2年ぶりの大復活！　逸材の手による長編旅日記『アメリカ超人列伝2021』が新日本プロレスのスマホサイトでいよいよ公開！

18か月ぶりのアメリカ有観客大会に参戦、メインイベントでIWGP USヘビー級王座獲得、初の『NJPW STRONG』登場など、トピック満載！

アメリカより帰国後、2週間の隔離期間中に書き溜めた過去最長の大長編日記をスマホサイトで大公開します！　

『アメリカ超人列伝2021』の集中連載をお楽しみに！

※以下、「まえがき」を無料公開！

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「アメリカ超人列伝2021」

まえがき

　朝起きて、決まったモノを決まった分量だけ食べる。嗚呼、美味しい。前日の夜の食事は基本的に夕方6時なので、だいたい12時間振りの固形物。噛んで食べるって幸せだ。
　最近、食べるているものは、お粥。白米だとお茶碗一杯160kcalくらいになってしまうけど、お粥だったら80〜100kcalに抑えられるから。
　基本的に炭水化物は朝だけなので、朝ごはんのお粥が唯一の炭水化物。そりゃ、ラーメンどんぶりに山盛りごはんを食べてる夢も見るよね。悶えながら起きるよね。幸せな夢の反動は目醒めた後に来るわけで。
　かと言って、苦ではないのです。目標があると生活に張りが出るから。そりゃね、ホテルの朝食、特にバフェなんかがあったら無限に食べてしまいたい欲求はもちろんある。好きなモノを好きなだけ食べられたら、どれほど幸せだろうかとも思う。
　思うけど…ストップをかけられるのは、それよりも大切なことがあるから。というか、それも仕事だからかな。
　しっかりとコンディションを整える→試合に良い状態で臨む→ちゃんと結果を出す。ということが、応援してくれる皆さんへの礼儀なんじゃないかと思う。重いかな！？
　と、こういったことを考えるようになったのはコロナ禍以後。特にここ数ヶ月かな。
　2020年2月の沖縄大会を最後に、新日本プロレスの試合が中止になりました。ここぞとばかりに暴飲暴食して、一気に10kgくらい太りました。この経験が、もう一度、僕に火を着けたのでした。ある日、鏡に写った自分の姿を見て「何をやっているんだろう」と。
　今、こういうときだからこそ、前を向かなければと…。
　その後、少しずつ体型を戻しつつ2021年を迎えました。ワクチン接種も進み、試合もできているものの、日本、いや世界の状況は、あまり変わらずといったところ。出口の見えない生活が続いていました…が、そんな折、海外での試合の話が来たのでした。
　最初は「え、今？このタイミングで！？」と、不安感の方が大きかったのですが「無事に行って、無事に帰ってきたら一歩前身だよね」と考えるようになり、腹は決まりました。
　「ここまでは可能」という線引きを少しずつ広げていくことが、きっと今の僕に出来る最大のミッションなのだと。
　と、こうして、急転直下、決まった海外での試合。腹も座ったし、やるべき事も見えた。あとは明るく元気に行ってくるだけ。
　頭の中で「可能性というやつを信じて〜後戻りなんかし〜ない〜」とブルーハーツか流れ出したので、どうやらいつも通りみたいです。
　さ、久しぶりの海外遠征旅日記。フィクションか!?　ノンフィクションか!? はたまた、ファンタジーか!? どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
　

■アメリカ遠征1日目（8月11日）

1.出発の朝

　元々、睡眠時間は短く、特に最近は、外がまだ暗いうちに目が覚めてしまうこともある。深夜0時に眠って、だいたい平均睡眠時間は4時間くらいかな。明け方というには、まだ外は暗い感じ……。

※無料公開はここまで！　本文は有料サイトでご覧ください。

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