現地時間・9月8日、AEWのTV番組『AEW DYNAMITE』に、“鈴木軍”のボス、鈴木みのるが初参戦。ジョン・モクスリーと2度目のシングルマッチを行った。
鈴木は、9月5日、AEWのPPVイベント『ALL OUT』で行われたジョン・モクスリーと小島聡の試合後に、サプライズでAEWに登場し、モクスリーに対戦表明。バチバチの殴り合いから、最後は鈴木がゴッチ式パイルドライバーを決めて、鮮烈な宣戦布告を行った。
この両者は、2020年2.9大阪城ホールでIWGP USヘビー級王座を賭けて初対決。白熱のケンカファイトの末に、モクスリーがデスライダーで勝利している。
正式には、この日がAEWに初参戦となった鈴木は、もちろん中村あゆみさんの『風になれ』で堂々の入場。
一方のモクスリーは、“地元”オハイオ州シンシナティでの大会ということもあってか、いつも以上に観客とコミュニケーションをとりながら、気迫満点の表情で入場。
試合開始、まずはヘッドバッドや、パンチ、エルボーの激しい応酬でスタート。鈴木が正面から蹴れば、モクスリーもフロントハイキック。鈴木がスピーディーな張り手の猛攻で攻め込めば、モクスリーは重いエルボーを次々と炸裂させて、鈴木をふらつかせる。
だが、ロープにもたれていた鈴木に、モクスリーが近寄ると鈴木は得意のタランチュラ式腕十字でモクスリーを締め上げる。さらに、場外では鉄柱を使っての右腕を痛めつけていく。
リングに戻ったモクスリーを今度は、ダブルリストロックに捉えた鈴木。さらに、モクスリーの頭をペシンと叩いて挑発。すると、モクスリーも逆水平チョップで逆襲。
ここで、鈴木がコーナーに持たれたモクスリーに向かって、対角線上に突進すると、モクスリーはカウンターのラリアット一閃!
続いて、場内の「モクスリー」コールを背に、ブレーンバスター。逆水平チョップ。しかし、鈴木もフロントハイキックで応戦し、リング中央に座ったモクスリーにPKを狙うが、これはモクスリーがカット。
なんと、モクスリーは鈴木に噛み付き攻撃を見せるが、鈴木もモクスリーに噛み付いて逆襲。今度は、モクスリーと鈴木がヘッドバッドのラリーを敢行。最後は、両者相打ちとなって、その場に崩れ落ちる両雄。
負けず嫌いの二人は、再び激しいエルボーの応酬。鈴木の強烈すぎるエルボーが次々と決まって、モクスリーはフラフラに。そして、ロープでバウンドしてきた所を背後から、チョークスリーパーで捕獲する鈴木。必殺のゴッチ式パイルドライバーを狙うが、これはモクスリーが阻止。
さらに、モクスリーはモーション小さめなデスライダーを爆発! 続いて、ラリアットを炸裂させるが、これはカウント1で返す鈴木。その顔面は、先ほどの噛み付きで流血も見られる。
モクスリーのラリアット2連発を踏ん張って耐えた鈴木。「うおおおお!」と場内に吠えたあと、走り込んできたモクスリーにここ一番でしか出さないドロップキック発射!
さらに、顔面の血がついた手を舐めながら、再びチョークスリーパーの態勢に入った鈴木。だが、モクスリーは打ち抜くようなパンチをお見舞いして回避。続いて、正調のデスライダーを炸裂させると、ここでカウント3を奪取。
試合後、モクスリーは地元の観客席に雪崩れこんで、強敵からの勝利をアピールした。
なお、鈴木みのるは、このあと現地時間・9月25日(土)、26日(日)に行われる『AUTUMN ATTACK』、テキサス州ダラス・フォートワースCurtis Culwell Centerでの2連戦に参戦が決定している。