11月23日、カザフスタン・アルマトイ市にて『全カザフスタン選手権』が開催され、新日本プロレスのレスリングチーム「TEAM NEW JAPAN」所属のオレッグ・ボルチン選手があらゆる壁を乗り越えて見事優勝を成し遂げ、2021年夏に開催予定の『東京五輪2020』へ向けて大きな一歩を踏み出ししました!
■新成「TEAM NEW JAPAN」初の勝利!
2020年6月より新日本プロレス所属となり、永田裕志監督のもと新たに出発したレスリングチーム「TEAM NEW JAPAN」が、目標であるオリンピック出場へ向けて初めての成果を挙げました!
昨年から母国カザフスタンにて調整を続けてきたオレッグ・ボルチン選手(27=カザフスタン/フリースタイル120kg級)は、11・23『全カザフスタン選手権』に出場し、2回戦で2020年アジア選手権王者であるBATIRMURZAEVYusup選手を破るなど破竹の快進撃を見せ、全5試合を次々と勝ち抜き、トーナメントを見事に優勝!
カザフスタンの代表選手として、2月に行われるアジア選手権の代表権を勝ち取りました。
■コロナ渦でも可能性を信じてガッチリ練習
2017年のブシロード入社時よりオレッグ選手の成長を見つめてきたチーム監督の永田裕志選手は「コロナ渦で先が見えない中にもかかわらず、絶対にオリンピックへ行くんだという強い気持ちを持って練習に臨んできた彼の努力の成果。今回は組み合わせも悪く、強い選手が固まったブロックだったが、長年のライバルでアジアチャンピオンでもある競合選手に大逆転で勝利するなど気持ちの面でも強さが出せた。開催も危ぶまれる東京五輪ですが、希望が見えるうちはそこを目指して頑張ってほしい。次はアジア選手権。遠く離れた日本からLINEやメッセンジャーでエールを贈り続けたい」と愛弟子の活躍を喜びました。
■アジア王者を相手にラスト45秒で逆転勝ち!
2018年、2019年に続き、見事優勝したオレッグ選手は「久しぶりの国内大会で出場選手も多く(17名出場)、くじ運も悪かったので勝ち上がるのは難しいと思ったのですが、2回戦でアジアチャンピオンにラスト45秒で逆転して7-6で勝ってから、その後の3試合も全部テクニカルフォール勝ち(ポイント差で勝利)することができました。これも全て支えてくれた永田監督や新日本プロレス、ブシロードのお陰だと思ってます。自粛中にもトレーニングは欠かさず頑張ってきて良かったです」と嬉しさをにじませました。
■2月アジア選手権、3月アジア予選へ!
カザフスタン(フリースタイル125kg)の代表選手となったオレッグ選手ですが、今後は2月に同じくカザフスタンで開催される『アジア選手権』で上位の成績を残し、さらに3月に開催予定の『アジア予選』で2位以内に入ることで東京五輪出場権を獲得できる流れとなります(その後も予選会は開催予定)。
ここからが本当の正念場となるオレッグ選手。新日本プロレス所属として東京五輪に出場する夢へ向かって快進撃を続ける彼を、みんなで日本から応援しましょう!