現地時間・5月13日(木)、アメリカのAXSTVで放送中のIMPACT WRESTLINGの番組に、IMPACT世界タッグ王者のデビッド・フィンレーが登場。前タッグ王者のカール・アンダーソンとシングルマッチで対戦。また、BULLET CLUBのエル・ファンタズモも出場。IMPACT X-Division王座のNo.1コンテンダーマッチ(6人参加)に登場した。
■フィンレーとアンダーソンのシングル戦は大荒れ! 5月15日のPPVマッチで遺恨6人タッグが実現!
ベルトを巡り抗争が激化するフィンジュース(ジュース・ロビンソン&フィンレー)とザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン&ギャローズ)。5月6日の番組ではジュースがギャローズに敗北しているだけに、フィンレーとしては王者の意地を見せたいところ。
ギャローズはアンダーソン、そしてAEW所属で現IMPACT世界王者でもあるケニー・オメガを伴い入場。フィンレーはジュース、さらに前回放送で結託したIMPACT所属のエディ・エドワーズと共に花道を進む。
試合が始まると、アンダーソンはラフファイトでフィンレーを攻め立てる。フィンレーも強烈なエルボーで反撃するが、場外からケニーが妨害。負けじとジュースもアンダーソンの足を引っ張って応戦する。
しかし、アンダーソンがレフェリーの気を引くスキに、ケニー&ギャローズは場外でフィンレーを蹂躙。悪のインサイドワークで試合をコントロールする。
戦場がリングに戻ると、アンダーソンは執拗なスリーパーでフィンレーのスタミナを奪いに出る。劣勢のフィンレーだったがバックドロップを炸裂すると、その後はランニングエルボーの連発で反撃の狼煙。
すると、またもケニー&ギャローズが試合に介入するが、フィンレーはプランチャで黙らせる。そして、アンダーソンに変形バックブリーカーを食らわせてカバーするも、これはカウント2。ならばとフィンレーは変形レッグロックで追い込むが、ここでケニーとギャローズがリングに乱入。すかさずレフェリーはゴングを要請した。
ジュースとエドワーズがフィンレーの救出に入ると、アンダーソンたちはすばやくリングを下り、両陣営は激しい挑発合戦を展開。現地時間・5月15日のPPVマッチで行なわれるケニー&アンダーソン&ギャローズvsジュース&フィンレー&エドワーズの6人タッグ戦に向け、さらに遺恨を深めた。
■エル・ファンタズモが6選手参加のNo.1コンテンダーマッチを制し、X-Division王座への挑戦権をゲット!
今大会には、前回放送でIMPACTデビューを果たしたBULLET CLUBのエル・ファンタズモも出場。IMPACT X-Division王座のNo.1コンテンダーマッチ(6人参加)で、ピーティー・ウィリアムス、エーシー・ロメロ、TJP、ロヒット・ラジュ、エース・オースチンと対戦した。
試合はゴングと同時に、巨漢のエーシーを他の5人が場外追放。策士ファンタズモは場外に一旦エスケープし、リング上の戦況を見つめる。
復活したエーシーがパワーファイトを繰り広げるが、TJPが三角飛びのドロップキックで排除。ここでファンタズモはTJPに襲いかかり、リストを捕らえるとロープウォークを敢行。ほかの選手が邪魔しようとするも、ファンタズモは抜群のバランス感覚で次々を切り抜ける。
そして、ファンタズモはロープ上でエースを肩に担ぎ上げ、その体勢から場外の4選手にデスバレーボムのように飛びかかる破天荒ファイトを披露。
その後も混戦が続く中、ピーティーがファンタズモにカナディアンデストロイヤーを炸裂。しかし、3カウント寸前でTJPがカットイン。大ダメージを負ったファンタズモは場外へ。
終盤、TJPはデトネーション・キックでピーティーの動きを止めると、トップロープからダイブ。しかし、これはピーティーにかわされ、自爆してしまう。すると、ファンタズモがTJPにフロッグスプラッシュを炸裂。だが、ピーティーがカットに入る。
そして、再びピーティーはファンタズモにカナディアンデストロイヤーを狙うも、切り抜けたファンタズモは、すばやいモーションからCRⅡをお見舞い。この一撃で3カウントを奪取し、X-Division王者ジョシュ・アレクサンダーへの挑戦権をゲットした。