「俺はまだオカダの本気を感じてない。今回はアイツの余裕をかき消して、必死こいたオカダを出したい」6.7大阪城決戦目前! 鷹木信悟選手に直撃インタビュー!!
6月7日(月)大阪城ホール・IWGP世界ヘビー級王座決定戦でオカダ・カズチカ選手との対戦が決定した鷹木信悟選手に直撃インタビュー!
提唱した『鷹木信悟待望論』に言及するとともに、ベルト獲りを堂々宣言!
★YouTubeでも鷹木信悟選手の6.7大阪城決戦インタビューを公開中!
■『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』
6月7日(土) 17:00開場/18:00試合開始
大阪・大阪城ホール
★チケット情報/★対戦カード情報
☆チケットは“ローソンチケット” “チケットぴあ” にて、大会当日19時まで販売します
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★6.7大阪城ホール大会を新日本プロレスワールドでLIVE配信!
■新日本に来て2年半以上経つけど、やっぱりやるからにはレスラーとして、男として、一番のベルトを狙うのは当然だろ?
――さて、鷹木選手。6月7日(月)大阪城ホール大会にて、オカダ・カズチカ選手とのIWGP世界ヘビー級王座決定戦が正式に決まりましたが、現在の心境はいかがですか?
鷹木 率直に「よくぞ新日本、組んでくれたな!」っていうのが一番最初の感覚かな。ある意味ヤケクソではないけど、ダメもとでアピールした部分もあったから、俺の中で5.4(福岡大会)で(ウィル・)オスプレイに負けたことで一旦区切りのつもりだったんだよね。だけど振り返ってみたらすごく悔しくてさ……。
――あらためて悔しさがこみ上げてきましたか。
鷹木 やっぱり、俺って負けず嫌いだから、試合の後もさらに魂の炎が燃えてる感覚があって、「このまま終わりたくないな」「でも負けたばっかりだからな……」っていう葛藤のなか、大会再開発表の直後にオスプレイがベルト返上してイギリスに帰ったっていう話を聞いて、なんか黙っていられなかったんだよね。
――「IWGP世界ヘビー級ベルトへの想いが強くなってる」というような発言もありましたが、その想いというのは?
鷹木 いまはIWGP世界ヘビーになったけど、そのまえのIWGPヘビーに俺はまったく触れることがなかったからさ。新日本に来て2年半以上経つけど、やっぱりやるからにはレスラーとして、男として、一番のベルトを狙うのは当然だろ?
――やるなら、頂点を目指したいと。
鷹木 そういった中で俺は少しずつ段階を踏んで、もともと2018年10月から参戦して、ジュニアタッグのリーグ(『SUPER Jr. TAG LEAGUE』)や、翌年の『BEST OF THE SUPER Jr.』、『G1 CLIMAX』に出たりもしたけど、2020年にはNEVER(無差別級)……。振り返ってみると、俺から“IWGP”って一度も口にしたことはなかったんだよね。
――たしかにそうでしたね。
鷹木 もちろん、そこに相当する活躍をしてなかったし、俺自身がまだIWGPどうこうっていう立場ではないと思ったけど、「いつか、いつか」なんて言ってたら老け込んでしまうから、「いましかできないことを胸いっぱいやりたい」っていう気持ちを常に持っていたし、そういった意味でIWGPのベルトが新しくなって世界ヘビーに変わって、なんか周りの雰囲気的に賛否両論だったじゃない?
――二冠統一問題~ベルト新設をめぐって、当時はいろいろな意見がありました。
鷹木 結構、否定的な意見も多かったんだけど、それってNEVERの時もそうだったんだよね。NEVERも後藤(洋央紀)とKENTAのやりとりの時に、「じゃあ、おまえにやるよ」「いらねーよ」って感じで、なんかベルトがないがしろにされてる時もあった。俺自身のポリシーとして「ベルトは誰が持つかで変わる」と思ってるから、そういった意味でIWGP世界ヘビーっていう形でベルトの歴史が変わるのであれば「チャンスだな」と。この業界の最強最高の証であるIWGPの名がつくベルトなら、俺はなんの異論もないので、「じゃあ、いってやろうかな」っていう気持ちだよね。
■俺の中ではまだIWGP戦が5.4福岡のまま続いてる感覚なんだよね。まあ、ジャイアニズムなことを言わせてもらうと、まだ完全に終わってないんだよな
――あらためて、鷹木選手はIWGP世界ヘビー級のベルトをどうしていきたいですか?
鷹木 やっぱり、プロレス業界の象徴になる“ザ・プロレス”っていうベルトにしたいよね。初代の飯伏(幸太)も俺の記憶ではシッカリと腰には巻いてないし、2代目のオスプレイがああいう形で返上したから、なんか「ベルトがかわいそうだな」っていう気持ちがあって……。
――ご自身でIWGP世界ヘビーの価値を確立すると。
鷹木 ベルトってシッカリと巻かれるためにあるものだと思ってるし、トップであるIWGP世界ヘビーが中途半端な状態になってるのは、いろいろとネガティブに広がってしまうと思うし、否定的な意見を言ってるヤツが多いから、「じゃあ、俺が持って変えてやろう!」っていう気持ちが強いよね。
――ベルト挑戦に関しては、一部の選手から「順番を守れ」「負けた直後、すぐ挑戦するのに抵抗はいないのか?」というような声もありましたが、このあたりに関しては?
鷹木 もちろん抵抗はあったよ。ただ、自分が興行再開となった(5.22)名古屋大会のメインに組まれたから、勝利したならば言うことはタイトルのことしかないなと。せっかく大会が再開するのにチャンピオンが不在、ベルトが空位って良くないだろ?
――たしかにそうですね。
鷹木 空位という形でトップのベルトを持つ人間がいないっていうのは、「じゃあ、みんなどこへ向かって闘ってるの?」って感じになるし、自分自身も「ホント、往生際が悪いな」「諦め悪いな」って思いつつも、5.4福岡のタイトルマッチも映像を見たらなんとなく思い出したんだけど、最後の方は意識が飛んじゃって「何でやられたか?」って映像を見るまでわからなかったんだよ。
――それほどの死闘だったわけですね。
鷹木 もちろん、ショックな出来事だったからすぐには映像を見ることはできなかったんだけど、2、3日して見返したら、試合中、自分の戦略がすごくハマって「いい感じになってたな」と思ってて、結果的には負けたんだけど、俺の中ではまだIWGP戦が5.4福岡のまま続いてる感覚なんだよね。まあ、自分でジャイアニズムなことを言わせてもらうと、まだ完全に終わってないんだよな。
■俺はまだオカダの本気を感じてないんだよね。今回はアイツの余裕をかき消して、必死こいたオカダを出したいなと。
――『週刊プロレス』の表紙のコピーになったこともあって、ご自身で『鷹木信悟待望論』も提唱されましたが、この真意というのは?
鷹木 一つは、自分を追い込むために言ってるっていうのはあるよ。俺は「5.4福岡が背水の陣だ」って言ってきた中で一回崖から落ちたんだけど、俺の中ではまだ終わってないんだよ。もちろん、順番待ちで最後尾に並ばなきゃいけないのもわかってるけど、ホントに順番待ちなんかしてたらこの新日本プロレスではチャンスなんて回ってこないよ。アピールするのは自由でしょ? 決めるのは会社なんだからさ。
――周りの反応というのはいかがですか?
鷹木 もちろん、物事っていうのは表裏一体で賛否両論あっていいと思うんだよ。まあ、負けてすぐに挑戦アピールしたら、俺のところにTwitterで「ちょっと出過ぎじゃないですか?」みたいな意見も来るけど、俺もそんなことはわかってるんだよ。
――なるほど。
鷹木 ほかの選手も「最後尾に並べ!」って言うけど、そもそも俺には「最後尾に並べ!」っていうほど列ができてるように思えないんだよね。いまはコロナで大会が中止になったりもしてるし、みんなが様子を伺ってると思うからこそ、俺はこのタイミングにリング上でアピールしたんだけど、「よくぞ新日本、組んでくれたな」と言いたいよ。
――そして、6月7日(月)大阪城ホールのIWGP世界ヘビー級王座決定戦ではオカダ・カズチカ選手と対戦しますが、あらためてオカダ選手の印象は?
鷹木 もう自他ともに認めるトップ中のトップだよね。やっぱり、オカダってIWGPのイメージが強いけど、この世界ヘビーに関しては否定的だったのかな? ただ、今回は「山が動いたな」っていう感じがするよね。もうべつに言葉はいらないというか、オカダが出てきたらそれだけで成立しちゃうぐらい、オカダ・カズチカっていうのは大物だよね。
――今回は、王座決定戦という舞台でのオカダ戦になります。
鷹木 過去2回闘ってるけど、俺はまだオカダの本気を感じてないんだよね。オカダはまだ俺相手に本気を出してないというか、勝っても負けても余裕を感じるんだよね。この間の(3.6)大田区で俺が勝っても余裕を感じたしな。だから、今回はアイツの余裕をかき消して、必死こいたオカダを出したいなと。
――オカダ選手のベルト獲り宣言で、逆に『オカダ待望論』という声も出てきてますが、このあたりに関しては?
オカダ 当然だろうな。やっぱり、業界のトップ中のトップだし、オカダの影響力は凄いと思うよ。俺は毎日のようにクドイぐらいリング上でもバックステージでもアピールしてたのに、この前、オカダがリング上で一言二言しゃべって、いざカード発表されたら、ネットニュースは「オカダ・カズチカvs鷹木信悟のIWGP世界ヘビー戦決定」の記事で、ほとんどがオカダの写真しか使ってないんだよ。
――そうでしたか!?
鷹木 それ見て、「ここまで差があるか?」って思ったし、俺としては「コノヤロー!」って気持ちがさらに強くなったんで、「いまに見てろよ!」って感じだよね。これで俺が勝った時も俺の写真がなかったら、「新日本プロレスはもう写真を提供するなよ」って話で、似顔絵でも書かせるよ。
■俺自身が言い出した『鷹木信悟待望論』が、ただの戯言になのか、本物なのか、6.7大阪城ホールの試合を見てもらえればわかると思うからよ(ニヤリ)
――もとを辿ると、4.4両国で勝利したオスプレイ選手が次期挑戦者にオカダ選手を指名したところを鷹木選手が割って入った形となりましたが、あの時の心境というのは?
鷹木 まず、『NEW JAPAN CUP』決勝っていうのは、レスラーみんな満身創痍でやってきてるとはいえ、俺自身、決勝は過去最悪のコンディションだったんだよ。ホント女々しいことを言わせてもらうと、「オスプレイ、もう一回やろうぜ!」っていう気持ちが強かったんだよね。実際、『NEW JAPAN CUP』は準決勝までポンポンポンと調子良く勝ち上がったんだけど、決勝は「こんなはずじゃないだろ、鷹木信悟!」っていう想いが強くて……。
――コンディションを整えて、オスプレイ選手と再戦したかったわけですね。
鷹木 ああ。だから、両国でオスプレイが飯伏からベルトを獲った時には「よし、いくぞ!」と思ってたけど、オスプレイが「オカダ出てこい!」って言ったから「これは邪魔をしなきゃいかんな」ということで割り込ませてもらったよ。
――5.4福岡でIWGP世界ヘビーに初挑戦して、今回、ベルトに再挑戦となります。あらためて、新日本参戦からここまでを振り返っていかがですか?
鷹木 自分は36歳になる年に新日本へ来たけど、年齢的にもアラフォーということで「モタモタしてらんないな」「ウカウカしてたら老け込んで40代になって俺のプロレス人生終わっちゃうな」と思ってきたし、「一つ一つ結果を残さなきゃいけない」って思いで、ここまでやってきたんだよ。
――なるほど。
鷹木 いまでもシッカリ覚えてるのは、2018年10.8両国に自分が登場した時、反対コーナーにオカダがいたんだよね。だけど、オカダは俺なんて眼中なしというか、ホントに交差点ですれ違う人みたいな、目すら合わせないって感じだったから、「いつかおまえの前にIWGPを賭けて立ってやる!」っていう気持ちがずっとあったんだけど。べつに自分自身が「ついにここまで来れたな」なんていう気持ちはないね。
――最後に6月7日のIWGP世界ヘビー級王座決定戦へ向けてメッセージをお願いします。
鷹木 俺自身が言い出した『鷹木信悟待望論』が、ただの戯言になるのか? 本物なのか? 6.7大阪城ホールの試合を見てもらえればわかると思うからよ(ニヤリ)。
■『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』
6月7日(土) 17:00開場/18:00試合開始
大阪・大阪城ホール
★チケット情報/★対戦カード情報
【重要なお知らせ】 6月6日(日)大阪城ホール大会の開催日時を、6月7日(月)に変更とさせていただきます。
☆チケットは“ローソンチケット” “チケットぴあ” にて、大会当日19時まで販売します!
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★6.7大阪城ホール大会を新日本プロレスワールドでLIVE配信!