうなんだ』ぐらいしか思わなかったですし。脅威を感じていれば、『あ、気合い入れなきゃいけないな』とか『絶対負けられないな』とか思うと思うんですけど。どの選手が活躍してるかってのもホント知らないですし、誰がチャンピオンかも知らないですし。……なんかまあ、オリンピック出てる人たちが、近所でやってる高校の話とか知らないでしょ。誰が活躍してるかわからないでしょってぐらい、ボクはそれぐらい差が開いてると思ってますし。それぐらい知らないっすね。興味がない(笑)」
――過去に清宮選手が「オカダ選手と闘いたい」と名前を出したことがありましたが?
オカダ「せっかく出したのに、もっと言い続けたらよかったのになと思いましたけどね。それから言わなくなってしまったじゃないですか? ま、清宮選手もそこまでの選手なのかなって。ちょっと残念な感じがしましたけどね。まあ、ノアで活躍してるのか、していないのかわからないですけど、『ヤベーヤツが出てきた!』っていう風にはなってないですからね」
――最近話題になったのは、今年ノアに入団した武藤敬司さんですが。
オカダ「あ、武藤さん、入団してるんですか!?」
――ご存じなかったですか?
オカダ「知らなかったです。まあ、素晴らしいレスラー“だった”んじゃないですか。“だった”ですよ。過去形ですよ」
■武藤敬司選手(プロレスリング・ノア)のコメント
武藤「対抗戦? まあまあ、うれしいですよ。現時点では、業界のトップは新日本なんだろうな、きっと。ただ……、俺もプロレス長いキャリアある中でさ、俺の一つの自慢と言うのはさ、世界中のトップと言われる強豪っていう選手といろいろやりましたからね。ハルク・ホーガンしかり、リック・フレアーしかり、スティングしかり、アントニオ猪木しかり、天龍、長州……。で、ここで俺は“オカダ”っていうのを知らないんだよ。ま、一応トップだからな? また、オカダとやる機会があったら、まだわかんないけど。俺のキャリアの中に、俺のアレにまた一つ加わるからな。ウン。ただ、ただ……自信はあるよ。ウン。ね、ノアのファンには『武藤敬司、ノア所属で良かったな!』という風に思わせるような試合をしますよ」
■清宮海斗選手(プロレスリング・ノア)のコメント
「ご紹介いただきました、プロレスリング・ノアの清宮海斗です。本日はお集まりいただき、ありがとうございます。世の中が難しい状況続いてるなかで、プロレス業界が世の中の先頭に立っていきます。両団体が交流戦なのか対抗戦なのかわからないですが、この決断をしてくれた新日本プロレスさん、ノアに感謝してます。
個人的にはやるなら対抗戦しかないじゃないかと。世間のプロレス=新日本プロレス、業界1位の認識になってる。正直、俺は世間の認識にめちゃくちゃムカついてる。リング上はノアのプロレスが一番だと思ってます。新日本プロレスの下だとか、劣ってるとか、そういうものは覆していきたいなと。
俺が『オカダ・カズチカとやりたい』と言った時、散々、怒られました。あれから1年半が経った。俺はやっぱりレインメーカーとやらせていただきたい。時代がこっちに近づいてきてる足音が聞こえるんです。まあ、見ててください。俺が世界を変えるんで。新日本プロレスにはいままで見たことのない新しい景色が見えるんじゃないですか。『ノアと対抗戦して残念だった』、『やってしまった』と新日本プロレスに後悔させてやりますよ」
■棚橋弘至選手(新日本プロレス)のコメント
「新日本プロレス、100年に一人の逸材、棚橋弘至です。この話を聞いた時に『新日本プロレスの選手は燃えてくるだろうな』と。ここ何年間か新日本内の闘いがずっと続いてましたので、選手の実力っていうのはかなり上がっているので、それを他団体の選手と闘うことによってしっかり選手の成長を証明できると。そして、ファンの方にとってはワクワクするような状況が生まれると思うので、大いに期待してほしいと思います。
まだ交流戦か対抗戦か決定ではないということなんですけども、これはやるからには全試合、“新日本プロレス対ノア”っていうのが選手としての希望ですね。そこでしっかり結果を出しますし、新日本プロレスの選手の方が数が多いので、その対抗戦に誰が、どの選手が名乗りを上げるのかと。もう1月8日まで時間はあまりないですけども、新日本プロレスの中の『俺が出る』『いや、俺が出る』っていうね、そういう競争も生まれてくるんじゃないかなと思います。とても楽しみです。ありがとうございました」
■質疑応答
――棚橋選手に伺います。いま、清宮選手からは“レインメーカー”と戦いたいと具体的な名前が出てきましたが、棚橋選手がノアで気になっている選手、戦いたい選手は?
棚橋 武藤さんと東京ドームでシングルマッチをやったのが2009年。あれから干支が一回りして12年経って、なおますます盛んな武藤さんとかね。あと、丸藤選手とは何回か試合してますけど。新日本プロレスね、いろんなベルトがあって多くのチャンピオンがいますけど、僕としてはノアを代表するような、看板を背負ってる選手と戦いたいと思います。
――選手から交流戦か対抗戦かわからないという言葉がありましたが、現時点ではどのようにお考えですか?
大張 私のほうからご説明します。まだ、カード編成については未決定となっています。新日本プロレスの選手、それからノアの選手、さまざまなバックグラウンドがあり、そして因縁のある選手もいるのではないかと思います。ですから、選手それぞれが戦いたいのか、組みたいのか、そういったところはですね、それぞれの意向を確認して、これから汲み上げていきたいなと思います。
――当日、全何試合になるのか、もしくは大会の中ですべてが新日本vsノアになるのか、もしくは新日本のみの試合、ノアのみの試合があるのか。お話できる範囲で教えていただければ。
大張 主催がわれわれになっていますから、私のほうからご説明申し上げます。先ほど申しましたとおり、具体的にカード編成というのは決まっていません。ですが、通常1団体でやっているときのボリュームは、今回は選手が倍近くなると思いますから、それ相応のカードのボリュームが必要になってくると思います。新日本だけの試合もあるのか、それとも混ざった試合ばかりなのか、そこもまだ決定していませんが、せっかくなのでなるべくこの2団体が交わるようなものを多くお見せしたいなと思います。
■『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』
2022年1月8日(土) 15:00開場17:00試合開始
神奈川・横浜アリーナ
☆11月20日(土)23:59まで ローソンチケット特別先行
☆11月21日(日)より一般発売開始
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「リングサイド」「アリーナA」は残りわずかとなりました。
■「ABEMA PPV ONLINE LIVE」/ 『WRESTLE KINGDOM 「新日本プロレス vs プロレスリング ・ノア」 』 配信概要
※新日本プロレスワールド、WRESTLE UNIVERSEでは、大会の1週間後に配信を予定。
★販売期間:
2021 年 11月21日(日)12 時00分〜 2022 年1月13日(木)23時59分まで
・日本向け用PPV詳細
⇒https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/23592302
・海外向け用PPV詳細
⇒https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/23821904