5月24日(日本時間・5月25日)、新日本プロレスのロッキー・ロメロと成田蓮が、永田裕志に続いてAEWマット参戦を果たした。両者はAEWのYouTube番組『AEW Dark』に登場、それぞれシングルマッチに臨んだ。
■AEW初参戦・成田蓮が、ロイス・アイザックスとのシングル戦に快勝!
番組後半、まずは成田が『NJPW STRONG』にも参戦経験を持つタッグチーム“West Coast Wrecking Crew”の片割れ、ロイス・アイザックスと激突。
成田はLA DOJOと書かれたTシャツ姿でリングイン。開始のゴングが鳴ると、アイザックスは成田のバックを取ってグラウンドに持ち込むが、成田もファイヤーマンズキャリーから腕固めにつないで応戦。
続いてロープワークの攻防に移ると、アイザックスが成田のリープフロッグを空中でキャッチ。成田は逃れてバックに回るも、アイザックスはそのまま後退し、コーナーに激突させる。
しかし、成田は串刺しエルボーで反撃し、さらにハーフハッチスプープレックスで叩きつけてカバー。アイザックスが跳ね返すも、成田はスリーパーで捕獲。そしてバックを取るが、アイザックスはその状態のままロープに走り、成田の喉を巧くトップロープに打ち付けて脱出。
そしてラリアットでなぎ倒してカバーするが、成田は意地を見せるようにカウント1でキックアウト。続いて成田はエルボーの連発でひるませると、フライングニールキックを繰り出す。だが、アイザックスは空中で捕らえ、そのままバックドロップをお見舞い。
続いてアイザックスは串刺し攻撃を狙うが、成田はキックで迎撃。しかし、アイザックスはその足を捕らえて交差させると、そのままテキサスクローバーホールドに持ち込む。これは成田がなんとかロープエスケープ。
ここから打撃の応酬となり、競り勝ったアイザックスがハンマースルー。しかし、成田は逆に投げ返し、今度こそフライングニールキックをヒット。そして、気合いの雄叫びからフロントスープレックスを狙うも、こらえたアイザックスは腰投げで切り返す。そしてローリングパンチで成田の動きを止め、一気にジャックハマーを決めてカバー。だが、成田は必死にキックアウト。
頭を抱えて悔しがるアイザックスは、フルネルソンの体勢から抱え上げるが、成田は切り抜けてスリーパーで捕獲。そこからコブラツイストに移行して締め上げると、アイザックスはロープに手を伸ばす。すると、成田はその手を捕らえてダブルリストアームソルトを見舞う。
アイザックスがカウント2で返すと、成田はリストを離さず引き寄せて、ブリッジの効いたフロントスープレックスホールドを炸裂。アイザックスから見事に3カウンしかくトを奪い、AEW初陣を勝利で飾った。
■ロッキー・ロメロがJDドレイクに技アリ勝利! 試合後にバレッタが救助に登場!
続いて、ロッキー・ロメロがJDドレイクとシングルマッチで対戦。
百戦錬磨のロッキーは金色をあしらった華やかなコスチュームを身にまとい、ノリノリで入場。対するJDドレイクはセコンドとして仲間であるウイングメンのメンバー3人を伴い、花道を進む。
試合が始まると、ロッキーはヘッドロック。だが、体格で勝るドレイクは簡単にはねのけ、ショルダータックルをお見舞い。ロッキーは負けじとショルダータックルを食らわすも、ドレイクはビクともせず。
ならばとロッキーはドレイクの股下をかいくぐって背後に回り、ローキックを連発。さらにジャンピングショルダータックルでダウンを奪う。怒ったドレイクは突進するも、ロッキーはカニバサミで転倒させ、グラウンドヘッドロックで捕獲。
これをドレイクは力ずくで切り抜けるが、ロッキーはすばやい動きでティヘラ。そしてフォーエバー・ラリアットを敢行。だが、三発目をドレイクはエルボーで迎撃し、ロープにハンマースルー。
すると、ロッキーはロープに身体を預けて踏みとどまり、突進してきたドレイクをうまく場外に落とす。そして、一気にトペ・スイシーダを敢行し、投げキッスでアピール。
ドレイクはロッキーをエプロンに押し上げ、打撃を振るう。だが、ロッキーはキックで食い止め、エプロンからジャンピングニーをヒット。そして、ドレイクをリングに戻すが、ダメージの深いドレイクはすぐに場外にエスケープ。
すかさずロッキーも場外に下りて逆水平チョップをお見舞い。だが、ドレイクはスキをついてロッキーをエプロンに座らせ、ショートレンジラリアットをヒット。モロに食らったロッキーは場外に転倒してしまう。
続いてドレイクは重い逆水平チョップを叩き込み、ロッキーをリングに戻すと背中にサッカーボールキック。ロッキーもエルボーで反撃するが、かわしたドレイクはネックブリーカードロップ。しかし、カバーはロッキーがカウント2でキックアウト。
ドレイクはすばやくフロントネックロックで捕らえるも、ロッキーは脱出してアームブリーカーをお見舞い。するとドレイクはロッキーの首根っこをつかんで場外に放り投げ、自身はレフェリーの注意を引きつける。そのスキにセコンドのウイングメンがロッキーを袋叩きに。
ドレイクも場外に下り、ロッキーに強烈なエルボー。そしてロッキーをリングに戻し、重い逆水平チョップを叩き込む。ロッキーもアッパーで反撃するが、ドレイクは変形の裏投げから倒れ込み式のヘッドバット。
そして串刺し攻撃を狙うも、ロッキーは間一髪で切り抜けてソバットをヒット。そして飛びつくが、ドレイクは空中でキャッチし、そのまま力任せにマットに叩きつける。続いてコーナーを上ってリバーススプラッシュを放つも、ロッキーは激突寸前で回避。
ここから挽回すべく、ロッキーは飛びつき式のトルネードDDTを炸裂。さらにパンチと逆水平チョップの連発から、ドレイクの左腕にアームブリーカー。さらにキックを連発するも、ドレイクはロッキーをロープに突き飛ばし、跳ね返ってきたところに強烈な逆水平チョップをお見舞い。ロッキーはひざまずいてしまう。
続いてドレイクはブレーンバスターの体勢に入るも、ロッキーは巧みに切り抜け、相手の痛めた左腕にキックを乱打。そしてスライスロッキーを仕掛けるが、ドレイクは回避し、突進してきたロッキーを豪快なラリアットで一回転させる。だが、カバーはロッキーが必死にカウント2でキックアウト。
ロッキーがエプロンに避難すると、ドレイクは追いかけるが、ロッキーはトップロープ越しのアームブリーカー。そしてトップロープから飛びつき式のティヘラでドレイクをエプロンに追いやり、ロープにはりつけにしてキックを連打。さらにミサイルキックをヒット。
勢いに乗るロッキーはその場飛びのスライスロッキー。ドレイクがカバーを返すと、ロッキーは気合いの雄叫びを上げ、ブレーンバスターの体勢に。しかし、逆にドレイクが持ち上げ、そのままロッキーを無造作に前方に叩きつける。そしてシャイニングウィザードからカバーするが、ロッキーも意地のキックアウト。
ならばとドレイクはキャノンボールを浴びせ、ムーンサルトプレスを敢行。だが、ロッキーは避けると、すばやい動きでラ・マヒストラル。これをドレイクは返すことができず、ロッキーが技アリの勝利をスコアした。
試合後、セコンドのウイングメンがリングに乱入し、ロッキーを蹂躙。すると、かつてロッキーとROPPONGI VICEとしてタッグを組んでいたバレッタが救助に登場し、ウイングメンは慌てて退散。
ロッキーは一瞬訝しげな表情を浮かべるも、バレッタが右手を突き上げると、ジャンプしてハイタッチ。続いてバレッタの現パートナーであるチャッキーTらもリングに上がり、ロッキーの勝利を称えた。
写真提供: All Elite Wrestling / Lee South