現地時間・7月28日、AEWの番組『AEW DYNAMITE』の中で、IWGP USヘビー級王者のランス・アーチャーがBULLET CLUBのヒクレオの挑戦を受けた。
この試合前、なんと番組内で棚橋弘至がメッセージ動画で登場。「新日本プロレス、100年に一人の棚橋弘至です。IWGP USヘビー級ベルト、じつに魅力的ですね。これまで、数多くのベルトを巻いてきましたが、このベルトは獲ったことがないんです。なので! 今日、勝った王者に挑戦させていただきます。……ちょっくら、獲らせていただきます」と次期挑戦者に名乗りをあげた。
そして行われたタイトルマッチでは、最初にヒクレオが、タマ・トンガ&タンガ・ロアの入場テーマ『GUERRILAS OF DESTINY』で入場ゲートに姿を現した。さらに、ヒクレオが呼び出したのは、父である“レジェンド”キング・ハク!
ハクは、新日本プロレスの赤いジャージの上下とBULLET CLUBのTシャツに身を包み、パフォーマンスを披露すると場内は大熱狂。
代わって、新 USヘビー級王者となったランス・アーチャーがベルトを手に堂々のリングイン。
長身で自分よりも背の高いヒクレオと向かい合ったアーチャー。おたがいに首を絞め合うと、コーナーのヒクレオに走るこんでの串刺しボディアタック。さらに、セカンドロープの上からナックル連打。しかし、ヒクレオはそのまま持ち上げてダイナミックなパワーボムで逆襲。
だが、アーチャーは強烈なエルボー連射。しかし、ヒクレオもパワースラムで反撃すると、アーチャーを場外へラリアットで叩き落す。ヒクレオが場外フェンスにアーチャーを叩きつけるが、逆にヒクレオも叩きつけられるなど一進一退。
ヒクレオをリングに戻したアーチャー。だが、その背後からハクが襲い掛かり、得意のムーブから首を掴んでアーチャーをフェンスに投げつけると、場内は大熱狂。
ここにヒクレオもやって来て、逆水平チョップを連射。再びリングに戻ると、今度はアーチャーをボディスラム。ストンピングから、指でアーチャーの頭にピストルポーズを決めたヒクレオは、ヘッドバッドから逆水平チョップ。
だがアーチャーもスピーディーに切り返して後頭部にラリアット、さらに強烈なエルボー、至近距離のラリアット2連発、そしてトップロープ渡りからのムーンサルトアタックを見せて、場内を沸かせていく。
容赦のないアーチャーは、トップコーナー上のヒクレオを雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばすと、今度は必殺のブラックアウトの態勢へ。リング中央までゆっくり歩みを進めると、巨漢のヒクレオを豪快に投げ切って、3カウント奪取。
この結果により、次回は、アーチャーのUSヘビー級王座に棚橋が挑むことが決定的となった。なおタイトルマッチは、現地時間・8月14日(土)ロサンゼルスのThe Torch at LA Coliseum で行われる、“有観客”大会、『RESURGENCE』が濃厚。
7.25東京ドームで飯伏幸太に代わって急転直下のIWGP世界ヘビー級王座挑戦が大きな話題となった棚橋、今度はアーチャーの持つUSヘビー級王座、初戴冠に逸材が挑む!
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