現在、『BEST OF THE SUPER Jr.27』に参戦中、好ファイトを連発しているロビー・イーグルス。今回のインタビュー後編では、新日本マットに上がれなかったこの半年間の苦悩、『SUPER JCUP』への興味、さらに“元パートナー”ウィル・オスプレイの裏切りにも言及!
※このインタビューは『SUPER Jr.』開幕前に収録。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■これは比喩なんかじゃない。俺は「ニュージャパンからの電話がいつか来るかもしれない」と思って、常に電話の前で待ち構えていたんだ。
――さて、ロビー・イーグルス選手。以前にインタビューをしたのは、リモートで6カ月ほど前のことですね。
ロビー そうだね。新型コロナウイルス流行真っ只中の時か、たぶん流行し始めた時かもしれない……。
――現在のオーストラリアの状況は?
ロビー 良くなってきているよ。状況が良くなったり悪くなったりと波はあったけど、今はすべてが良くなってきている。素晴らしいことさ。今は、以前よりだいぶ普通の生活に戻ってきているかな。
――以前お話ししたのは、当時予定されていた『BEST OF THE SUPER Jr.』の中止が発表された時でしたね。そこから6カ月かかりましたが、この半年間はロビー選手にとってどのようなものでしたか?
ロビー ツラかったね……。最初の頃は本当に何もできることがなくて、とくにツラかった。身体のコンディションをキープするための筋トレグッズは持っていたけど、リングで闘えるコンディションをキープする方法がなかった。どこもかしこも封鎖されていたからね。少しずついろんな場所で封鎖が解除されてきた時に、やっと他の人たちトレーニングはできるようになったんだ。でもニュージャパンに関しては……。
――今年はもう新日本でプロレスが出来るとは思ってなかったんですか?
ロビー その通り。思い起こせば、今年の2月。俺はNEVER6人タッグ選手権試合で闘って負けただろう。
――2.6後楽園で、鷹木信悟&EVIL&BUSHI組に、後藤洋央紀&石井智宏&ロビー組で挑戦、BUSHI選手に敗戦しましたね。
ロビー ああ、あれで一年を終えるとしたら、まるでゴミみたいな終わり方だ。でも、こう思ってたんだ。「まあ、2020年はこれで終わりだろうな」ってね。俺は2021年に向けて気持ちを切り替えかけていたんだ。
――でも、『SUPER Jr.』が開催されるかもしれないという噂が流れましたよね。
ロビー 「たぶん開催されるようだ」「いや、たぶん開催されないよ」とかいろんな人のウワサを聞いたけど、俺は希望を持ち続けていた。そして、ようやくニュージャパンから電話をもらった時、すぐに自分が出来ることはなんでもした。これは比喩なんかじゃない。俺は、「ニュージャパンからの電話がいつか来るかもしれない」と思って電話の前で待ち構えていたんだ。そして、電話をもらってすぐにしなきゃいけないことをした。
■今回の『SUPER Jr.』は俺がニュージャパンのシングルレスラーとして相応しいかどうかがわかる、本当のテストになるだろうね。
――『SUPER Jr.』の開催は、『G1』の途中で発表されました。今年の『G1CLIMAX 30』を観て、最新情報を掴んでいましたか?
ロビー もちろん! 新日本プロレスワールドで視聴できるものはもうすべて観てるよ。いいかい、ボクの「スナイパー・オブ・ザ・スカイ」は、ただのニックネームじゃないんだ。
――常に戦術を考えながら、スナイパーのようにすべてを見ているんですね。
ロビー そうさ。他のレスラーたちのウィークポイントを見つけること、他のレスラーたちがチャンスを作るのもシッカリ見ておくことが大切なんだ。
――新日本が復帰してから、多くのジュニアヘビー級レスラーvs.ヘビー級レスラーの試合がありました。
ロビー そうだね。俺もあんな風に闘うことになるのかどうかわからなかった。ヒロム(高橋ヒロム)が『NEW JAPAN CUP』で闘ったようにね。だから、そういう状況に直面した時のためにも準備しておかなくちゃと思ってた。それに、シンゴ・タカギ(鷹木信悟)やウィル・オスプレイがヘビー級に転向したみたいに、ジュニアヘビーに転向しようとするレスラーたちもいるかもしれないだろう? だから、流れのすべてを把握しておかなくちゃいけないんだ。
――『G1』を観ながら、うらやましいと思うことはありましたか?
ロビー あったよ。『SUPER Jr.』に一度だけ出場して以来、ニュージャパンでシングルのレスラーとして自分自身をテストするチャンスがあまりなかったんだ。心は準備万端さ。でも、今回の『SUPER Jr.』は俺がニュージャパンのシングルレスラーとして相応しいかどうかがわかる、本当のテストになるだろうね。
――他の国とは違い日本では会場にファンを動員できています。しかし、新型コロナウイルス感染対策のために、会場のファンは声援を送るのではなく、拍手や足踏みの応援が推奨されています。それが、ジュニアヘビー級レスラーたちに影響を及ぼすと思いますか?
ロビー もちろん今までとは少し違うけど、たくさんのファンが会場に来てくれている。応援ができなかったとしても、それを補うために今までよりも力強く拍手をしてくれてる。他のジュニア選手たちはそういう雰囲気を俺よりも先に味わっているけど、一度その雰囲気を味わえば、俺もその状況に慣れると思う。彼らが応援ができなかったとしても、彼らの情熱がそこにあるわけだしね。
■『SUPER Jr.』で唯一の外国人出場、「俺はオーストラリアを代表しているだけじゃなく、世界中のみんなを代表しているんだ」って気が付いたんだ。
――今年、『SUPER Jr.』は『WORLD TAG LEAGUE』と交互に開催されます。そこは、意識しますか?
ロビー ああ、もちろんだ。ヒロムみたいなヤツらと同じ気持ちさ。アイツと同じくらい俺はクレイジーだ。ジュニアヘビー級レスラーたちは日本武道館でスポットライトを浴びても良いはずだ。
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