来年、創立50周年を迎える新日本プロレスが、11月15日後楽園ホール大会の試合前に、会見にて“50周年施策”を発表した。
なお、50周年イヤーの施策期間は、「2022年1月1日~2023年1月4日」までの1年間、ファンの皆さまに喜んでいただける施策を多数展開予定。
リングには、発表者の大張高己社長をはじめ、棚橋弘至選手、真壁刀義選手、本間朋晃選手も登壇。今後の施策を発表した。
■発表1:「50周年ロゴのお披露目」「50周年特設サイト」も準備中!
まず、新日本プロレス“50周年ロゴ”のお披露目が行われた。50周年ロゴのデザインに関して、大張社長は「半世紀、苦しい時も楽しい時も荒波を乗り越えた“ライオンマーク”、そのベースの部分には青いセルリアンブルーのリングを置いてあります。これは50年に渡って、長きにわたって一緒に新日本プロレスのファンの皆様へのリスペクト、それから命がけでこの青いリングで闘ってくれた全レスラーへのリスペクトが込められた重厚感のある、歴史を感じさせるようなロゴを目標として作ったモノになっております」と解説。
■真壁刀義選手のコメント
「このロゴマークについては、50の「0」のところにライオンマークが入ってるってことで、新日本が50周年なんだなって、見てすぐわかるんで。ものすごくインパクトがあって、いいんじゃないですかね。うしろには歴代の先輩たちが、僕らも含めて戦ってるシーンがあるんですけど、やっぱり50年の歴史があっての新日本だと思うんで、最高じゃないですか」
――ちなみに真壁選手も(新日本が旗揚げした年の)1972年9月29日生まれ?
真壁「はい。すごくない? 同い年だぜ? ていうか、ちょっと待て。来年か? 俺、50じゃねえか(苦笑)。というか、50の人間が、50じゃねえかっていう口の利きかた、よくねえんじゃねえか?(笑)。ナア。でも、アレだぜ? 棚橋も、こけしも、すぐだからな(笑)。オマエら、油断すんなよ(笑)」
このロゴに関して大張社長は、「ファンの皆様にSNSなどにご自由にお使いいただけるよう規約を整備しまして、特にSNSえ使いやすいような形式、画質を準備中です。この50年を皆さんと一緒に祝って、盛り上げていければと思います」とコメント。
また「50周年特設サイト」も準備中。今後、コンテンツを続々と充実させる予定だが、現在ティザーサイトが公開中となっている。
■50周年特設サイトはコチラ(ティーザーサイト)
https://50th.njpw.co.jp/
■発表(2):「2022年ビッグマッチのスケジュール発表!」
続いて、2022年の大会スケジュールが発表された。
・2月11日(金・祝)宮城県・ゼビオアリーナ仙台
・2月13日(日)大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)
・2月19日(土)、20日(日)北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
・3月1日(火)、2日(水)東京・日本武道館大会
大張社長からは「3月1日(火)、2日(水)の日本武道館大会は、50回目の『旗揚げ記念日』になるかと思う」とコメント。
■本間朋晃選手のコメント
「社長のほうから先ほどビッグマッチ、発表されましたけど、すごい○×△*=+(よく聞き取れず、棚橋と真壁も困り顔)。ただ、これができるのは選手層の厚い、新日本プロレスだからできることなので。もっともっと、仕掛けていっていただきたいなと思います。この、元気の出ない世の中に、みなさんに勇気とか希望とか持ってもらえるのは、やっぱりプロレスだと思いますので。選手一同、一生懸命戦おうと思いますんで、応援よろしくお願いします!」
●1月シリーズ名が「新春黄金シリーズ」に決定!
1月の「WRESTLE KINGDOM」東京ドーム、横浜アリーナ大会の終了後、2022年の1月シリーズ名が「新春黄金シリーズ」に決定。かつて新日本プロレスの正月シリーズとして使われていた伝説のシリーズ名が復活する。
大張社長は「2022年、この1年間というのは、長い歴史の中でゆかりのある選手の方々、OBも含めて、それから関係者の方々にもご登場、できればご参戦頂けるように進めて参りますのでご期待を頂ければと思います」ともコメント。
■発表(3):展示イベント『新日本プロレス50周年記念エキシビション』が開催決定!
続いて、新日本プロレスの50周年記念展示イベントの開催が決定。その名も『“新日本プロレス50周年記念エキシビション”シンニチイズム~NJPW ism~』!
「全世代のプロレスファンの方々に楽しんでもらえる展示会」をコンセプトにレアな写真やパネル、マスクなどのお宝の品がドンドンオフィスに集まってきている」とコメント。50年の歴史を振り返り、今の新日本プロレスを体感いただける内容を予定。
・イベント名:『“新日本プロレス50周年記念エキシビション”シンニチイズム~NJPW ism~』
・開催期間:2022年2月11日~2月27日までの17日間、
・場所:東京ドームシティ「Galley Aamo」
※チケットの発売情報などは、決定次第お知らせいたします。
ここで大張社長が、リング上の机の上にあった暗幕をオープン。そこには緑の巨大なシューズが! なんとこれは “大巨人”「アンドレ・ザ・ジャイアントのレスリングシューズ」であることが明かされた。さらに、アンドレ選手の手形色紙も公開された。
大張社長は「昔から、新日本を観てきた方にとっては、ついにお目にかかれるのか! というモノもあれば、つい最近ファンになった方には新しい発見があると思います。各世代、お子さんからお年寄りまで、男性も女性も問わず、プロレスファン歴の浅いか長いかも問わずみなさんがお越しになって、これまでの新日本、これからの新日本を感じ取れるそんなイベントにしたい」として、「まだ展示されるかわからないが、今回はサンプルとして」アンドレ選手のシューズが公開された。
■棚橋弘至選手のコメント
「高校くらいからプロレスを本格的に見始めたんですけど、それ以前はおばあちゃんと観てたおぼろげな記憶しかないので。またこうやって、グッズにまつわるエピソードとか、それを使っていた選手の歴史なんかも勉強になるというか、思い出せるので。そういういまのこの状況で、プロレス貯金じゃないですけど、プロレスに対する知識量を高めておいてもらって、さらに本格的に新日本プロレスが動き始めたときにね、プラスになればいいなと思います」
――棚橋選手もいろいろな記録を打ちたて、歴史の中でも重要な部分を担っていらっしゃいますが、もし自分のグッズを展示するとしたら?
棚橋「そうですね。デビューからけっこう歴代のタイツとかガウンとかがありますので、バーッと並べていただいてもいいかなと思いますね。まあ、だいぶスペースを取ってしまいますけど(笑)」
――デビューから取ってあるんですか?
棚橋「まあ、ショートタイツですけどね。2006~7年くらいから、けっこうずっとロングガウンがあるので、そういうのも飾っていただけたらなと思いますけど。(社長の「検討します」という返答に対して)もしOKなら、実家から送ってもらいます(笑)。実家にありますんで」
さらに、大張社長も「最近、新日本プロレスを好きになっていただいた方から、 長年のファンの方まで、皆さまに喜んでいただける企画をそろえてお待ちしております。昔はプロレスが好きだった、というお話を聞くこともありますが、いろいろな世代の方に見て頂ければと思います」とコメントした
■発表(4):50周年記念コラボが続々登場! 第1弾は、ゲーミングチェアとゴルフ関連商品!!
新日本プロレスでは、50周年イヤーに「50の企業様とのコラボ」をめざし、準備中。その第1弾としてゲーミングチェアとゴルフ関連商品の発売が決定した。
●ゲーミングチェア(コンティークス様とのコラボ)
“50周年”コラボ商品第1弾はコンティークス様とのコラボで「LOS INGOBERNABLES de JAPON」バージョンのゲーミングチェアの発売が決定。
※今後も追加バージョンの展開をしていく予定。1月頃の発売を予定。
●ゴルフ関連商品(マインド様とのコラボ)
ゴルフ関連商品としましては『マインド』様とのコラボを展開。キャディーバッグやヘッドカバーなどの発売が決定。
※来年2月~3月頃の発売で進行中。
■50周年へ向けて、棚橋選手、真壁選手、本間選手、大張社長からのメッセージ
本間「はい、来年50周年というですね、記念の節目にいれるというのは本当にもっとも幸せなことです、はい。ただ僕自身、まだ伸び盛りなのでまだまだなんで、もっともっと上を目指して頑張りたいと思いますんで、応援宜しくお願いします」
真壁「そうですね、僕らがガキの頃ですよね。もうここに来ている皆さんよりも、もっともっと若い小学生4・5年ぐらいですか。それぐらいの時に初めて新日本プロレスを見て、熱中したんですよね。その後に離れる時もあったんですけど、また学生の時に引き戻されまして、『ああ、オレはもうこの世界で入りてーな』って。そっから自分でトレーニング積んで、入門したんだよね。棚橋もそうですし、こけしも努力あって今ここにいるわけですから。まあだから、結果的になんて言うんでしょうね。自分がこの世界に入って夢を描いたのと同時に今度はこれを見ている皆さんに夢を与えたいなと、それが今になってます。だから努力することに関して無理ねえ、無駄がねーよってオレは思いますんで。まあとりあえず、これからの新日本さらに、さらに凄い試合になりますんで、面白くなりますのでご期待下さい。以上です」
棚橋「はい、改めまして新日本プロレス、100年に1人の逸材、棚橋弘至です。……ということは、新日本プロレスは50年、棚橋100年ということで、ちょっと計算が合わないんですけども、ようやく僕の半分に追いついてきたかと、まあ、冗談はさておきですね。新日本プロレス、皆さんのおかげでグーッときたところで、コロナだったんですね。本当に悔しい思いをしてますし、思い切って声を出して応援できないファンの皆様にはもどかしいと言うか、思いをさせているじゃないかと思ってるんですけど、もう1度、何度でも新日本プロレス大復活しますんで、皆さんお力をお貸し下さい。今日はありがとうございました」
大張社長「2022年、苦しかったコロナ禍から世界中の人が立ち上がるその年に50周年を迎えるのは運命的。世界中のファンの皆さまが楽しめるドリームマッチ、ドリームカードも実現していくので、これからの新日本プロレスに注目ください」
■50周年特設サイトはコチラ(ティーザーサイト)
https://50th.njpw.co.jp/