現地時間・7月22日(木)、IMPACT WRESTLINGの番組内に、ジェイ・ホワイトが登場した。
前回のPPVマッチ『SLAMMIVERSARY』にて、大会のエンディングにサプライズで姿を現したNEVER無差別級王者のジェイは、リングに上がってケニー・オメガ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズら、“元BULLET CLUB”の面々と顔を合わせ、最後にアンダーソン、ギャローズらはTOO SWEETポーズを呼び掛けたところで、放送が終了していた。
しかし、この直後に同じくPPVマッチに登場していたデビッド・フィンレーがジェイを急襲。この両者は、日本時間・8月15日(日)新日本プロレスのLA大会でNEVER無差別級タイトルマッチが決定している。
さらに同時に登場したジュース・ロビンソンは、因縁のアンダーソン&ギャローズに襲い掛かってリングから排除。だが、ジェイは一瞬のスキから、フィンレーにブレードランナーを放つなどリング上は大混乱のまま、終了していた。
この日、番組に改めて登場したジェイは、「スイッチブレイド」コールの中、マイクを握って、NEVER王座を得たことで「ベルトのグランドスラムを達成した」「俺こそは“リアル”ベルトコレクターだ」とコメント。
さらに、この日登場した理由を、次期挑戦者の「デビッド・フィンレーが出ているから」と語ったジェイは、『RESURGENCE』での対戦に言及。「『NEW JAPAN CUP』のようにはいかないぞ?」と挑発した。
だが、それだけではなく、BULLET CLUBのヒストリーに関しても言及。IMPACT WRESTLING、新日本プロレスにも参戦し始めた“Good Brothers” カール・アンダーソン&ドク・ギャローズに関して、「おまえらは、BULLET CLUBがないと価値のない存在だから、再加入したいんだろう。だが、いまのBULLET CLUBは“NEW ERA”、俺が新時代を作っているんだ!」と突き放し、「検討した結果、おまえらの再加入は却下させてもらうよ」と一方的に再加入を拒否してみせた。
ここに現れたのが、アンダーソン&ギャローズ、IMPACT世界王者のケニー・オメガ、そしてケニーをサポートするドン・キャリスらの面々。キャリスは、マイクを握って、「ジェイ、君のことは、若い頃から認めていたよ。ルックスもいいし、グレイトなアスリートだし、いま聞いたようにマイクだってうまいじゃないか」としながら、「だが、私が思い出すのは“本当のBULLET CLUB”だ」「かつてのBULLET CLUBには、アンダーソン、ギャローズ、そして“プロレスの神”ケニー・オメガがいた」と過去との違いを強調。
「おまえが新日本でまだ若造の頃、彼らはすでに東京ドームをソールドアウトさせていた。おまえはTHE ELITEに近づけたとでも思っていたのか?」と現在のBULLET CLUBを真っ向から否定。さらに「おまえこそ、THE ELITEに入れてくれと懇願するべきじゃないか?」と上から目線で非難。
だが、ジェイも負けてはいない。ケニーとの過去の対戦を持ち出し、「俺の記憶が正しければ、最後にケニーと闘った時、俺が勝っているはずだがな」とピシャリ。これを聞いたケニーとキャリスは退場していったが、黙っていなかったのはアンダーソン&ギャローズ。
二人は、「そもそもBULLET CLUBを立ち上げたのは俺たちだ。俺たちが新日本からいなくなったからおまえらが活躍できただけ」「むしろ、俺たちに感謝するべきじゃないか? 『サンキュー』と言ってみろ」とリング上で詰め寄ってみせる。
だがジェイは、アンダーソンに対しても、「2012年の『G1 CLIMAX』優勝決定戦で敗れた時、おまえのキャリアはもう終わっていたんだ」と痛烈なコメント。これで表情を曇らせたアンダーソン&ギャローズは、ジェイに襲いかかって乱闘がスタート。
だが、2対1の状態で、劣勢となったジェイ。ここへ救出に登場したのは、この日の番組中、バックステージでジェイがBULLET CLUBへ勧誘していたクリス・ベイ。
昨年の『SUPER J-CUP』にも出場したジュニアの強豪・ベイが、ジェイとの共闘をアピール。激しく睨み合った4者、次週のIMPACT WRESTLINGではこのメンバーによるタッグマッチでの対戦が決定した。
またこの日、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーも番組に登場。エース・オースチン&マッドマン・フルトン組と対戦。試合は、一瞬の切り返しから、ジュースがエースから技アリ勝利。
だが、試合後も収まらないエース&フルトンはフィンジュースをメッタ打ち、さらには、ここにIMPACT WRESTLINGのロヒット・ラジュ、シェラといった面々も加わって、フィンジュース包囲網が完成した様子。
次週は、フィンジュース組とファラーバー&ノーウェイが合体し、エース・オースチン&マッドマン・フルトン&ロヒット・ラジュ&シェラのカルテットが対峙する8人タッグマッチが予定されている。