いよいよ目前に迫った5月4日(火・祝)『レスリングどんたく2021』福岡国際センター大会にて、“挑戦者”鷹木信悟を迎え撃つ“IWGP世界ヘビー級王者”ウィル・オスプレイ。
新日本プロレス最高峰のベルトを手にし、UNITED EMPIREを率いるこの男は、いま何を考えているのか?
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■『レスリングどんたく 2021』
5月3日(月・祝) 16:30開場/18:00試合開始
福岡・福岡国際センター
★チケット情報/★対戦カード情報
※「1階指定席A」は完売、「2階指定席」は残りわずかとなりました。
5月4日(火・祝) 13:30開場/15:00試合開始
福岡・福岡国際センター
★対戦カード情報
※全席完売となりました。当日券の発売はございません。
★「レスリングどんたく」福岡2連戦を新日本プロレスワールドでLIVE配信!
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■俺はIWGP世界ヘビー級王者になるに値する男だ。すべては、自らの手で勝ち取った。
――さて、オスプレイ選手。頂点のベルトを戴冠してから、数週間が経ちました。「“IWGP世界ヘビー級王者”ウィル・オスプレイ」と呼ばれるのはもう慣れましたか?
オスプレイ その呼び名には、とても満足しているよ。それもこれも、いままでの道のりがすべてだ。数年前、俺が尊敬していたAJスタイルズが、当時はIWGPヘビー級王座だったベルトを持っているのをイギリスで見た。AJは俺に、「これが欲しかったら、日本に来い」って言ったんだ。
――それから数年後、オスプレイ選手はその言葉を実行するように日本に来ましたね。
オスプレイ 当時、俺の実力を疑うヤツらも大勢いた。そして、俺はそいつらが間違っていることをリングで証明した。そう、俺はIWGP世界ヘビー級王者になるに値する男だ。すべては、自らの手で勝ち取った。そして、AJの“予言”が明らかにされたんだ。
――昨年12月にお話した時、オスプレイ選手はプロレスラーとして「夢を売られた」と言っていました。いまではその夢を実現して、トップスターに君臨していますね。
オスプレイ 俺という人間には、2つの側面があると思うんだ。片方の俺は両目をキラキラと輝かせている14歳の男の子で、もう片方の俺はビジネスだけを気にしている27歳の男だ。そして現在の俺には、UNITED EMPIREの他に兄弟や友人はいない。
――いまや信用できるのは、UNITED EMPIREのメンバーだけだと。
オスプレイ そうだ。他のヤツらは全員、俺のテーブルから食べ物を奪い取ろうとするけど、俺はどんな手段を使ってもそれを止めてやる。これは夢なんかじゃないぜ。現実だ! この山の頂上に居続けるためにしなきゃいけないことは、なんだってする。
■イブシは、俺を若かりし頃の自分と重ねて見ていたと思う。だが、かつてアイツが知っていた男は4.4両国でリングに立った男と同一人物ではなかったのさ。
――4.4両国大会でのvs飯伏幸太戦についてお話しましょう。あの試合は、かなりオスプレイ選手のペースで運んだ試合のように思えました。
オスプレイ ネット上で試合動画を観て、統計値を分析しているヤツらがいたな。アイツらは、俺の攻撃があの試合の70パーセントを占めていて、残りの30パーセントがイブシの攻撃だと言っていた。この事実は、多くのファンに衝撃を与えただろう。イブシの“レガシー”に関して言えば、アイツにとってあの試合はとても重要な試合だったからだ。
――新王座の初防衛戦という、負けられないシチュエーションでしたね。飯伏選手はオスプレイ選手に関して油断していたと思いますか?
オスプレイ 2015年、初めてイブシに会った。当時は、俺たちの間に“絆”があった。イブシは、俺を若かりし頃の自分と重ねて見ていたんだと思う。だが、かつてアイツが知っていた男は4.4両国でリングに立った男と同一人物ではなかったのさ。
――以前、お話した時は、飯伏選手を倒すために「ルールの範囲内で出来ることはすべてやる」とハッキリ言っていました。その言葉通り、飯伏選手の後頭部に容赦なく打撃を入れていきましたね。
オスプレイ もう立てなくなるくらいまで相手にダメージを与えるチャンスがあれば、俺はそのチャンスを逃さない。もっと低めの打撃技だって出来るんだ。もしこれが総合格闘技だったら、倒れている相手に対して12時から6時の角度のヒジ打ちや膝蹴り、相手の後頭部を打つことは出来なかっただろうな。
――プロレスでは、そういった制限がありませんね。
オスプレイ その通り。そして、俺は後頭部を中心に徹底的に攻めていった。俺のフックキックを見てみろ。もともとはマルフジ(丸藤正道/プロレスリング・ノア所属)が使っていた技だけど、後頭部辺りを狙ったキックで、顔面で受け止めるまでキックがどこから来るのかわからないんだ。チェルシーグリンもヒドゥンブレードも後頭部を狙った打撃技だが、プロレスでは使用が許可されているしな。
――たしかにルール上ではそういう攻撃も許されてはいますが、ある種、タブー視されているように思いませんか? そういった攻撃を使わない紳士たちの暗黙の了解があるようにも感じますが。
オスプレイ 紳士たちの暗黙の了解だって? そんなモノは何の意味も為さない! 俺は、そんなモノより常に大胆不敵だ。それで、ファンが俺をバッドガイだと見ていても気にならない。チャンスがあったら誰かの髪の毛を思いきり引っ張ってやる。だけど、ルールは破らない。ただ、最大限に活用してやるだけだ。
――ルールの範囲内で闘うということで言えば、UNITED EMPIREのメンバーはオスプレイ選手の前回と前々回のビッグマッチでセコンドに付いていました。しかし、試合に介入することはありませんでしたね。
オスプレイ 彼らをセコンドに置くのが好きなんだ。ニュージャパンでは、セコンドにいるレスラーが試合に介入する場面をよく見るだろ? だけど、俺はそういう連中とは違う。俺には、シングルマッチで勝つためにジェフ・コブやアーロン・ヘナーレの助けが要らないんだ。もちろんタッグを組んで一緒に闘ったり、おたがい強くなるのを手助けするために一緒にトレーニングを頑張ったりすることはある。けど、俺はシングルで助けを求めたことはない。俺がジュニアヘビー級レスラーとして闘っていた時、俺の試合に誰かが介入することはあったか?
――ありませんでした。
オスプレイ 彼らがセコンドに付く時は、もう一つの“目”となってくれる。グレート-O-カーンはコーナーから適切なアドバイスをくれる。「スタンスを変えろ」とか、アドバイスをしてくれるんだ。そして、もし彼らの存在が対戦相手の集中を乱すものであるとしたら、それはそれで悪くないしな。
■イブシは正しいよ。このベルトはたしかに重い。そしていま、俺は新しい時代の“ヒストリーメーカー”として見られているんだ。
――飯伏選手は、初めてIWGPヘビー級王座を手にした時、「王座の重みを感じた」と言っていました。初めてIWGP世界ヘビー級王座を持つようになって、腰に巻くようになって、ご自身に変化はありましたか?
オスプレイ たぶん、さらに王座の虜になったと思う。思い出せないほど昔から、この王座を欲しいと思っていた……。
※この後は、タイトル戦目前の鷹木信悟、そしてオカダ・カズチカへの想いを激白!
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