新日本のレスラーたちの子供のころから若手時代、そして現在に至るまでの知られざる“めしの光景”を紹介していく「レスラーめし」新日本スマホ出張版。
今回は今まで出てなかったのが不思議なくらいな、新日本で食べ物の話といえばこの人!“スイーツ真壁”こと真壁刀義選手です。
聞き手/大坪ケムタ
撮影/山本正二
協力/『メシ通』編集部
●「メシ通」で好評連載中! 本家「レスラーめし」はコチラから!
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■ひさびさに食べるかって、カップ焼きそばを作ってみたら『なんだコレ!!』ってビックリしたよね。『レベルがめちゃくちゃ上がってねえか?』って」
前編は最近ハマってるというハンバーガーの話からはじまりましたが、真壁選手最近ハマってるものがもうひとつあるとか。それが“カップ焼きそば”。中でもハマったきっかけになったのが「エースコック スーパーカップMAX大盛り 太麺濃い旨スパイシー焼そば」!
「焼きそばって学生時代はよく食ってたけど、最近ぜんぜん食べてなかったんだよね。ただ、この頃メディアの仕事中心になってるから、生活のリズムが不定期なんだよ。それでたまたま家に早く帰ってきた時に、ひさびさに食べるかって作ってみたら『なんだコレ!!』ってビックリしたよね。『レベルがめちゃくちゃ上がってねえか?』って」
――それで気に入ったのがこの「太麺濃い旨スパイシー焼そば」。
「これには驚いたよ! 麺の弾力は言うなれば『良い具合な麺の反抗期』だな! 食べ応えのある弾力太麺と、濃い目のソースの味わいが疲れた身体に染み渡る旨さなんだよ。量的にも大満足だ! ホント自分が子供の頃食ってた焼きそばとは別モンかってくらいレベルが上がってて、『そりゃそうだよな、プロレスラーのレベルも見てないうちに上がってるんだから、焼きそばも変わらないと客こねえよな!』って思ったよね!」
――カップラーメンも焼きぞばも昔に比べるとクオリティ上がってますよね。
「そうだよな~、昔はペヤングかUFOの二種類しかなかったじゃない? 今は味付けも塩焼きそばとか、どろソースとか油そばとかいろいろあるしな。そういえば油そばには思い出があってさ」
――油そばの思い出!
「今から20年くらい前、まだ寮生のころの話なんだけど。寮生って先輩の練習着やコスチュームの洗濯をしなきゃいけないんだよな。長野で試合があった時なんだけど、試合終わるの夜の9時過ぎで 急いでも9時半か10時からしか洗濯できないわけ。ホテルの人に『今の時間でもやってるコインランドリーないですか!』って聞いて探して、教えてもらったんだけど、その頃は洗濯やってる間に夕飯食べるのが定番だったんだよ。試合で疲れてるし、夕飯食べないと倒れちゃうから」
――試合後も若手は全然休めないんですね。
「それでコインランドリーの近くにあったラーメン屋入ろうとしたら、メニューに『油麺』って書いてあって、なんだろう? って思ったんだよ。当時は東京でも見たことなかったからさ」
――20年くらい前なら東京でもまだ珍しかったかもしれないですね。
「極限のこってりなのかな? と思ってお願いしたら、汁がない。『なんだこれ?』って食ったら味が濃くてめちゃくちゃうまい! 『これウマ!』と思ってあっという間に食いつくして、『油麺か~』って覚えて東京に帰って調べても全然ない! すいぶん後になって『これが長野で食ったやつか!』って気づいたんだよな。流行りになるまえに偶然みつけてたんですな~。こういうのも巡業の楽しさだよな!」
若手にとって辛い中にも先輩におごってもらったり、東京では食べれない味に会えるのが巡業の楽しみ。さらにそんな話を真壁選手にうかがっていきます。
■『オイ、真壁、めし食い行くぞ!』(モノマネしながら)ってよく言ってもらったよ。長州さんの口癖って『食わせたい』なんだよね。
真壁選手の若手時代、付き人として印象が強かった人といえば長州力さん。永田選手が海外に行くタイミングで付き人を務めることになり、2年ほど付き人を勤めました。その当時の長州さんというと、最近のSNSなどの姿しか知らない人からすると想像もつかないくらいの「怖い長州力」でした。
「長州さん、今でこそTikTokで踊ったりしてるけど(笑)、その頃はまだ現役選手だし、とにかく試合前はピリピリしてた! 控室に一切会話がなくて『誰もいないの?』ってくらいシーンってしててさ。それで部屋の中には、着替えのTシャツ、試合用のパンツ、サンダル、バスタオルをキチンと並べて。その置き方までちゃんと決まってるんだよ! まあ重苦しかったよね~!」
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
★加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=330円(税込)