初のIWGPジュニアヘビー級王座戴冠をはたし、IWGPジュニアタッグとあわせ“ジュニア二冠王者”となったエル・デスペラード選手に直撃インタビュー!
二冠王者は現在の心境、今後の防衛ロード、現在のジュニア戦線について言及! そして、“前王者”高橋ヒロム選手へもメッセージ!
さらには、ジュニアのレジェンドである獣神サンダー・ライガーさんへの想いも激語り!
★“ジュニア二冠”エル・デスペラード選手の“撮り下ろし”待ち受けも同時配信!!
撮影/中原義史
※このインタビューは、4.4両国大会のIWGPジュニアタッグ選手権が決定前に収録。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■(二冠王者の)実感がないだけなのか、それとも冷めた人間なのか俺自身でもわからない。ただ、チャンピオンになって唯一「これは変わったな」と思ったのは“発言力”だな
――さて、デスペラード選手。いまお手元にベルトが2本ありますが、あらためて“ジュニア二冠”となった現在のご心境はいかがですか?
デスペラード とくに何の考えもない。べつにベルトを獲ったらゴールっていうわけでもないし、これが最終目標でもないしな。もちろん、目指していたものではあるが、実際のところ(高橋)ヒロムから獲って、(2019.5.3福岡大会で)当時まだ何者でもなかった俺の名前をあんなに大きな声で防衛戦の相手として呼んでくれたドラゴン・リー(現在:リュウ・リー)とまず防衛戦をやるっていうのが自分のなかにあるからな。
――今後の防衛ロードのなかには、リュウ・リー選手であったり、半年後の復帰予定の高橋ヒロム選手というのも考えていると。
デスペラード そうだな。
――無冠から二冠となった激動の4日間に関してはいかがですか?
デスペラード たしかに内容が濃い4日間で、プラス・飯伏幸太戦(3.4日本武道館大会)というものを含めた約10日間ぐらいは、いままでの人生の中でも特濃の10日間だったとは思うけど、自分自身は「俯瞰して物事を観るようにする」っていうことをずっと心がけてきたから。結構、冷めてしまった人間なので、これを獲って爆発的に「ヨッシャー!」とかっていうのはないな。
――なるほど。
デスペラード まあ唯一、これを獲って仲間が祝ってくれたことは嬉しかったけど、ヒロムに勝って獲ったとか、ドラゴン・リーに勝って防衛したとか、自分が思い描いていたものとはまったく違う形で手に入ったものだから、正直そこに関してはちょっと拍子抜けしてる部分があるな。
――今回の二冠戴冠は、高橋ヒロム選手の欠場というのが大きなポイントとなっていると思いますが、いま現在、ヒロム選手へメッセージはありますか?
デスペラード べつに今回のことで悲観的になることはないし、自分もケガに散々、泣かされてきた人間だから、正直これも冷めた意見と言われるだろうけど、騒いだって治るもんじゃないんだし、ケガをする時はするし、「アイツはあんな試合をしてるから、すぐブッ壊れるよ」っていうような人だって、10年、20年やってたりもするんだし、こればっかしは運であり縁だと思うよ。
――ヒロム選手が発表された直後、IWGPジュニアタッグ挑戦に動き出しましたが、そのあたりも狙っていた部分はりました?
デスペラード アイツが欠場するってことは「シングルもタッグの予定も空く」っていうのがあったし、ヒロムが欠場っていうのが確定になった時点で、俺がノブさん(金丸義信)に「コレちょっといきましょうよ」って電話したら、ノブさんももともとその気だったし。
――今回、初のIWGPジュニアヘビー級王座戴冠、そして二冠王者となりましたが、デスペラード選手が考えるチャンピオン像というのは?
デスペラード べつにチャンピオンに憧れるかって言うと、それは目的であって自分にとってベルトっていうのは“手段”に近いんだよ。これを持ってると、ドラゴン・リーじゃなく、高橋ヒロムでもなく、俺がまだ会ったことないすごいヤツらが来るはずだから、絶対に面白い試合ができるはずなんだよ。
――IWGPジュニアヘビーという価値に世界の猛者たちが群がってくると。
デスペラード ああ。このベルトは新日本ジュニアの象徴の一端を担うものであって、これをエサにもっとすごいヤツらがいっぱい来て、試合中もビックリすようなぐらい脳ミソからいろんな物質が出て、すごい幸せな瞬間がいっぱい味わえるはずだしな(ニヤリ)。
――そして、二冠王者になったことで、いまや新日本ジュニアを背負う立場となりましたが、以前と“景色”は変わりましたか?
デスペラード 基本的には変わってないな。正直、俺は立場が変わったとは思ってねーし、まだまだ実感がないだけなのか、それとも冷めた人間なのか俺自身でもわからないな。ただ、シングルのベルトを巻いたから「俺がチャンピオンだ!」って言わなきゃいけないんだろうけど、正直そんな感覚に至ってないというか、有無を言わせない状況で勝った相手が新日本のなかに少ないと思うし、このまえの3WAYに関して言えば、「(エル・)ファンタズモに俺は勝ててない」っていうのが個人的な感想なんだよな。
――ただ、実際の試合ではデスペラード選手がファンタズモ選手にフォール勝ちしてますよね?
デスペラード もちろん、勝ったから俺がこれを持ってるし、そのあと飯伏幸太とも闘ったんだけど、先にゲージ消費の超必殺技を食らったのは俺の方で、「3WAYだから食らった」って言ってしまえばそれで終わりなんだけど、「3WAYだから助かった」とも言えるんだよ。
――なるほど。
デスペラード あと、俺は昔イギリスでファンタズモにシングルで負けてるし……。ただ、チャンピオンになって唯一「これは変わったな」と思ったのは“発言力”だな。
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