【G1 CLIMAX 2006 DVD-BOX】発売記念特別連載(全3回)
第3回「真夏の祭典に存在した“十人十色のドラマ”」
今年は2006年8月6日から8月13日までの8日間で全6戦というハードな条件のもと、G1にエントリーされた選手たちは“G1覇者”の称号を目指し、持てる力の限りを尽くして闘い続けた。
「G1 CLIMAX 2006」の全公式戦を完全収録した本DVDでは、特典映像としてG1の歴史に名を刻んだ10名の精鋭達のドキュメント「それぞれの夏THE SIDE OF G1 CLIMAX 2006」を収録。今大会終了直後に行なわれた独占インタビューとして参加10選手が、“2006年の夏”を振り返っている。
7月17日の月寒大会にてIWGPヘビー級王座を奪取した“若き王者”棚橋弘至。その腰に“新日本の象徴”を巻き、最も過酷なG1に臨んだ。だが、若き王者に待ち受けていた結末は、ファンからの“痛烈なるブーイング”だった。棚橋はこの忘れえぬ出来事の数々を糧に動き出している。
昨年のG1公式戦中にアキレス腱断裂というアクシデントに見舞われた真壁刀義。怪我による途中リタイアという不名誉な記録を残し緊急入院。決勝の舞台である両国国技館のすぐ横の病院で入院生活を送った。病室の窓から国技館の全景が一望できるという、苦痛極まりない空間で、真壁はリハビリ生活を送っていた。
そんな苦汁を味わった真壁は、今年のG1にフラストレーションをぶつけた。他の9選手達とは明らかに違う、その思いを胸に「G1 CLIMAX 2006」に臨んだ真壁は、「G1 直前記者会見」にて“第3世代”に宣戦布告。そして予告通り、その1人である永田裕志を優勝戦線から引きずり落とした。
長く続いた苦悩の日々と、打倒“第3世代”。誰よりも固い決意と信念を持つ真壁のG1は、まだ終わりを告げていない。
デビュー4年目にしてG1参戦の切符を掴んだ山本尚史。“期待と不安”、相反する2つの気持ちと様々なプレッシャーを抱えながら、G1という大舞台で1戦1戦を必死で闘い抜いた。“完全実力主義”という分厚い壁に跳ね返されながらも、常にその脳裏をかすめていたのは、自らがライバルと目するZERO1-MAX崔リョウジの存在。
そして、G1公式戦を全敗で終えた山本はある行動に出る。自分の足でしっかりと前を向いて歩き続けるために……。
全日本プロレス小島聡の参戦によって、天山、小島、永田、中西と久しぶりに“第3世代”が揃い踏みとなった今年のG1。その4人の中で最初にG1の称号を手中に収めたのは、“野人”中西学。中西は、自身の公式戦4試合について“野人節”を随所に織り交ぜ、総括している。このコメントは是非本DVDで確認してほしい。
中西には、棚橋、中邑といった次世代からの突き上げ、そして天山、永田らとのライバル闘争を含め、来年の夏には、野人完全復活に期待が掛かる。
天山広吉のV3で幕を閉じた「G1 CLIMAX 2006」だが、繰り広げられた激闘の数だけ、その裏には“十人十色のドラマ”が確実に存在していた。
このDVDに描かれた10人の人間ドラマを見ずして「G1 CLIMAX 2006」は語れないだろう。
DVD詳細情報は次のページで!
『G1 CLIMAX 2006 DVD-BOX』詳細情報
■タイトル
G1 CLIMAX 2006 DVD-BOX
■発売日
2006年11月1日
■商品番号
AKBD-16001〜3
■収録時間
720分
■全巻数
3枚
■販売価格
¥18,900(税込)
■音声
日本語/ドルビーデジタル
■仕様
片面2層/スタンダード
■発売元
株式会社ビデオ・パック・ニッポン
■販売元
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社
今年で16回目を数える、真夏の最強決定戦G1CLIMAX2006
選び抜かれた10人の男たちによる闘いの全てが完全ノーカット!
地上波未放送試合&オリジナルインタビューを含む全33試合を収録!
=特典=
リーグ戦全ての試合、全33試合完全ノーカット収録!
地上波未放送試合&優勝者オリジナルインタビュー収録!
■著作
テレビ朝日、新日本プロレスリング
■企画
新日本プロレスリング
■制作
ビデオ・パック・ニッポン
■お問合せ
ビデオ・パック・ニッポン
03−3405−3173
- 2006.11.8
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第3回「真夏の祭典に存在した“十人十色のドラマ”」