新日本プロレスのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーがアメリカ『IMPACT WRESTLING』に現地時間・2月16日(火)(日本時間・2月17日)、電撃参戦を果たした。
※『IMPACT WRESTLING』でのジュース&フィンレーの試合は後日、新日本プロレスワールドで配信予定。
元IWGPタッグ王者の二人はAXS TVとTwichで放送している番組『IMPACT』に登場し、同団体で活躍するタッグチーム「リノ・スカム」(アダム・ソーンストウ&ラスター・ザ・レジェンド)と激突。
ジュース&フィンレーは新日本マットと同じ出で立ちでリングインすると、序盤から持ち前の細やかなスイッチワークでラスターの左腕を攻め立てる。さらにダブルのフェイスクラッシャーを華麗に炸裂。
しかし、リノ・スカムも反撃開始。ラスターはスパインバスターでフィンレーの動きを止めると、フルネルソンで捕獲。そのまま、アダムの脇にフィンレーの顔面をこすりつける屈辱的な攻撃を見舞う。
だが、フィンレーがピンチを自力で切り抜けると、ジュースが大暴れ。アダムにセントーン、そしてラスターにリズミカルにジャブを繰り出し、左ストレートでダウンを奪う。勢いに乗るジュースはアダムにキャノンボール。そして一気にパルプフリクションを狙うが、これはラスターがフロントキックで阻止。
ここからリノ・スカムは立体的な合体技を狙うも、フィンレーがすばやい動きでカット。そして、ジュース&フィンレーはラスターにダブルのドロップキックをヒット。間髪入れず、ジュースがラリアットでラスターを場外に排除する。
続いてフィンレーがアダムを雪崩式ブレーンバスターで豪快に叩きつけると、すかさずジュースが追撃のフロッグスプラッシュを炸裂し、3カウントを奪取。ジュース&フィンレーがその実力ぶりを見せつけた。
試合後、ジュース&フィンレーが勝利をアピールしていると、なんとザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)が入場ゲートに姿を現す。
アンダーソン&ギャローズはかつてBULLET CLUBとして活動し、2013年の『WORLD TAG LEAGUE』優勝や、二度のIWGPタッグ王座戴冠の実績を誇る強豪タッグ。現在は、TNA世界タッグチーム王座を保持している。
アンダーソン&ギャローズはマイクを握ると、新日本の若手時代を知るジュース&フィンレーに対して、「見てみろ!誰かと思ったら!オイ、誰だか言ってくれ」「あれは、あのボーイズだ!ヤングライオンのボーイズだよ!」とヤングライオン扱い。
さらに、アンダーソンは「ボーイズが適したテリトリーに来てくれて嬉しいよ。いいか? おまえたちの瞳がキラキラしているのがわかる。いまこの花道に立っている俺たちを見て、『ああ、マシンガンのバッグやギャローズのバッグを運んで、ニュージャパンのバスに置いていたなあ』とか『マシンガンが2012年の『G1 CLIMAX』決勝戦で闘っていたなあ』って思い出していただろ?」とコメント。
「アイツらは、いま思い出しているんだよ。俺たちブラザーズがIWGPヘビー級タッグ王座を何度も勝ち取ったのを覚えているのさ」とあくまで“先輩目線”で語り続ける。
さらに「ボーイズ、俺たちはお前らを歓迎しているんだよ。こんなつまらない仕事が終わったら、ビアスキーを買いに行こうじゃないか。一緒に、飲もうぜ。しかも、俺たちのおごりだぞ。俺たちの方が、断然稼いでいるからな?」と挑発。ギャローズも上から目線で、「ウェルカムパーティーしようぜ!」と不敵な笑み。
しかし、コレを受けたジュースは「オイ、あたたかい歓迎をありがとう。飲み会も、最高に楽しそうだ。でも、ハッキリさせとくけど、今は2015年じゃないんだ。俺たちは、もうヤングライオンじゃない! 俺たちだって、少しかもしれないが功績を積んできたんだ」と真っ向から応戦。
フィンレーも「俺たちが酒を買ってもいいぞ? カールが、朝まで起きて自分の尿まみれにならないように、ギャローズがちゃんと面倒みるっていうんだったらな」と皮肉なコメント。
アンダーソン&ギャローズが2016年2月に新日本マットを去って以降、大きく成長を遂げたジュース&フィンレー。その堂々とした姿に、アンダーソン&ギャローズはイラ立ちを見せながら退場。両チームの激突の機運が一気に高まったが、はたして今後の展開は?
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