後編では天山広吉選手がマスター・ワト選手、そして盟友・小島聡選手への想いを激語り!
さらに、デビュー30周年となる2021年の抱負とは?
※電話インタビューは1月中旬に収録
撮影/山本正二
※以下、インタビューの「序盤」をWEBで無料公開!
■生きがいっていう部分でも「ワトに付いて良かったな」って思いますね
――さて、天山選手。昨年よりマスター・ワト選手のセコンドとしても活躍されていますが、まずどういった経緯でワト選手のセコンドにつくようになったんでしょうか?
天山 もとを辿れば、若手時代から“彼”のことはいい選手だと思ってまして、海外武者修行から凱旋して帰ってきた彼の試合を観てた時に、ちょっと許せない部分と放っておけなかった部分があって、衝動的にとっさに身体が動いたっていうのが正直なところですね。
――なるほど。その言葉通りかもしれませんが、ワト選手のバックステージのコメントの際、天山選手が父親のように見守っている様子が印象的というか。
天山 やっぱり、歳も親子ぐらい離れてますし、彼にとってはただの先輩ではありますけど、自分からしたら息子に説教してるというか、なんかそういう感覚もありますね。
――天山選手にとって、ワト選手の教育は生きがいになってる部分もあると。
天山 そうですね。これからも若い選手にはどんどん力をつけてもらいたいし、もっと新日本のなかで大きくなってもらいたい部分で、応援してる選手が育ってくれれば自分にとっては嬉しいことですし、そういう生きがいっていう部分でも「ワトに付いて良かったな」って思いますね。
――昨年、TTD、アナコンダバイスなど猛牛殺法も伝授されましたが、このあたりもワト選手への期待感があったということでしょうか?
天山 まあ、(『BEST OF THE SUPER Jr. 27』の前に)彼から「天山選手の技を使わせてもらいたい」って直接言われた時に、「俺の技でよかったら使ってくれ」っていう話をして、自分としても「それでいい結果がでるならそれに越したことはない」っていう気持ちもあったし、彼からも熱い想いが伝わったので、「だったら、大事に使ってくれよ」っていう感じで教えることになりましたね。
――実際に、TTDは『SUPER Jr.』でも披露されましたが、仕上がりについてはいかがですか?
天山 まず、「技は一つ一つに魂を込めて大事に使ってほしい」って、いつも口を酸っぱくして言ってるんですけど、彼がそれを徐々にわかってくれてるんじゃないかなとは思いますね。
■ワトにはすごい成長してもらいたいし、もっともっと上を目指してもらいたい
――天山選手が伝授したアナコンダバイスはまだ解禁されていませんが、このあたりに関してはいかがですか?
天山 こればっかりは試合のなかで彼がどう組み立ててくかっていうことが大事ですからね。そこはチャンスがないと使えないですし、そういう部分では慌てて使うんじゃなくて、やるんだったら「これで決める!」っていうタイミングで出してほしいですね。
――技へのこだわりですね。
天山 これは古い考えかもしれないですけど、やっぱり自分が先輩たちに教えられたことを若い選手にも伝えていきたいっていうのがありますからね。そういう部分で彼とは信頼関係もありますから、「ここぞ!」っていうタイミングで決めて、「ヨッシャー!」ってなってもらいたいと思います。
――今後も猛牛殺法を伝授していきたいと。
天山 まあ、自分も人も技を使ったりだとか、自分で考えたオリジナルの技とかありますけど、彼もまだまだ23歳と若いので自分で考えることも大事ですし、そこは自分のオリジナルの技とか、そういうものを使うべきだと思いますね。べつにアナコンダとか自分の技にこだわることはないと思いますし、本人が「使いたい!」って言うのであれば、いつでも教えていきたいですね。
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