新日本プロレスのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーがアメリカ『IMPACT WRESTLING』のビッグマッチ『Sacrifice 2021』(テネシー州ナッシュビル、スカイウェイ・スタジオ)に参戦。ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)が保持するインパクト世界タッグ王座に初挑戦を果たした。
両チームの因縁が勃発したのは2月16日(火)(日本時間・2月17日)。その日、『IMPACT WRESTLING』に電撃参戦を果たしたジュース&フィンレーが、「リノ・スカム」(アダム・ソーンストウ&ラスター・ザ・レジェンド)を一蹴すると、直後にグッド・ブラザーズが登場。
アンダーソン&ギャローズはジュース&フィンレーが若手時代だったことを持ち出して挑発するも、いまや新日本を代表するタッグとなった二人も真っ向から応戦した。その後、3月9日(日本時間3月10日)に行なわれたタッグ王座戦の調印式で、両チームは乱闘を繰り広げ、ますます遺恨を深めた。
そして迎えた大一番。まずは自信に満ち溢れた様子のジュース&フィンレーが堂々の入場。続いてグッド・ブラザーズがベルトを携え、王者の貫禄を漂わせながら花道を進む。アンダーソンはリングに上がると、新日本時代と同じように銃声に合わせてマシンガンポーズ。
先発はアンダーソンとフィンレー。アンダーソンはショルダータックルで吹っ飛ばすが、フィンレーもドロップキックで反撃。そして、ジュースと共に得意の連携攻撃を浴びせる。
しかし、スイッチしたギャローズが打撃で猛攻。ここからグッド・ブラザーズはすばやいスイッチワークでジュースを攻め立てる。だが、ジュースはアンダーソンにマンハッタンドロップを決めると、フィンレーと共に河津がけ&フロントキックの合体攻撃を炸裂。
続いてフィンレーはトップコーナーに上るが、これはアンダーソンが足をすくって流れを寸断。そして、グッド・ブラザーズはラフファイトを軸にフィンレーに集中攻撃を見舞う。
苦しい戦いとなったフィンレーだが、アンダーソンのバックドロップを切り抜け、ようやくジュースにスイッチ。ジュースはラリアットにフルネルソンバスターと、ダイナミックな動きで攻め立てるが、キャノンボールはアンダーソンが回避。両チームは一進一退の攻防を繰り広げる。
終盤、グッド・ブラザーズはジュースにバックドロップ&リバースガンスタンの合体攻撃。だが、カバーはフィンレーが必死にカットイン。するとギャローズがフィンレーを場外に排除し、グッド・ブラザーズはジュースに対してとどめのマジックキラーを狙う。しかし、フィンレーは場外から猛ダッシュでリングに戻り、相棒のピンチを救う。そして、ジュースがスキをついてギャローズに強烈なストレートパンチを炸裂。
続いてジュースはアンダーソンもストレートパンチを見舞って動きを止めると、フィンレーと共にバックブリーカー&エルボードロップの合体攻撃を食らわせる。さらにジュース&フィンレーはギャローズをダブルのラリアットで場外に排除。すかさずフィンレーがギャローズに対し、追撃のプランチャで追い打ちをかける。
最後はジュース&フィンレーが孤立したアンダーソンをドゥームズデイ・デバイスで撃破し、IMPACT世界タッグ王座を初挑戦&初戴冠の快挙を達成。試合後、ジュース&フィンレーはベルトを突き上げて勝利をアピールすると、抱擁をかわして喜びをわかちあった。
いきなりIMPACTの世界タッグ王者となったフィンジュース、はたして今後の動向はどうなるのか?
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