11月6日(土)『POWER STRUGGLE』大阪府立体育会館の全カードが決定。3つのタイトルマッチ、2つの争奪戦を含む“全9試合”の豪華ラインナップが出そろった。
■『POWER STRUGGLE』
11月6日(土) 15:30開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
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■IWGP世界ヘビーの威信を懸け、鷹木が『G1』で敗北を喫したザックを相手に防衛戦!
今シリーズの大トリ(第9試合)を飾るのは、IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟が、IWGPタッグ王者のザック・セイバーJr. を迎え撃つ三度目の防衛戦。
ザックは『G1 CLIMAX』開幕戦(9.18大阪)で内藤哲也を葬ったのを皮切りに、鷹木(9.23大田)、飯伏幸太(9.26神戸)と、優勝候補と見られていた強豪たちを3タテ。シングルプレイヤーとしての底力を示し、最後まで首位争いに残るも、最終公式戦(10.18横浜)でタンガ・ロアに敗れてあと一歩のところで脱落することに。
しかし、試合後にザックは「一つ忘れてはいけないのは、オレはIWGP世界ヘビー級王者から勝ってる! つまりベルトの挑戦は保証されてるってことだ。あの宝を獲れば、最終的には万々歳だ。この結果はキツいけど、次のチャンスがある」と、鷹木への挑戦を見据えたコメントを残した。
両者は2009年にドイツの団体wXwのトーナメントで初対戦し、そのときは鷹木が相手のお株を奪う関節技で勝利。今回はその12年越しのリベンジを『G1』で果たしたザックが、世界ヘビー挑戦へとこぎつけた格好だ。
ザックが新日本最高峰のベルトのベルトに挑むのは、2018年4.1両国(IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦)以来、約3年7カ月ぶり。世界ヘビー初挑戦のチャンスを得た英国の若き匠は、タッグと合わせてIWGP二冠を成し遂げるべく、その鼻息は荒い。
一方、王者として『G1』制覇は果たせなかった鷹木は、ここで意地を見せたいところ。来年1月の東京ドームに王者として突き進むためにも、ベルトを守り抜くと共にザックに『G1』の落とし前をつけたい。
また、鷹木は『G1』優勝者のオカダ・カズチカが一夜明け会見で、東京ドーム・挑戦権利証の代わりに、封印されたはずの4代目IWGPヘビーのベルトをその証にしたいと要求したことに対し、現王者としてSNS上で真っ向から反論。突如噴出した、両者による最高峰のベルトを巡るイデオロギー闘争も注目の的に。
ここまでIWGP世界ヘビーの価値を積み上げてきた鷹木が、ベルトの威信を結果と内容で見せつけるか? それともザックが匠の技で世界ヘビー初戴冠を成し遂げるか? この秋、最注目の大一番を制するのはどちらだ?
■セミは、『G1』覇者・オカダが挑戦権利証、そして『G1』の雪辱を懸けてタマを迎撃!
セミファイナル(第8試合)では東京ドーム・IWGP世界ヘビー挑戦権利証保持者のオカダ・カズチカが、タマ・トンガを相手に争奪戦。
オカダは10.21武道館で飯伏幸太との『G1 CLIMAX』優勝決定戦を制し、7年ぶり3度目の優勝を達成。そのオカダが唯一、公式戦で黒星を喫した相手がタマだ。両者は10.14山形で対戦し、一進一退の攻防の末、最後はタマがDSDで価千金の勝利をゲット。試合後、タマは「今夜、タマ・トンガの新たなチャプターが幕を開けた。ここから俺が、ニュージャパンの歴史を書き換えてやるよ!」と堂々宣言した。
そしてタマは、優勝決定戦直後のオカダの前に拍手をしながら現れると、「あと一歩で全勝優勝だったよな? だけど、このタマ・トンガが全勝優勝を阻止した。今年の『G1』でオマエに勝ってるのは、唯一オレだけだ。オレがこの団体の救世主になってやる。早速、タマ・トンガ仕様の(東京ドーム・挑戦権利証専用の)ブリーフケースのデザインにかかってくれ。雨期は終わったんだよ。もう一度オマエに勝って、タマ・トンガのブリーフケースに変えてやる!」と、挑戦権利証争奪戦の相手として名乗りを上げた。
これに対してオカダは「いや、オレじゃなきゃダメでしょ。タマ・トンガが東京ドームで『オレがG1チャンピオンを倒した男です』って言っても盛り上がんないでしょ。いつでもかかってきなさいという感じですね」と、『G1』覇者として貫禄を漂わせながら、迎撃の構えを見せた。
なお、オカダは優勝決定戦の結末がレフェリーストップ(飯伏の自爆による右肩負傷)での不完全決着であったことから、会社に対して「“IWGP(4代目)ヘビー”を、飯伏幸太を待つ証として、俺に預けてください」と要求。
一夜明け会見では、改めて争奪戦の“権利証”代わりとして、4代目IWGPヘビー級ベルトの譲渡を菅林会長に直談判した(※10月23日時点では会社側の結論は出ていない状態)。
IWGP世界ヘビー級王者との東京ドーム決戦、さらにはその先の飯伏との再戦を見据え、オカダは一夜明け会見で「ボクはボクで“『G1』チャンピオン”として、“IWGP世界ヘビー級チャンピオン”とは違う新日本プロレスの盛り上げかたをしていきたい」と決意を表明した。その皮切りとなるタマとの争奪戦で、オカダはどのような戦いを繰り広げるのか?
■第7試合、棚橋がUSヘビー級王座を“盗難”したKENTAを相手に防衛戦!
第7試合ではIWGP USヘビー級王者の棚橋弘至 が、KENTAを相手に二度目の防衛戦。
両者は10.21武道館での8人タッグで対戦し、試合はチェーズ・オーエンズが本間朋晃をパッケージドライバーで撃沈。その直後、オーエンズは『G1』公式戦(10.4後楽園)で勝利を収めた棚橋に対し、IWGP USヘビー挑戦を詰め寄った。
すると、KENTAが背後から棚橋をUSヘビーのベルトで殴打。そして棚橋がダウンする中、オーエンズとKENTAはベルトを引っ張り合って一悶着が起こるも、最終的にオーエンズが折れ、KENTAがUSヘビーをそのまま“盗難”。
バックステージでオーエンズは、KENTAに譲った理由について「先にオマエが挑戦していいよ。俺は一度アメリカに帰国する。もう4カ月家族に会えてないからな。でも、俺が次戻って来たときにはタナハシかKENTA、ベルトを持ってるほうに挑戦する」とコメント。
そしてKENTAは「もう何回も言ってきたけど、タナハシよりこのIWGP USヘビー級のベルトにふさわしいのは俺だから。そもそもタナハシはこのベルトを獲ってから何かしたか? 『俺がチャンピオンだよ』」ってファンに見せびからしてるだけじゃん。アイツにとってこのベルトはエゴを満たすためのアクセサリーだろ。マジで何もしてない、最悪だよ。時は来た、俺がIWGP USヘビー級王者になる時が」と、王者を断罪しながらアピール。
KENTAは昨年の『NEW JAPAN CUP in THE USA』を制し、IWGP USヘビー級王座への挑戦権利証を奪取。その後、争奪戦を勝ち抜き、11.8大阪では棚橋を撃破し権利証を死守。そして、今年2月にアメリカの『NJPW STRONG』で当時USヘビー級王者だったジョン・モクスリーに挑むも、無念の敗北を喫しベルトに到達できなかった。
一歩の棚橋は、モクスリーを下して新王者となったランス・アーチャーに、今年8月のロス大会で挑戦。見事、ワンチャンスをものにしてUSヘビー初戴冠を成し遂げた。その棚橋に対し、憎悪を燃やしているKENTAが念願のUSヘビー初戴冠を果たすか? それとも王者・棚橋がKENTAから盗まれたUSヘビーを取り戻すか?
■第6試合、 IWGPジュニアヘビー級王者・ロビーが前王者・デスペラードとリマッチ!
第6試合ではIWGPジュニアヘビー級王者のロビー・イーグルスが、前王者のデスペラードとリマッチ。
ロビーは7.25東京ドームでデスペラードにチャレンジ。ロン・ミラー・スペシャルでタップアウトを奪い、下馬評を覆す王座初戴冠を成し遂げた。続いてロビーは9.5メットライフドームでは高橋ヒロムも足関節で屈服させベルトを初防衛に成功。
すると、リングにデスペラードが現れ、「『G1』が発表されて、俺たち(ジュニア)の存在が忘れられるようなことがあっちゃいけねえんだ」と語りかけてから、「リマッチさせてくれ。でも、俺だけがお願いするのは悪い。そこでひとつ提案だ。もし挑戦を受けるのなら、俺はこのIWGPジュニアタッグ(金丸義信と保持)のベルトを賭ける。だからパートナーを決めてくれ」と、交換条件を突きつけて要求。
これに対し、ロビーは『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』でタッグを組んだタイガーマスクをパートナーにすることを告げると共に、「オマエの挑戦、受けてやるよ。でも、ヒロムと同じことをオマエにも言う……、(日本語で)ワタシハ、アナタヲ、タオシマス!」と宣戦布告した。
そして、IWGPジュニアヘビー級王座戦に先駆けて、IWGPジュニアタッグ王座戦が10.26後楽園で行なわれることが決定。『BEST OF THE SUPER Jr.』を見据えた秋のジュニア戦線は、ロビーとデスペラードを軸に熱く燃え盛ることだろう。
■第5試合、「KOPW 2021」争奪戦は矢野vsオーカーン! キーワードは“靴舐め”か……?
第5試合は「KOPW 2021」保持者の矢野通が、グレート-O-カーンを相手に争奪戦に臨む。
両者は今年、二度にわたり対決。初戦の『NEW JAPAN CUP』二回戦では、オーカーンは矢野に自慢の辮髪を鉄柵にくくりつけられ、脱出するため自ら切り落とす羽目になった上に、屈辱のフォール負け。続く『G1 CLIMAX』公式戦(9.23大田)は、オーカーンが序盤から怒りのファイトを展開し、最後はエリミネーターで矢野を沈めた。
その試合後、オーカーンは靴が舐めさせようとするも、矢野はローブローを見舞って回避。すると、オーカーンはバックステージで「貴様が持ってる物はなんだ? いっぱいあったな、称号が。その中でも、より輝く称号があるよな、それを献上してもらうぞ」と通告した。
遺恨が生まれた両者は、10.21日本武道館ではタッグマッチ(矢野&永田裕志vsジェフ・コブ&オーカーン)で対峙。終盤、オーカーンは再びシューズを舐めさせようとするが、矢野は再びローブローを食らわせ、間髪入れずにNU2で丸め込んで勝利。
試合後のオーカーンは「そんなに余の靴を舐めたくないか。じゃったら、いい提案がある。完全決着! 貴様を蹂躙して、3カウント、ギブアップを取ったあとに靴を舐めさせてやる。楽しみだなぁ~」とニヤリ。
KOPWといえば出場選手が特別ルールを持ち寄り、どちらで実施するか、ファン投票で決定するのが通例。一連の流れから、オーカーンのルールが靴を絡めたものになるのは想像に難くない。矢野は虎の子のKOPWを守るべく、どのようなルールを提案するのか?
■第4試合、勢いに乗る“HOUSE OF TORTURE”がNEVER無差別級6人タッグに初挑戦!
第4試合は“HOUSE OF TORTURE”のEVIL&高橋裕二郎&SHO組は、NEVER6人タッグ王者組は後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組に初挑戦を果たす。
9.4メットライフドームで産声を上げたHOUSE OF TORTURE。その後、ユニットとして実質的な初陣となった10.21武道館では、NEVER6人タッグ王者とノンタイトル戦で激突。ディック東郷も介入するダーティーファイトの末、最後はEVILがYOSHI-HASHIをEVILで葬ると、試合後も王者組を蹂躙。
そしてNEVER6人タッグのベルトを掲げて次期挑戦をアピールし、バックステージでEVILは「オマエらがそのベルトを防衛するのは永遠だって? 寝言は寝て言えよ。そのベルトを持って権力を持とうがよ、このオレには通用しねえんだ。なんでかわかるか? このオレが法律だからだ。そのベルトをさっさとオレらに寄越さんかい、オラ!」と不敵に言い放った。
HOUSE OF TORTUREとしてはベルトを強奪しユニットの勢いを示すべく、なりふり構わぬファイトを仕掛けるのは必至だ。一方の王者組は現在、歴代最多となる連続防衛記録V9を達成し二桁防衛目前。10.21武道館で怒りの導火線に火がついた王者組は、どうHOUSE OF TORTUREに落とし前をつけるか?
■第3試合、永田&田口&ワトがL・I・Jトリオと激突!
第3試合は永田裕志&田口隆祐&マスター・ワト組とSANADA&高橋ヒロム&BUSHI組による6人タッグ。
次期シリーズの『BEST OF THE SUPER Jr.』を見据え、本隊、そしてL.I.Jのジュニア戦士たちがスピーディーな攻防を繰り広げることだろう。
■第2試合、G.B.Hタッグがタイガーとトリオを結成し、BULLET CLUBと対峙!
第2試合は真壁刀義&本間朋晃のGBHタッグがタイガーマスクとトリオを結成し、タンガ・ロア&外道&邪道組と対峙。真壁&本間組が2年ぶりの『WORLD TAG LEAGUE 2021』出場に向け、存在感を示すか? 『G1』で覚醒したロアのファイトにも期待が集まる。
■オープニングマッチ、ヤングライオンタッグが金丸&DOUKIにチャレンジ!
オープニングマッチでは大岩陸平&藤田晃生のヤングライオンタッグが、金丸義信&DOUKI組にチャレンジ。『G1』では上位陣に揉まれ、得がたい経験を重ねた大岩&藤田。海千山千の鈴木軍ジュニアコンビを相手に爪痕を残すことはできるのか?
■『Road to POWER STRUGGLE』
10月24日(日) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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10月25日(月) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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10月26日(火) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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10月27日(水)
茨城・リリーアリーナMITO(水戸市民体育館)
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10月29日(金) 17:30開場 19:00試合開始
青森・青森県武道館
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10月30日(土) 15:30開場 17:00試合開始
岩手・岩手産業文化センター アピオ
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10月31日(日) 14:00開場 15:00試合開始
福島・ビッグパレットふくしま
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11月1日(月) 17:30開場 18:30試合開始
埼玉・熊谷市立市民体育館
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11月4日(木) 18:00開場 19:00試合開始
石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)
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■『POWER STRUGGLE』
11月6日(土) 15:30開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
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※各種発売日程・開催日時等は変更となる場合もございます。