タイガーマスクVSカラスコ・マスカラ 因縁のリマッチ!
8月29日 16:30より宮城県仙台市のフルキャストスタジアム宮城で「レッスルフルスタVol.2 新日本プロレス」と銘打たれたイベントが開催された。
これは宮城県スポーツセンターのラスト興行を飾る新日本プロレスと、プロ野球界に新風を巻き起こす東北楽天イーグルスが強力タッグを結成したイベント。同日に行なわれる楽天イーグルスVS北海道日本ハムファイターズ戦の試合前、球場前広場に設置された特設リングで特別試合が行なわれた。
まずはエキシビションマッチとして裕次郎選手と安沢明也選手が対戦。両選手が気迫溢れるド迫力ファイトを展開すると、普段プロレスに接することのない野球ファンが何度も驚きの声をあげる。気がつけば特設リングのまわりには黒山の人だかりが…。
そんな中、いよいよタイガーマスク選手が登場。因縁の相手カラスコ・マスカラ(正体は楽天イーグルスのマスコットキャラクターMr.カラスコ)と2度目の対決を行なった——。
カラスコはローリングソバット2連発で敗れた前回の対戦(7月25日)の雪辱を期してリングイン。いきなりタイガーに奇襲攻撃を仕掛けていく。しかし、タイガーは強烈なパイルドライバーでカラスコをあっという間にグロッキー状態に追い込み、さらに逆エビ固めを極めてギブアップを迫る。
楽天ファンのコールも空しく、まったく身動きの取れないカラスコ。しかし、ここで突然、CTUの獣神サンダー・ライガーが乱入。カラスコはライガーのアシストを受けてタイガーにダイビングボディプレスを敢行。そのまま勝利するかと思われたが、復活したタイガーのローリングソバット1発で呆気なくKO。リベンジは失敗に終わってしまった。
試合後、ライガーが「こうなったらカラスコは新日本の道場で特訓するから、もう1回対戦を頼む!」と、カラスコの気持ちを代弁してタイガーにアピール。結局、因縁はますます深まる結果となった——。
同イベントではそのほか、特設ブースに新旧のIWGPベルトを展示。由緒あるベルトがズラリと並んだ光景は壮観で、集まったファンが記念の写真を次々と撮影していた。
また、イベント終了後に開催されたタイガー選手のサイン会も大盛況で、用意していた50枚のサイン色紙がまたたく間に終了してしまう一幕も。
新日本プロレスと東北楽天イーグルスのコラボレーションイベントは、こうして今回も大成功のうちに終了となった。
- 2005.8.29
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