棚橋vs中邑のIWGP戦決定!/タイガーはミラノと異例のリマッチ!
11月9日 15:00より、新日本プロレス本社大会議室にて記者会見が開かれ、次期シリーズ「Circuit 2006 Final NEXT PROGRESS 〜未来へ〜」の主要対戦カードが発表された。
同会見には棚橋弘至選手、タイガーマスク選手、そしてサイモン・ケリー猪木社長が出席。それぞれ、自身が関係する注目の試合についてコメントした。
11月25日(土)
後楽園ホール
G1タッグリベンジ・サイモン猪木指名試合
中邑真輔
蝶野正洋
(G1タッグ優勝チーム)
vs
越中詩郎
真壁刀義
(Bブロック5位)
サイモン「この試合については、リベンジというより(自分)個人の物。越中、真壁組は(G1タッグリーグBブロック公式戦で)蝶野、中邑組に勝っている。後楽園で蝶野をグチャグチャにしてもらいたい」
12月2日(土)
京都市体育館
NWA世界Jr.ヘビー級選手権試合
タイガーマスク
(王者)
vs
ミラノコレクションA.T.
(挑戦者)
タイガー「(11/6)後楽園の試合後、『次、(タイガーに)負けたら新日本を去る』とミラノがコメントしていた。ヤツにそこまでの覚悟あるのであれば、新日本を去ってもらおうじゃないかと。そこで急遽、京都でタイトルマッチを組んでもらう事になりました。その代わり、俺はマスクを懸ける!」
サイモン「(タイガーのコメントを遮るように)気持ちは分かる。しかし、会社にとっては2人(タイガー、ミラノ)とも重要な選手。(何かを懸けるという事は)認めません!」
タイガー「(テーブルを叩いて大声で)いや、俺は絶対に(ミラノを)許さない! 絶対に譲らない。ここまでバカにされているんだから。目の前にいたら(ミラノを)ブチのめしたい気持ち。マスクを懸けると言ったのは、負けるわけがないという自信があるから、ハンデを与えようという事。今回はセコンドなしの1対1でやってやる!」
12月10日(日)
愛知県体育館
IWGPヘビー級選手権試合
棚橋弘至
(王者)
vs
中邑真輔
(挑戦者)
棚橋「昨日、この試合の話がありました。驚きはしましたが、チャンピオンとして“常に誰の挑戦でも受けて立つ”という姿勢なので、もう、気持ちはタイトルマッチに向いています。
中邑が海外に行っている間、日本に残ってチャンピオンとして日本全国を巡業して感じた事は、“棚橋弘至がチャンピオンでいる事。それがベスト”。(そういう)自信があります。ただ、中邑が帰って来て、ずっとIWGPに拘っているという気持ちは感じている。『棚橋vs中邑』これも今、新日本が打ち出せるベストの試合だと思う。
そして、必ず勝って1/4東京ドーム大会を迎えたいと思います。そして、どんな事があろうと“中邑が追う立場、棚橋が追われる立場”というのは変わらないと思っています」
サイモン「(この試合を)1/4東京ドーム大会で(行なう)という意見もありましたが『鉄は熱いうちに打て』という事で、名古屋に決定しました。常にその時のベスト(のカード)を出して行くというのが新日本のスタンスです。
(棚橋、中邑の)2人は永遠のライバル。ベストバウトになるくらいの物凄い試合になると思う。これからのプロレス界を引っ張って行くという部分においても、とても大事な試合、キーポイントになると思います」
——なお、棚橋選手は「G1タッグ」の激戦により、右足を負傷中。多忙により、病院で診断も受けていないという事でケガの詳細は不明だが、その状態はかなり深刻なものらしい。
となれば「1/4東京ドーム大会までタイトルマッチを先送り」という思いが頭をよぎっても不思議ではない。
しかし、「気持ちが充実している」という棚橋選手は、そんな考えを真っ向から否定。「意地と脅威の回復力で(ケガを治し)、タイトルマッチに間に合わせます」と、力強く言い切っていた。