7.25東京ドームで『KOPW2021』争奪ニュージャパンランボー実現!
この試合の提唱者であり、現KOPW保持者・矢野通が“さらなる試合形式”を追加提案! なんと「with手錠」or「with黒頭巾」でファン投票を実施…!!
■「映画『ゴジラvsコング』Presents WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME」
7月25日(日) 15:00開場 17:00開始 ※第0試合は16時開始予定
東京・東京ドーム
★カード情報はコチラ!
★チケット購入はコチラから
※7月12日(月)以降は、前回大会延期に伴う払い戻し分のみ、ローソンチケットのみの発売となります
■お互いにルールを提唱するわけで、相手の沼にハマる可能性も高い。だから、ビビりじゃそう簡単には挑戦できない
――さて、矢野選手。7.25東京ドームで矢野選手が提唱した『KOPW2021』争奪ニュージャパンランボーが実現することが決定しました。今年は『KOPW 2021』の保持者として、『KOPW』誕生から2度目の夏を迎えるわけですが、まさに矢野選手は“ミスターKOPW”というか。
矢野 そうなんですよね。これってけっこう、いろんな意味で難しいタイトルじゃないですか。興味ないのか、何も言ってこないヤツが多いけど。
――たしかに防衛戦の相手は外国人選手が多いですし、ほかの王座と比べると試合形式にしろ、異色というか。
矢野 そう、お互いにルールを提唱するわけで、相手の沼にハマる可能性も高い。だから、ビビりじゃそう簡単には挑戦できないですね(ニヤリ)。ルールのアイデアも必要だし、そのルールを決めるのはファン投票なんで。
――共感を呼ぶアイデアを提唱する必要があると。
矢野 人気投票的な側面もあるし、ある種、二回負ける可能性もあるわけですよ。そういうところに踏み込めない人は多いでしょうね。だからこそ、難しいタイトルであり、トロフィーだと思います。
――矢野選手以外に保持者が誕生してないところが、それを表してると思います
矢野 まあ、ボクが持ってるとボクが提案した変則的なルールになりがちというか(笑)。それは自分で自覚してるんで。でも、プロレスっていうのは幅の広さがおもしろいわけで、たぶんオカダがこのタイトルを提唱した意味っていうのも、こういう状況の中でプロレスの楽しい部分を見せたいっていうのもあったと思うし。
――いまは、まさに矢野選手の独壇場というか。
矢野 でも、最初の『KOPW』を決めるときの一回戦(2020年・8.26後楽園)でやった、SHOとSANADAのサブミッションマッチみたいな真っ当なヤツもあっていいだろうし。まあ、ボクは対戦相手になれば真逆のルールを提案するだろうけど、そこから勝負が始まってるわけで、そのあたりの駆け引きもおもしろいと思いますね。いろんな可能性を秘めてるタイトルですよ。
――そして7.25東京ドームの『KOPW2021』争奪ニュージャパンランボーですが、そもそも矢野選手が6.22後楽園のバックステージで「コレ(KOPW)を懸けて東京ドームで戦う。誰でも来い、誰でも! 誰でもいいんだぞ、誰でも! 何人でも!」「各選手に応援してるファンのヤツらがいるだろ。全員を幸せにするためには……わかるだろ! 祭りだ! 祭りだ! ロイヤルランブルだーッ!」とアピールしたことにより実現することになりました。これは広く“門戸を開放”したというか。
矢野 まず一つはいまのこの状況で、大会で組まれる試合数も必然的に限られてくる。その中でどうやってボクの試合をねじ込むかというところから始まってるんで(笑)。
――巧妙な計算があるわけですね(笑)。
矢野 まあ、「東京ドームといえばニュージャパンランボーだろ」っていうのもあるし。
――ニュージャパンランボーは2015~18年までの1.4東京ドームで開催され、今年の1.4ドームでは「『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボー」として3年ぶりに行なわれました。これまで多彩な選手が出場し、大会の火付け役として盛り上げてきたというか。
矢野 東京ドームといえばお祭りなんでね。あとはみんなが幸せになるということで、誰にとってもメリットしかない。だから、採用されることはわかってたんですよ(笑)。
――こんないいアイデアが採用されないわけがないだろうと。
矢野 語気強めで「早く決めろ!」とか言ってましたけど、それはボクのせっかちな江戸っ子気質が出ただけで、「すぐ発表だろうな」と思ってました。
――今回のニュージャパンランボーは、今年の1.4東京ドームに続いて『KOPW 2021』を巡るかたちとなりますね。
矢野 1.4東京ドームのときは今年の『KOPW 2021』の初代保持者を決めるための戦いでしたけど、今回はその保持者のボクの“温情”でやるっていうのが大きなポイントです。
――まさに太っ腹というか。
矢野 そうそう(笑)。みんなにチャンスがあるわけだから。あとは見てるファンの人たちのため。で、これはよく意見をもらうし、今年の1月4日のときも言ってた人がいましたけど、『KOPW』は投票しなきゃ意味がないと。
――たしかにあらかじめ試合形式が決まっていると、投票の機会はなくなりますよね。
矢野 だから、今回は自分の温情で実現する試合なので、ルールに関してはボクのほうからある提案をしようかなと思ってます。
――それはファンが何かしら投票できるようなかたちにすると?
矢野 そうですね、視聴者参加型バラエティというか……、いや、バラエティではないけど(笑)。やっぱりファンが参加できるのが『KOPW』の肝であり、魅力なので。
■まず一つ目は、「ニュージャパンランボーwith手錠」! もう一つは「ニュージャパンランボーwith黒頭巾」!
――では、その気になる矢野選手からの提案というのは?
矢野 まず一つ目は、「ニュージャパンランボーwith手錠」!
――て、手錠?
矢野 これは場外のフェンスやリング上に、あらかじめ手錠がくっついてます。普通に3カウントやオーバー・ザ・トップロープでも失格になるんですけど、手錠につながれたヤツは即失格、さらに晒しの刑になると。
――そのまま晒されるわけですか。
矢野 試合が終わるまでは誰も外してくれない(笑)。だから、最初にリングに上がっていきなり繋がれたら、何人出場するかわからないですけど20人として、1分ごとの登場だと最低でも20分以上はそのままですから。
――それはかなり屈辱的というか……。
矢野 フフフ。もう一つは「ニュージャパンランボーwith黒頭巾」!
――出ましたね、今年の『KOPW』で大活躍だった黒頭巾。
矢野 そう、みなさんご存知の黒頭巾(笑)。4月28日 に鹿児島(西原商会アリーナ)でEVILと「暗闇創造黒頭巾マッチ」っていうのをやりましたけど、今回の場合は黒頭巾を被せて3カウントを取ったりオーバー・ザ・トップロープで放り投げたりというわけじゃなくて、黒頭巾を被らされた時点でソイツは試合終了です。
――被らされたら一発アウトなんですね、それは難易度が高いというか。
矢野 しかもリング内外の各所にぶら下げるんで。もう、人数分あってもいいんじゃないですかね(笑)。
――それは油断できないというか、ほぼ全員が黒頭巾でやられる可能性が出てきますね。
矢野 被せ合うのもいいけど、そこに気を取られすぎたら3カウントやオーバー・ザ・トップロープで負ける可能性もあるし。そういうゲーム性が高まるかなと。まあ、誰が有利になるのか不利になるのか、全然わからないですけど。
――かなり混沌とした戦況も想像できますね。
矢野 手錠にしろ黒頭巾にしろ、いまボクが新日本プロレスに言いたいのは「できるだけ数は多く用意しろ」ってことで。一つや二つじゃ全然おもしろくないんで、やたらあるっていう状態にはしたいですね。
■このルールになることで、参加選手のチャンスは広がりますから。「この選手が勝つだろう」っていう予想をしても、覆る可能性は高くなるだろうし。
――手錠と黒頭巾、この二つを矢野選手は提案したいと。
矢野 これは会社がどうこう言おうと、保持者のボクが言ってるんで、この二つでファンに投票してもらいたいです。まあ、どちらに決まっても“YTR式ニュージャパンランボー”になるんですけど。
――YTR式に変わりはないと。
矢野 何にせよ、投票する楽しみをファンのみなさんに感じてほしいし、投票によって注目度も上がると思うんで。あとは単純に、みんなは手錠と黒頭巾、どっちが好きなのかなって。
――なぜか手錠と黒頭巾の人気投票というか。
矢野 世の中には何も役に立たないアンケートですけど(笑)。すごく偏った、隅っこの民意を確かめたいと思います。まあ、手錠かけられた経験があるヤツや、なぜか黒頭巾を被せられたことがあるヤツは参加したくないだろうけど。それ以外は強制参加で。
――絶対に投票してほしいと。
矢野 試合を楽しむオプションなのか、ハードルなのかわからなくなってきましたけど(笑)。でも、このルールになることで、参加選手のチャンスは広がりますから。「この選手が勝つだろう」っていう予想をしても、覆る可能性は高くなるだろうし。
――たしかに勝者を読むのはかなり難しいですよね。
矢野 だって、うしろから黒頭巾を被せたり、横から急に手錠かけたら終わりですから。観たいですよね、正統派の王道を進んでるようなレスラーが、手錠で20分間つながれる姿とか。ある意味、シャッターチャンスにもなるんで(笑)。
――激写し放題だと。そのほか、ニュージャパンランボーといえば、出場する順番はテーマ曲によって発表となり、そのあたりも試合のポイントになってくるのかなと。
矢野 そうでしょうね。今年の1.4でボクは、『KOPW 2020』覇者として最後に入場しましたけど。
――そのときは翌日の1.5ドームでの『KOPW 2021』4WAYマッチに出場する4選手を決める戦いでしたが、21人目の矢野選手が選手入場する時点でリング上はバッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ、BUSHIの3選手のみになっていたため、矢野選手は戦わずして勝ち抜けが決定したんですよね。
矢野 もしかしたら今回も似たようなことがあるかも知れないし。でも、入場順なんて、ボク含め出場する全レスラーに聞いてもすごく謎な部分だと思うんですよ。で、そういう謎って、解き明かしたらおもしろくないんですよ(笑)。
――そこは当日のお楽しみだと。
矢野 結局、答えのあるパズルというか、そういう謎解きはいいんですけど、入場順に関しては誰に聞いてもわからないと思うので。だからこそおもしろいというか。
■トロフィーは、いますごくモロくなってますね。ちょっとロープにぶつかっただけで、ヒヤッとするというか(笑)。
――現在、矢野選手の傍らには常に『KOPW』のトロフィーがありますが、それもさまざまなレスラーの標的にされてるというか、破壊されたり黒く染め上げられたりしましたよね。
矢野 いろいろあったんで、いますごくモロくなってますね。ちょっとロープにぶつかっただけで、ヒヤッとするというか(笑)。コレ、見てもらえるとわかるんですけど、形状が頭でっかちなんですよ。そこの部分を叩かれると、もう取れちゃうんで。
――そもそもナイーブな造りなんですね。
矢野 非常にモロいです(笑)。ふだん、入場するときとか足の部分を持ってるんで、そこはカバーできるんですけど、頭の部分が無防備で。ボクも一回頭のところをカツンとロープに当ててしまって、「アッ!?」ってなりましたから。これ、男性だったらわかると思うんですけど、か弱い女性こそ守りたくなるじゃないですか?
――トロフィーは、か弱い女性のような存在。
矢野 そういう感覚で接してますね、ハハハハ! でも、人にやられて色が剥げた部分なんかは自分で上塗りはしますけど、それ以上の修正はしないです。経年劣化、いや、経年変化を楽しむというか。まるで革製品のような。
――時と共に変わっていく味わいを楽しむと。
矢野 『KOPW』は男の浪漫ですよ。フフフ。
――まさに矢野選手の虎の子の『KOPW』ですが、今回の7.25東京ドームでは多くの選手が狙ってくるかたちとなります。
矢野 非常に危ないですよね、それは自分でも理解しつつ。このドームをすっとぼけてれば、『KOPW』を初めて獲ってから丸一年も見えてきてたんですけど、やっぱりこういう状況下だからこそ、どんどん言っていかないとおもしろくないかなと。それができるのが『KOPW』だと思ってるんで。
以上の矢野通選手の主張を受けて、
新日本プロレスの公式アカウント(日本語版 @njpw1972)(英語版 @njpwglobal)では、ファン投票の実施が決定。
■矢野通提案1
「KOPW 2021」争奪ニュージャパンランボーWith手錠(参戦選手数未定)
シングルマッチからスタートして1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。敗れた選手から退場していき、最後まで残った選手を勝者とする。なおトップロープを越えて場外に転落した場合に加えて、フェンス内各所にセットしてある手錠に繋がれた選手も退場となる。
出場選手と順番はテーマ曲によって発表とする。
■矢野通提案2
「KOPW 2021」争奪ニュージャパンランボーWith黒頭巾(参戦選手数未定)
シングルマッチからスタートして1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。
敗れた選手から退場していき、最後まで残った選手を勝者とする。なおトップロープを越えて場外に転落した場合に加えて、フェンス内各所にセットしてある黒頭巾を被らされた選手も退場となる。
出場選手と順番はテーマ曲によって発表とする。
どちらのルールの試合が観たいか? みなさまの清き一票を投票よろしくお願いいたします
★Twitterの“ファン投票”は、7月13日(火)昼12時~、新日本プロレスの公式アカウントで投票スタート!
■「映画『ゴジラvsコング』Presents WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME」
7月25日(日) 15:00開場 17:00開始 ※第0試合は16時開始予定
東京・東京ドーム
★カード情報はコチラ!
★チケット購入はコチラから
※7月12日(月)以降は、前回大会延期に伴う払い戻し分のみ、ローソンチケットのみの発売となります