いよいよ開催が近づいてきた『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』。現在、“二冠王座”を保持する内藤哲也は、来年も行われる東京ドーム2連戦で、自ら二夜連続のタイトルマッチを要求。
その決断に至った理由や飯伏幸太への想いはもちろん、前シリーズのオフ期間に何度も会場に出没していた真相など、さまざまな雑談から本音トークまで! たっぷり約9000文字のロングインタビューを緊急更新!(全1回)
※このインタビューは、12.11日本武道館大会の開催前にリモート収録。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』
2021年1月4日(月) 15:00開場 17:00試合開始
東京・東京ドーム
☆チケット情報/☆対戦カード情報
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」は完売となりました。
2021年1月5日(火) 15:00開場 17:00試合開始
東京・東京ドーム
☆チケット情報/☆対戦カード情報
※「ロイヤルシート」「バルコニースタンド」は完売となりました。
■いままでに味わったことがない感覚の12月現在の心境ではありますね。なんだか不思議な感覚です。
――内藤選手、今年も残すところあとわずかになってきました。
内藤 ハイ。
――東京ドーム大会が近づいてきましたけど、例年と比べて、気持ち的に違いはありますか?
内藤 そうですね。毎年この時期になると、「この1年を振り返ってほしい」というような質問をよく受けるし、自分でも振り返るんですけど、今年は中身の薄い1年でしたね。例年と比べてそもそも試合をあまりしてないですから。
――中身の薄い1年ですか。
内藤 プロレスをできない期間が3カ月ありましたけど、もの凄く長く感じましたよ。そういう意味では、もの凄く長い1年だったような気がしますけど、振り返ってみてもプロレスに関してやったことがあんまりなくて。
――内藤選手が初めて二冠王者になった東京ドームも、つい最近のような気がします。
内藤 ああ、たしかにそういう感覚もあるんですけど、俺は逆に今年の東京ドーム大会がもの凄く昔にやったような気もしてますね。
――逆にもの凄く昔に感じますか。
内藤 だから、いままでに味わったことがない感覚の12月現在の心境ではありますね。なんだか不思議な感覚です。
――さらに、例年と違うことといえば、今年は東京ドームの第1弾カードが決定して、次のシリーズは『WORLD TAG』&『SUPER Jr.』が開催されて、ガッツリとお休み期間に入りました。
内藤 もう、「内藤が『WORLD TAG LEAGUE』に参加させてもらえない」というのは、ここ数年恒例のようになってますからね(苦笑)。ただ、今年はそもそも試合数が少なかったですし、全国のお客様に今の内藤哲也をお見せできない状況が続いていたので、たとえリーグ戦にエントリーされなかったとしても、試合はしたかったですね。
――なるほど。
内藤 もちろんタッグリーグにも参加したかったですよ。たとえ東京ドームのカードが決まっている選手でも『WORLD TAG LEAGUE』には出るべきだと、俺はいまでも思ってますけどね。
――という発言もこの時期の恒例になってますね。スマホサイトの日記などでしたためる感じで。
内藤 まあ、タッグリーグにエントリーしてもらえないのはわかったけど、「せめて試合はさせてくれよ」と。なんなら毎日ヤングライオンとの試合でもいいですよ。俺はやっぱり試合がしたかったっすね。
――内藤選手が『WORLD TAG LEAGUE』に出場したのはルーシュ選手と組んだ2016年が最後ですね。
内藤 なるほど、じゃあ4年間出てない。今年もオカダ(・カズチカ)がいない、(ウィル・)オスプレイがいない、ジェイ(・ホワイト)がいない、飯伏(幸太)がいない、そして内藤がいない。「コレのどこが『WORLD TAG LEAGUE』なのかな?」っていう疑問はありますよ。たしかにレスラーにとって、休みっていうのは肉体をケアするためとかに必要だと思うし、もっともな理由だと思います。ただ、正直、内藤哲也にとっては必要ではないですね。例え身体がしんどくても、俺は休んでるぐらいだったら試合をしていたいです。
――そこは、会社の考えとは平行線の部分というか。
内藤 そうですね。俺の場合、休みを取らないことによって、もし選手生命が縮まるとしても、いまは試合がしたいですね。
――いまの内藤選手はちょっと刹那的というか、「いま、この瞬間が大事なんだ」という意識が凄く強い感じがします。
内藤 そうですね。やっぱり、「いまの自分はいましか見せられない」んですよ。だから、例え身体がしんどくても、いまの俺をみなさまに見てもらいたかったですね。しかも、現在、2本のベルトを持ってるので、去年いろんなところで宣言した通り、その姿をいろいろなお客様、たくさんのお客様に見せたかったです。
――客観的に見ても、現在の内藤選手は、全キャリアを振り返ると“全盛期”と言える時期になると思います。文字通り、新日本プロレスの頂点に君臨しているわけですから。
内藤 なるほど。たしかに2020年は東京ドーム大会を終えた時点で、いままでこんな最高のスタートを切ったことがなかったですから。だから、この2020年という年は、数年後に振り返った時に、「レスラー・内藤哲也にとって最高の1年だったね!」というような1年になるんだろうなと、東京ドームの時点では想像してましたよ。
――なるほど。ところが、それがコロナでまさかの事態になってしまったと。
内藤 ハイ。2本のベルトを獲った時に「ああしたい、こうしたい」と言ったことは、何一つ実現してないですよ。10年間待ち続けた高橋ヒロムとのシングルマッチも流れてしまいましたからね。どうにも思うように進まないですけど、ただそれも内藤哲也っぽいですよね。そこも含めて「俺っぽいなあ」なんて思いますよ(苦笑)。
■この試合は映像ではなくライブで、自分の目で、自分の耳で、高橋ヒロムとBUSHIの試合を見届けたかったし、見届けなきゃいけない気がしたんですよね
――でも、スマホサイトの日記でも書かれてましたけど、前シリーズもちょいちょい会場に来られてたじゃないですか? 11月20日の後楽園ホール大会でも、ヒロム選手とBUSHI選手の公式戦を見ていましたよね。
内藤 ハイ、見てましたね。あの大会に関しては、そのBUSHIvs高橋ヒロムのシングルマッチを見たいから行きました。ちなみに俺はちゃんと新日本プロレスワールドに、お金を払って入会してますから。999円、払ってます(キッパリ)。
――そうですか。選手用のアカウントもあると思うんですけど……。
内藤 俺はそんなのは使わないです。ちゃんとお金を払って見てますよ? だから、新日本プロレスワールドで試合を見ようと思えば見られる環境にある。でも、この試合は映像ではなくライブで、自分の目で、自分の耳で、高橋ヒロムとBUSHIの試合を見届けたかったし、見届けなきゃいけない気がしたんですよね。なので、一人で会場の片隅から見てました。「誰か気づいてくれないかな?」って思って見てたんですけどね(笑)。
――誰にも気づかれなかったと。でも、ヒロム選手とBUSHI選手はちょっと年齢が離れていてライバル関係とも少し違う、BUSHI選手が全日本プロレス出身ということもあり、直の先輩・後輩の関係とも微妙に違う。不思議な関係性ですけど、二人のシングルはどのようにご覧になりましたか?
内藤 もちろん俺は、高橋ヒロムはデビュー前から知ってるし、BUSHIにいたってはレスラーになる前から知ってる人間ですよ……。
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
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