新日本プロレスのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーがアメリカ『IMPACT WRESTLING』のビッグマッチ『Rebellion 2021』(テネシー州ナッシュビル、スカイウェイ・スタジオ)に参戦。現在保持しているIMPACT世界タッグ王座を懸けて、前王者のザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)とのリマッチに臨んだ。
ジュース&フィンレーは3月13日に配信されたビッグマッチ『Sacrifice 2021』(スカイウェイ・スタジオ)で、グッド・ブラザーズを撃破し、IMPACT世界タッグ初挑戦で初戴冠の快挙を達成。その落とし前をつけるべく、グッド・ブラザーズが再びジュース&フィンレーの前に立ちはだかった。
ジュース&フィンレーは入場すると、ベルトを誇らしげにグッド・ブラザーズに見せつける。怒りのグッド・ブラザーズは早くも臨戦態勢。
先発のフィンレーがアンダーソンのリストを捕らえると、すかさずジュースがトップコーナーからダブルアックスハンドル。続いてジュースがアンダーソンにバックドロップを見舞い、間髪入れずにフィンレーが低空のヨーロピアンアッパーカットをヒット。ジュース&フィンレーは序盤から連携攻撃で流れを作る。
劣勢のアンダーソンだったが、フィンレーを自軍コーナーに運んでギャローズにスイッチ。しかし、フィンレーはギャローズの串刺し攻撃を切り抜けてリストを捕獲。すると、再びジュースがトップコーナーからダブルアックスハンドル。
怒ったギャローズはジュース&フィンレーに同時にチョークスラムの体勢で捕らえる。だが、ジュース&フィンレーは脱出し、ダブルのフェイスクラッシャーを炸裂。
ギャローズはペースを変えるべく、打撃でフィンレーを黙らせ、アンダーソンにスイッチ。アンダーソンもフィンレーにパンチを連発する。フィンレーはグッド・ブラザーズ相手にエルボーで孤軍奮闘するが、スキをついてアンダーソンが場外に投棄。すかさずギャローズがラフファイトを仕掛ける。
形勢逆転に成功したギャローズは、フィンレーにコーナーを背負わせてパンチと地獄突きを乱打。さらに顔面にストンピングを浴びせると、ヘッドバット、ハイキックとたたみかける。
続いてギャローズは執拗なスリーパーでフィンレーのスタミナを削る。ピンチに陥ったフィンレーだが、ギャローズの串刺し攻撃をキックで迎撃すると、セカンドロープからヨーロピアンアッパーカットを炸裂。
そして自軍コーナーに戻ろうとするも、カットに入ったアンダーソンはバックドロップの体勢に。しかし、フィンレーは切り抜け、ようやくジュースにスイッチ。気合い充分のジュースはグッド・ブラザーズをパンチで一掃し、アンダーソンにはセントーンを炸裂。さらにエプロンのギャローズをラリアットで場外に落とすと、追撃のプランチャを敢行。
勢いに乗るジュースはアンダーソンにリズミカルにジャブを打ち込み、マンハッタンドロップからスピンキックをヒット。そして串刺しラリアットでアンダーソンの腰を落とし、キャノンボールをお見舞い。しかし、カバーはアンダーソンがカウント2でキックアウト。
ならばとジュース&フィンレーはアンダーソンに河津がけ&フロントキック、さらにバックブリーカー&エルボードロップの合体攻撃を連発するも、カバーはギャローズがカット。
するとジュース&フィンレーは、ダブルのラリアットでギャローズを場外に排除。そして、アンダーソンに対しドゥームズデイ・デバイスを狙うが、ギャローズがコーナー上のフィンレーを場外に突き落とす。
ピンチを切り抜けたアンダーソンは、ジュースにリバースガンスタン。続いてギャローズの串刺しボディプレスを挟み、グッド・ブラザーズはジュースにバックドロップ&リバースガンスタンの合体攻撃。しかし、カバーはジュースが必死にカウント2でキックアウト。アンダーソンはマットを叩いて悔しさをあらわにする。
そして、グッド・ブラザーズはとどめのマジックキラーの体勢に。だが、寸前のところでフィンレーがカットに入ると、すかさずジュースがギャローズを首固めで丸め込み、電光石火の3カウントを奪取。
頭を抱えるグッド・ブラザーズを尻目に、ジュース&フィンレーは花道でベルトを掲げて喜びを爆発。見事に接戦を制し、王座初防衛に成功した。
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