“外国人最強コンビ”独占インタビュー/「誰とでも闘い、そして叩き潰す!」(バーナード)
10月28日の高知大会で矢野通&石井智宏を破り、「G1タッグリーグ」決勝トーナメント進出一番乗りを果たしたジャイアント・バーナード&トラヴィス・トムコ。
当サイトでは両選手に特別インタビューを敢行。“外国人最強コンビ”のナマの声を独占でお届けする——。
–決勝トーナメント進出を決めた心境は?
バーナード 「とても興奮している。トム(トムコ)と俺が日本に来た理由は、チャンピオンになるためだ。それが、ただ一つの理由だ」
トムコ 「俺とバーナードはアメリカでもずっとタッグを組んでいた。もちろん日本での目標は、IWGPタッグタイトルを獲る事だ」
–これまでのリーグ戦を振り返って下さい。
バーナード 「新日本にはとてもいいタッグチームがいる。俺はWWEや世界のリングで闘って来たが、新日本は最高のリングの一つだと思う」
トムコ 「バーナードと同じ感想だ。世界中で闘って来て思うが、日本のスタイルとアメリカのスタイルは、たしかに違う。しかし、俺たちは新日本の“ストロングスタイル”でも闘う事ができる」
–パートナーとして、お互いをどう見ていますか?
バーナード 「俺たちは一つなんだ。互いを尊敬しているし、最高の友人でもある。分かるか? 俺たちはお互いを理解し合っているんだ。個人的にもWWEの頃からトムを尊敬しているし、ハード(素晴らしい)なレスラーだと思う」
トムコ 「俺も同じ気持ちだな! 俺もバーナードをとても尊敬している。俺たちはタッグチームであり、兄弟でもある。いいか? シングルマッチは1人で闘うが、タッグマッチで闘うには互いを理解し合わないと勝てないんだ」
バーナード 「シングルは1vs1だが、タッグはチームvsチーム。そして一つになっているタッグチームが勝つ。それがタッグマッチだ」
–蝶野正洋選手、中邑真輔選手と共闘する道を選択したのは、なぜですか?
バーナード 「これまで俺たちは、どこがベストな場所なのかを常に選択して生きて来た。今回は蝶野たちと闘う事が、ベストだと判断したというわけだ」
トムコ 「蝶野自身が世界をまわり、様々な経験があり、知識もある。そして“ストロングスタイル”のマスターだ。何よりも彼のレスリングスタイル(レスリング哲学)を、尊敬している」
バーナード 「俺たちも蝶野から学ぶべきものがある」
–「G1タッグ」で優勝したら、どうしますか?
バーナード 「まずはディズニーランドに行く(笑)。その後は誰とでも闘い、そして、叩き潰す」
トムコ 「俺たちは、もう誰にも止められないぜ」
バーナード 「今は共闘しているが、蝶野や中邑と闘う時が来るかもしれないな。タッグチームとしては誰とでも闘うのが、俺たちのポリシーだ。まぁ、俺たち2人がシングルで闘うのは難しいけどな(笑)」
——インタビューでもピッタリの呼吸を見せていたバーナード&トムコ。「G1タッグ」決勝トーナメント進出を真っ先に決め、その勢いはさらに加速するばかりだ。
他を寄せ付けない圧倒的なパワーと、クレバーな頭脳を併せ持つ“凶獣コンビ”。宣言通りに全ての敵をねじ伏せ、タッグの頂点に立つのは時間の問題だと言えよう。