最強のクワガタを決めるため、ミヤマ仮面参上!
8月30日、新宿区某所で「クワ☆レス グランプリ2005」が開催された。クワ☆レスとはクワガタプロレスの略称で、今大会は全国から集まったクワガタの猛者たちが、切り株型の特製リングで激しいバトルを行ない、日本一強いクワガタを決定するというもの。スポーツジャーナリストの二宮清純氏が大会実行委員長を務めている。
そして、同大会のレフェリーとして厳正なジャッジを行なったのが、垣原賢人選手のもう一つの姿であるミヤマ仮面。垣原選手はミヤマ仮面としてクワガタ・カブトムシ専門雑誌「KUWATA」に連載を持つほどクワガタに精通している。
18:30より開始されたワンナイトトーナメントは順調に1回戦を終了。しかし、ここで意外な人物が登場した。シード枠のⅩとして特別参戦を果たしたのは、なんと中西学選手。
子供の頃からクワガタを飼っていたという中西選手は、手塩に掛けて育てた“ミヤマなのにヘラクレス”という名のミヤマクワガタでバトルに挑んだ。
しかし、対戦相手の“ジャイアントパパ”(ノコギリクワガタ)の前に惜しくも敗退。中西選手は「相手が強過ぎた! もっと鍛えて来年またチャレンジする!」との言葉を残して会場を後にした。
トーナメントは二宮氏が送り込んだ“タイガー・ジェット・シーク”(ノコギリクワガタ)を破った“ガッツ石垣”(オオクワガタ)が見事に優勝し、クワガタ最強の称号を手にした。
ミヤマ仮面こと垣原選手は大会を振り返り「このクワガタ相撲(クワレス)は昔からある伝統文化なんです。この大会には日本の古い文化を復活させるという狙いもあるんです。今回、記念すべき第1回が成功したということで、来年から2回、3回と続けていきたいですね」と力強く語った。
会場に集まったたくさんのちびっ子たちも、来年のクワ☆レスを楽しみにしているに違いない。