蝶野、ミラノ電撃合体! 「G1」両国大会でタッグ結成へ!
「WRESTLE LAND 3rd」(以下「WL」)に参戦し、各方面から高い評価を得たミラノコレクションA.T.選手が、“黒いカリスマ”蝶野正洋選手と電撃合体!
7月26日午前、ARISTRIST下北沢店を訪問したミラノ選手は、蝶野選手とガッチリ握手。強力な後ろ盾を得て、新日本プロレス本隊への参戦を高らかに宣言した。
知人の紹介でミラノ選手と知り合ったという蝶野選手は、フリーとしてアメリカと日本を股にかけて活躍するミラノ選手を絶賛。修行時代に海外で苦労した経験を持つ蝶野選手だけに、ミラノ選手のハングリー精神に強く共感したという。
蝶野選手はミラノ選手に「ぜひ『WL』に限らず、本隊のシリーズにも上がってもらいたい」と打診。以前から新日本マット参戦を狙っていたミラノ選手にとっても、これは絶好のチャンス。断る理由はどこにもなかった。
気になる参戦のタイミングについては明言を避けた蝶野選手だが、「俺個人に関しては8月12日、13日の両国国技館大会での復帰に向けて調整している。パートナーとして彼(ミラノ)が入ってもいい」とコメント。
これに対しミラノ選手も「今日、アメリカに帰りますが、両国大会を頭に入れて、また戻って来ます」と発言。
さすがは“策士”蝶野選手。新日本プロレスの中で最も注目される大会で復帰を果たし、同時にミラノ選手を一気に売り出す目論みだ。
「G1 CLIMAX 2006」の両国大会、しかも蝶野選手復帰戦のパートナー。正式決定したたわけではないが、これは最高の形。ミラノ選手も「非常に光栄。今までにない美味しいシチュエーションです。最高峰の舞台で自分をアピールできるのは楽しみ。このチャンスを最大限活かしたい」と決意表明した。そして、新日本マット継続参戦についても「もちろん、そのつもりです」と意欲をみせた。
一方の蝶野選手も「若い力(ミラノ)を支援して行くという考えもあるが、逆にその若いエキスを吸って自分がパワーアップしようという企みもある」と、ミラノ選手からきっちりと“お返し”をいただく考え。
また、モデルの経験があるミラノ選手が、「ARISTRIST」とのコラボレーションを提案すれば、蝶野選手も「最近、アメリカに行っていないから、彼(ミラノ)に売り込んでもらう(笑)」とジョーク。
ミラノ選手の参戦について“トライアウト”(査定試合)の実施を主張したというサイモン・ケリー猪木社長の方針に対し、蝶野選手が怒りをブチまける一幕もあったが、リング外でも協力関係を築こうとする蝶野、ミラノ両選手の合体は、意外なほどしっくりとハマる。
まったく接点のない2人だったが、この会見を見る限り心配は無用。ミラノ選手の参戦が、新日本マットに巨大な嵐を巻き起こす可能性さえも感じられた。