8月1日後楽園ホール大会での壮行試合を終え、ヤングライオンを卒業した辻陽太選手に直撃インタビュー!
海外武者修行出発を前に、いったい何を語ったのか?
撮影/山本正二
■「(棚橋さんから)やりたいことを全部やって最終的に自分にシックリきたものを日本に持って帰ってくればいい」って教えてもらいました
――さて、辻選手。昨日(8月1日)の後楽園ホール大会で壮行試合を終えましたが、現在の心境はいかがですか?
辻 壮行試合前までは、「ヤングライオン(時代)が長かったなあ」と思ってたんですけど、終わってみたら「あっという間だったなあ」っていう気持ちですね。
――入門から約4年でヤングライオン卒業となりましたが、これまでを振り返っていかがですか?
辻 最初は右も左もわからず道場で先輩に怒られ、受け身でボロボロになって、そこからデビューして棚橋(弘至)さんの付き人につかせてもらって、道場が浸水したりとか、コロナとか、いろんなこともありましたけど、最終的に新日本のトップレスラーとシングルマッチを11試合やらせていただいて、おそらく海外遠征行くよりも濃い時間を最終的には過ごせたんじゃないかなと思います。もちろん、海外では新日本とはまた違ったものがあると思うので、そういうところを吸収したいです。
――いま、棚橋選手の付き人という話もありましたが、新日本のエースの付き人になれたことに関しては?
辻 ホントに「棚橋さんのおかげでボクはプロレスラーになった」といっても過言ではないんですけど、まさか棚橋さんの付き人になれるとは思ってなかったですね。
――もともとどういった経緯で棚橋選手の付き人になられたんですか?
辻 ボクの前に棚橋さんの付き人をしていた岡(倫之)さんから、「もし俺がいなくなったら次はおまえに託すから」っていう話があって、その流れで自分が付き人をさせてもらうようになりましたね。
――ちなみに壮行試合後、棚橋選手から何かアドバイスなどはありましたか?
辻 ありましたね。自分は海外遠征に対して不安があったので、「海外ではどんな風にプロレスをしたらいいですか?」って聞いたら、「せっかくの海外なんだから、自分のやりたいことを全部やってこい」ってアドバイスをいただいたんですよ。
――なるほど。
辻 それは技もしかり、コスチュームもしかり、自分の個性も出して、「やりたいことを全部やって最終的に自分にシックリきたものを日本に持って帰ってくればいい」って教えてもらいました。
――棚橋選手とは6.14後楽園大会でシングルマッチも実現して、試合後には「お前がスター選手になるまで、新日本プロレスのトップレスラーになるまで、俺が残っといてやるよ」という言葉もありました。
辻 「ボクにあとを託す」って言ったら言い過ぎかもしれないですけど、きっと上村さんにもそういうことを言ってると思いますし、ボクらに対して「新日本の将来を背負ってくれよ」みたいなメッセージをもらったりもするので、純粋に嬉しいですよね。
――棚橋選手の言葉は心に響いたと。
辻 ハイ! あと、このまえ日記(※7月27日更新分)にも書いたんですけど、東京ドームのメイン後に「辻くんが帰ってくるまで新日本には俺がいるから大丈夫」って言っていただいて、ホントに嬉しかったです。
■「(棚橋選手とのシングル戦)これがトップに立つ人なんだな」っていう……。 “凄さ”っていうのを肌で感じました
――棚橋選手から熱いメッセージを受けたうえで、海外ではどんなことを学んで、どんなものを身につけてきたいですか?
辻 まずは英語をペラペラになって……(笑)。それは冗談ですけど、プロレスの面に関しては、いままで自分のなかで考えて用意してきた技の引き出しを開けていきたいですね。それもさっきの棚橋さんの話じゃないですけど、海外でいろいろ試してシックリきたものを日本に持ち帰ろうと思ってます。もちろん結果も残して戻ってきます。
――海外で実績も積んで戻ってくると。
辻 ええ。「海外で結果を残してベルトを獲るまでは帰らない」っていう気持ちで行きます。やっぱり、あっちで獲れなければこっちでも獲れないですし。海外にはWWEとかAEWとかありますけど、ボクは新日本が世界で一番だと思ってますから、新日本以外のところでベルトが獲れないようじゃ新日本でベルトなんて巻けませんし。
――海外遠征を経てどんなレスラーになって帰ってきたいですか?
辻 ちょっと大まかかもしれないですけど、ボクは“迫力があるレスラー”になりたいですね。入場しただけで会場の雰囲気を飲み込むというか、視線を全部集めて、空気感を変えてしまうというか、そういうレスラーになりたいです。
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