中西学&大森隆男を第49代IWGPタッグ王者に正式認定!
「WRESTLE LAND 5th」に関する記者会見終了後、サングラスを装着したサイモン・ケリー猪木社長が会見場に登場。サイモン社長は、蝶野正洋選手&天山広吉選手(第48代タッグ王者)が9月20日付でタッグベルトを剥奪された事により、IWGP暫定タッグ王者の中西学選手&大森隆男選手を第49代IWGPタッグ王者に正式認定したと発表した。
※以下、サイモン社長、中西選手のコメント
サイモン「予定していた(10/9)両国大会でのIWGPタッグ戦ですが、中邑(真輔)、蝶野のチームを挑戦させる事も考えましたが、(蝶野&中邑は)それなりの実績を作ってから挑戦してもらいます。ですので、今回は、タッグ選手権試合はありません。あと、30日にロサンゼルスへ帰国するので、何か(蝶野の襲撃が)あった時の為に、(LA道場で)肉体改造のトレーニングでもしようと思っています」
中西「暫定から正式なタッグチャンピオンになったと言われても、あまりピンとこない。闘っている者がチャンピオンやし、暫定もなにも関係ない。このベルトが我々の腰に巻かれましたが、このベルトを光らせるのは、闘いがあってこそですから。これから闘いという磨き粉でどんどん磨きたいと思います。これ以上に光らないくらいに磨いて、このベルトが光りすぎて、我々が霞むくらいに」
■中邑選手について
中西「中邑は、5ヶ月くらいアメリカに行って、体重が110キロになったって言っていますけど、レスラーの身体は殴られ、蹴られて、普通のスポーツ選手よりも緻密に作られていく。彼が遊んでいなかったら。俺の言う意味の遊びがなかったら。もっと分かり易い話やったら、コシティとかで自分の身体を殴りながらでも、人の倍、100本受け身をガンガンやっていたとか。自分の出来る限りの事をしていれば、ある程度はハリボテじゃなく、本当に身になった身体だと思うから。我々の技、気持ちに対して、どれだけ身体が反応するか。あと、リングに立った時、筋肉、腹、毛穴まで、全部に俺に向かって来れる集中力が出せるかっちゅう事ですよね。それが出せれば、5ヶ月間、やってきた事は無駄じゃない」
■蝶野選手について
中西「それと蝶野の事に関しては、元々は(タッグ)チャンピオンですから。ケガとか色々ありましたけど、20年以上やっているんですから。そういったものを俺にぶつけてくるとおもいます。まぁ、(蝶野&中邑は)急造タッグではありますが、あのタッグチームに分からせてやります。ただ、急造タッグですけど、彼らはプロですから。『これだけのものをお前にぶつける』というのをやってくると思いますので、それを楽しみにしています」
いよいよ正式なタッグ王者となった“ワイルドチャイルド”中西選手&大森選手。今後の展開としては、電撃合体を果たした蝶野選手&中邑選手との防衛戦も予測されるだけに、“ワイルドチャイルド”の活躍に、ますます期待が集まるだろう。そして“肉体改造”に着手するサイモン社長は、蝶野選手の襲撃を防ぐ事が出来るのか? こちらの“遺恨”も目が離せなくなってきた。