プロレス界随一の論客・“GK”金沢克彦氏の独特の視点から、現在進行形の新日本プロレスに関するコラムを続々レポート(不定期連載)!!
「急転直下のメインイベント・鷹木vs棚橋戦をどう観たか? 7.25東京ドーム決戦を大総括!」
テキスト/金沢克彦
※以下、コラム記事の「序盤部分」をWEBで無料公開!
★各試合の詳細、コメント、選手日記も読める! スマホサイト“入会”はコチラから!
■世の激動に比例するかのごとく戦前、新日本プロレスの真夏の東京ドーム大会に衝撃がはしった。
激動の世の中だ。日本におけるコロナ禍は収束に向かうどころか、感染者は増加し東京都にまたも緊急事態宣言が発令された。その状況下、賛否両論が渦巻くなか『東京2020オリンピック』が1年遅れで開幕。開会式もそうだったが、ほとんどの種目が無観客で行なわれることも決まっている。
本来、東京ドーム大会も5月29日に開催予定であったのだが、約2カ月遅れの7月25日まで延期されての開催となった。
無論、観客数に制限があるし、緊急事態宣言に伴いチケット販売も途中で打ち切られた。
ともかく、なにかひとこと言うとしたら、日常が日常でなくなったいま、日常生活が懐かしいというより、非日常が日常のように感じられそれに慣れてしまったことがおそろしい。そして、そこでプロレス界はがんばっているということ。プロ野球、大相撲などに負けじと、しっかり興行を開催しているということだ。
新日本プロレスをはじめ、他の団体もコロナ対策を第一に考え観客、マスコミに対処しつつ大会を行なっていることが、ひしひしと伝わってくるのだ。
『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』と銘打たれた7.25大会は第0試合もふくめて全6戦。過去の東京ドーム大会に比較すると、かなりコンパクト仕様で開催された。花道の特設ステージを設けることもなく、派手な演出は自粛しており、観客数は5389人(主催者発表)。
それでも1階スタンド席に設置された記者席から眺めてみると、フィールド(アリーナ)席は気持ちいいほどに埋まっていた。
そして世の激動に比例するかのごとく戦前、新日本プロレスの真夏の東京ドーム大会に衝撃がはしった。
■飯伏の危機的状況に声をあげたのが棚橋弘至だった。
メインイベントはすでに6月アタマには決まっていた顔合わせ。IWGP世界ヘビー級選手権、鷹木信悟vs飯伏幸太による同世代対決。6.7大阪城ホールでオカダ・カズチカとの第3代王座決定戦を制して頂点に立った鷹木は、ストレートに飯伏を初防衛戦の相手に指名した……。
※この続きは有料サイトでご覧ください。
★加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=330円(税込)