現地時間・9月5日(日)、シカゴで行われたAEWのPPVイベント『ALL OUT』に、新日本プロレスから小島聡が出場し、ジョン・モクスリーとシングルで激突した。
写真提供/AEW
まず、おなじみの入場テーマが流れて、ビジョンには大きくライオンマークが映し出される中、小島が堂々の入場をはたす。
続いて、モクスリーが今日もファンが詰めかけた観客席のスタンドの中から入場して、こちらもリングイン。
試合がスタート、まずは右手を差し出して、握手を求めた小島、だがモクスリーはその手を払って中指を立てて挑発。ここからリング中央で、強烈なチョップ合戦が展開。
続いて、小島がショルダータックルでモクスリーを倒すと、胸ピクピクポーズを見せる。さらに、ラリアットの態勢に入るが、これはモクスリーが回避。しかし、リング下のモクスリーに珍しいプランチャ攻撃!
だが、今度はリングに戻ったモクスリーが、走り込んでから逆襲のトペスイシーダ! 続いて、小島をリングサイドの柵で痛めつける。モクスリーは、小島の手の甲を攻撃、さらにコーナーに詰めて逆水平チョップ。
だが、小島はゆっくり態勢を変えると、AEWマットで得意のマシンガンチョップを連射!さらにコーナーになげて、ランニングエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」と吠えると、場内から「コジマ」コールも発生。
得意のジャンピングエルボードロップをモクスリーに叩き込むが、これはカウント2。さらに、エルボーラッシュから、回転エルボーを狙うも、モクスリーが回避してバックドロップを返礼。
ピストルポーズでコーナーの小島を指さすと、串刺し式のラリアット。だが、小島は逆にモクスリーを持ち上げてコーナー上に設置。ここで、モクスリーが小島の額に噛み付くと、なんと逆に小島もモクスリーに噛み付いてお返し。そこから、雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばした。
さらに、エプロン際で殴り合う両者。小島は固いエプロンで、場外へ向けてDDT発射。さらに、小島はリング中央でもう一度、DDT! 場内からは「レッツゴー、モクスリー、コ・ジ・マ!」というチャントが発生。
コジコジカッターを狙ったが、これはモクスリーがスリーパーで回避。さらに、強引なかたちでブレーンバスター気味に小島をブン投げるモクスリー。続いて、モクスリーは腕逆十字に移行したが、これは小島がエスケープ。
モクスリーは勝利を確信したか、アピールしてからのニーアタック。だが、でスライダーの態勢に入ったモクスリーを切り返した小島は得意の垂直式ブレーンバスター!
これはカウント2で返したモクスリー。小島は、サポーターを外して、剛腕ラリアットの態勢に入るが、これを回避したモクスリーが投げっぱなしのジャーマンスープレックス。
さらに、至近距離でのラリアット連発。続いて走りこんでのラリアットを狙うが、これは相打ち! 小島は「もっと来い!」とアピールしながら、ロープに走らせて今度こそラリアットを狙うが、これはモクスリーがジャンピングニーで逆襲。
さらにリング中央で、デスライダーの態勢に入るも、これは小島が切り返しての至近距離からのラリアット! さらにコジコジカッターに繋いで意地を見せる。
ヒートアップする場内。リング中央で激しく殴り合う両者。ロープに飛んだモクスリーに小島はカウンターのローリングエルボー爆発! だが、その反動でもう一度、ロープにバウンドしたモクスリーが今度は、今度は叩きつけるようなラリアット。
ここからモクスリーは、スリーパーに移行も、すぐに立ち上がったモクスリーは、ミドルキックを連射。だが、3発目のキックをカットされると、小島はなんと天山のモンゴリアンチョップを連射! しかし、モクスリーは、ヘッドバッド、さらに不用意に飛び込んだ小島にデスライダー。続いて、もう一度、正調のデスライダーを爆発!
これで3カウントを奪ったモクスリー。倒れる小島の元に、合掌するかたちで感謝とリスペクトの意を伝えた。
だが、ここで場内の音楽がいったんストップ。すると、聞き覚えのあるイントロが大音量で流れ、ヴィジョンに「THE KING」の文字が映し出されると、場内のファンは大歓声!
なんと『風になれ』に乗って、入場ゲートに鈴木軍の“ボス”鈴木みのるがゆっくり姿を現すと、場内は大熱狂。鈴木軍ジャージに身を包んだ鈴木は不敵な笑顔を見せながら、リングに到着。そして、場内のファンに拍手を要求し、「わかってるよな?」とばかりに、指を指しながらリングインすると「カ・ゼ・ニ・ナレ~!」と大合唱が巻き起こった。
モクスリーと至近距離で睨み合った鈴木。場内からは「HOLY SHIT!」の大歓声。鈴木が上半身になるとどよめきが発生。さらに、モクスリーにあいさつ代わりのエルボーをお見舞い。すると、モクスリーもお返しの一発。
このあと激しいラリーが続き、今度は鈴木がロープワークからのフロントハイキック! 「ワハハハ!」と笑ったモクスリーがロープに走って、ラリアットするが、これは鈴木がこらえてみせる。
ここから、ロープに走り込んだ鈴木がモクスリーの背後に回ってスリーパーで捕獲、さらにゴッチ式パイルドライバーを爆発! 鈴木はモクスリーの頭を踏みつけて、強烈な宣戦布告をはたしてみせた。まさかの遺恨再燃! モクスリーと鈴木の動向に注目が集まりそうだ。