先日のアメリカ遠征では、ランス・アーチャーとのUSヘビー級王座戦に勝利して、日本人として王座を初戴冠!
今回は、スクランブル発進となった7.25東京ドームの裏舞台に関してさらにディープに語りまくる! そして、コロナ禍からの“復活”に関しても言及!!
撮影/中原義史
■「カードファイト!! ヴァンガード overDress プレゼンツ WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」
■9月4日(土) 15:00開場 17:00試合開始
埼玉・メットライフドーム
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■9月5日(日) 13:00開場 15:00試合開始
埼玉・メットライフドーム
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■NEVER戦後におたがいに指を立てて「もう一回だ」ってやったのは凄く印象に残っているんですけど、まさか、その舞台が半年後の東京ドームになるとは
──さて、棚橋さん。愛知県体育館大会というビッグマッチ翌日に、急遽、東京ドームという経験はさすがにないでしょうし、正式発表はなんと大会当日の朝10時でした。正式に決まった時のお気持ちは?
棚橋 じつは、行きつけの美容室さんに「ひょっとしたら東京ドームで試合があるかもしれないんで、一応予約を入れておいてもらっていいですか?」って、前日の夜に言っておいたんですよ。もし、試合があったら営業前の9時にやってもらおうと思って。
──緊急発進の可能性に備えて、髪の毛の準備はシッカリしておこうと。
棚橋 ええ。「もしかしたらキャンセルになるかもしれないですけど」とは言っておきましたけど、よく行っている美容室さんなんで融通を利かせてくれましたね。という感じで、いろんなことが“スクランブル”でしたね。髪型をセットしたけど最終的に「飯伏が出る」となったら、髪型をキメキメの状態でドームで試合を見ている状況になってたかもしれないので(笑)。
──もしくは、KOPWのニュージャパンランボーに出ていたかもしれないと。
棚橋 “盛りヘアー”でニュージャパンランボーに出てたかもしれない(笑)。逆に「棚橋はプロの鑑だ!」ってなってたかもしれないですけど。
──そういう意味では非常に運命的というか、今回の東京ドームには当初、棚橋選手のカードは組まれていなかったんですよね。それが、結果的にスクランブル発進を可能にしたというか。
棚橋 持ってますね。これでIWGP世界ヘビーのベルトを獲っていたら、野球で言うところの代打逆転満塁ホームランになりかけましたよ。でも、ポールのギリギリのところでファールだったっていうね。もしくは大きな外野フライで終わってしまったみたいな。
──ただ、今回は考え方によっては、非常にプロレス的なシチェーションだったというか。
棚橋 そうですね。オカダ(・カズチカ)も(ジェフ・)コブとの試合が組まれている。内藤(哲也)もIWGPタッグ王座戦が組まれている。でも、棚橋は試合が組まれていなかった。そういう流れもありましたし、俺も敗れはしましたけど、この流れを止めちゃいけないっていうふうに思っていますね。
──しかも、相手の鷹木信悟選手には1月30日のNEVER無差別級選手権試合(愛知大会)で勝っているわけですし。これは「いつか組まれるであろうカード」を持ってたということですもんね。
棚橋 NEVER戦後におたがいに指を立てて「もう一回だ」ってやったのは凄く印象に残っているんですけど、まさか、その舞台が半年後の東京ドームになるとは思わなかったですね。
──名古屋でのKENTA戦が終わって、すぐに鷹木信悟戦という気持ちの切り替えはできたんですか?
棚橋 そこは光の速さで切り替わりました。ただ、その1月30日のNEVER戦の会場も名古屋の愛知県体育館だったし、今回のKENTA戦も同じ会場。そしてKENTA選手を倒してからの鷹木選手との試合……ですから、強引かもしれないですけど、細かいポイントが全部繋がってるなって思いました。
──今回、愛知県体育館というのもキーポイントでしたね。
棚橋 俺の立場じゃなくて、鷹木選手の立場からしても、あの名古屋でやった棚橋弘至vs鷹木信悟というシングルの記憶は、今年の試合だからきっと頭にあっただろうし、また東京ドームの前の日が、偶然にも名古屋。こういう状況を見ても、「けっこう追い風が吹いてるな」ってぐらいに思ってましたけどね。
■「ここで燃えないと男じゃないだろう」と思いましたよ
──棚橋選手への追い風が吹いていると感じる一方で、鷹木選手は新日本に来て初めての東京ドームのメインイベントでした。
棚橋 いやー、立派でしたね。不測の事態で対戦相手がどうなるかわからないっていう中でもドンと構えて、シリーズ中もしっかりコメントをするっていうことができないと、チャンピオンの言葉って、影響力が大きいのでファンが動揺するんですよね。その部分に関しては本当に100点のチャンピオンでしたね。
──試合後には「前回NEVERを懸けて戦った時と全然違った」というお話をされていましたよね。
棚橋 違いましたね。やっぱり負けを知って、男は強くなるんですよ。どっかで話したんですけど、彼は“負け上がってきた男”なんですよね……。
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