現地時間・5月27日(木)AXS TVで放送されたIMPACT WRESTLINGの番組に、アメリカ遠征中の小島聡が同団体に初登場した。
前週の放送で、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーがIMPACT世界タッグ王座を防衛した直後に、タイトル戦を強行して、同タッグベルトを強奪してしまったライノ&ジョー・ドーリング。
この日は、ライノ&ジョー・ドーリング、そして中心人物のエリック・ヤング、コーディ・ディーナーらを擁するユニット“バイオレント・アンド・デザイン”がリングに登場。
エリック・ヤングは、「タッグ王者のフィンジュースが一番疲れて、一番弱っている時を狙ったのは、計画的だった。彼らはすぐにリマッチは行えない」などとご機嫌にマイクアピール。
そこへおなじみの小島の入場曲がヒット。入場ゲートに姿を現してリングインをはたすと、ジョー・ドーリングと睨み合う。さらに、たった一言、「Against All Odds…!」とマイクアピール。ド―リングをさらに一睨みして、リングをあとに。退場時には、自分の“剛腕”を誇示するように、右腕を指し示した。
『Against All Odds』とは、現地時間・6月12日(土)に放送されるIMPACT WRESTLINGのPPV番組のタイトル。試合後、この大会で小島とド―リングのシングルマッチが行われることがIMPACT WRESTLINGからアナウンスされた。
小島とドーリングの関係といえば、思い出すのは、2017年8月27日、全日本プロレス45周年記念の両国国技館大会で起こった事件。この日、因縁の小島と諏訪魔のシングルマッチが組まれていたが、先に入場した諏訪魔を試合に関係ないドーリングが突如急襲。
そこへ小島が入場すると、ドーリングは退場したものの、諏訪魔は大ダメージを受けてしまい、大舞台でのシングル戦を事実上、破壊してしまったという過去がある。
小島は試合後に、「こんな悲しい試合何年振りだ!? こんなに胸が切なくなる試合なんか、なかなかないぞ! オレと諏訪魔の7年越しの闘いがこんな短い時間で終わっていいのか!?」と激怒。この時の因縁が、約5年ぶりに再燃するのか?
ドーリングは、195cm、135kgの巨体を誇り、全日本プロレスのトップ外国人選手として活躍。第50代、第59代の三冠ヘビー級王座も獲得している強豪選手。
小島とは全日本プロレス時代に対戦経験はあるものの、IMPACT WRESTLINGのリングでひさびさの再会をはたすことになる。因縁の二人がどんな試合を見せるのか? その行方に注目だ。