金本選手が大阪芸大の60周年記念イベントに参加
11月20日、大阪芸術大学のキャンパスにて、大阪芸術大学グループ60周年記念カーニバル『THE BIG 60th CARNIVAL』が行われ、金本浩二選手が学生達の前に姿を現わした。
多くの著名人を輩出している大阪芸大は、金本選手の母校でもある。この日は創立60周年の祝典ということで漫画家で「獣神ライガー」や「キューティーハニー」の原作者の永井豪さん、タレントの笑福亭笑瓶さんを始め、各界より芸大OB達が里帰りを果たした。
金本選手は、まず屋外の特設リングに登場した。
特設リングでは午後3時より学生プロレスが催されていたが、メイン試合終了後に乱闘騒ぎが勃発。金本選手が急遽仲裁に入ったのだった。最後までリングを占拠していた学生レスラーは金本選手のボディスラムであえなく撃沈。見事にその場を収めてみせた。生のプロレスラーの迫力に周囲の学生からは自然と歓声があがった。
その後、金本選手はメインステージへ移動。笑福亭笑瓶さんが司会を務める“OBトーク”に他のOB達と共に出演し、プロレスラー目指して学食に通い体重を20kg近く増やした話など貴重な学生時代の思い出を披露し、詰め掛けた在校生や卒業生達を楽しませていた。
この日リング横の特設ステージでは、ミュージシャンのふとがね金太さんやバンド“ハウンド・ドッグ”のベーシストの鮫島秀樹さんが熱のこもった演奏を展開していたが、この2人ももちろん芸大OB。控え室では金本選手と会話を交わす一幕があった。
このふとがね金太さんは獣神サンダー・ライガー選手が自ら出演する映画『獣神サンダー・ライガー〜怒りの雷鳴〜』の音楽を担当されていたとのこと。
昔の話題に事欠かないOB達は、思いがけない繋がりにお互い驚きを隠せない様子だった。さらに「ヒートがマスクを脱いだのが残念だ」などと漫画家の島本和彦さんが合流。島本さんは『炎の転校生』の原作者で、ヒート選手のマスクのデザインも担当している。すると鮫島さんも金本選手に「今度曲をもっていく」などと会話は一段と盛り上がっていったのだった。
「60周年に自分が呼ばれたのは、凄い嬉しいっすね。芸大にいた頃には、絶対凄い存在になってみせると思ってたんで。呼ばれたことは光栄に思いますよね!」
金本選手は、実は絵を書くのが好きだという。しかし、大学4年の時にかねてよりの夢だったプロレスラーという道を選択した。「今回15年以上ぶり、新日本プロレスのレスラーとして来れたことを誇りに思いますね」イベント終了後、金本選手は感慨深く語った。
学生時代に思いを馳せたもつかの間、金本選手は次シリーズをもすでに見据えている。
「今回はタイガーとやったり稔とやったりシングルマッチが多いっすね。新日本ジュニアの中で誰が一番強いかを見せるのには、最高のシリーズだと思っています。シングル戦全部勝って、タッグも全部勝って、全勝でシリーズやっていきたいと思っています。(タイガーマスク選手と闘うことについては)スーパーJr.の決勝で負けたというのもあるし、前シリーズではあたりはしなかったけど、タイガーは2連覇やりましたよね。それプラス、イタリアでのタイガー人気、新日本ジュニアを引っ張ってる自分としては嫉妬心が凄いでました。だから愛知県体育館でタイガーマスクを倒して、金本浩二がタイガーマスクより上というのを見せつけたいと思います」
「今シリーズは金本浩二の闘いを見るには打ってつけのシリーズだと思うので、みなさん会場に足を運んで声を出して応援して俺達選手、そして俺を盛り上げてください!」
最後にこのように締めくくった金本選手は11/7にデビュー15周年という節目を迎えた。自身にとって16年目初のシリーズとなる『BATTLE FINAL 2005』での彼の活躍に期待したい。