前回のインタビューが話題沸騰! 引き続き、『WORLD TAG LEAGUE 2020』では、“X”ことジェフ・コブとの新生コンビで旋風を起こしている“ドミネーター”グレート-O-カーン選手。
インタビュー後編は、さらにディープな実像に直撃! THE EMPIRE入りに関して、「天山とは違う」モンゴリアンチョップや独特すぎる技の秘密、さらに“怪奇派”対決として話題を集めているEVILとの対戦にも言及!
撮影/山本正二
※このインタビューは『WORLD TAG LEAGUE』開幕前に収録。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■あくまでTHE EMPIREは“同盟”だからな。余が誰かの下につくなど、これほど屈辱的なことはない。
――さて、オーカーン選手。後半はあらためて、今回の凱旋についてくわしく伺いたいんですが……。
オーカーン(さえぎるように)オイ、貴様! 凱旋ではなく、“新日本侵略”だと言っておろうが! 何度言ったら、わかるのじゃ!
――これまた失礼いたしました……。近年のレスラーが帰ってきたときは、本隊、CHAOS、BULLET CLUB、L・I・Jなどに所属するのが通例となっています。オ-カーン選手も既存のユニットへの加入を考えたことは?
オーカーン 既存のユニット? 余がそんな“愚レスラー”のような浅はかな考えをするわけがなかろう! よいか? そもそも我々、“THE EMPIRE”はリーダーこそ(ウィル・)オスプレイだが、ここに上下関係はないのだ。
――オスプレイ選手とオ-カーン選手の関係性はあくまでイーブンだ、と。
オーカーン そうじゃ。あくまでTHE EMPIREは“同盟”だからな。余が誰かの下につくなど、これほど屈辱的なことはない。まさに笑止千万、腹切りものじゃっ!
――オ-カーン選手のスタンスはよく理解しました。では、THE EMPIREはご自分にとって理想的なユニットということでしょうか?
オーカーン フフフ。まあ、いまのところ、新日本の支配に最も近く、余の理想にも近いユニットじゃろうな(ニヤリ)。
■だいたい、余のことをとやかく言う輩は、入場だけしか観ていないのではないか? 薄っぺらい感想しか述べられない愚民どもが!
――オ-カーン選手はレスリングをはじめとした輝かしいバックボーンを持ち、いわゆる正統派を歩む道もあったと思います。それがイギリスに渡られてからは……。
オーカーン ム? 何が言いたいのじゃ?
――かなり振り切った姿でのスタイルチェンジされて……。現在のような怪奇派への変更には、どんな考えがあったのでしょうか?
オーカーン 怪奇派だと……! オイ! まず、貴様に逆に問う! 何をもって正統派なのだ? 何をもって怪奇派なのだ?
――ご本人の中でそういったカテゴリーでわけていないと。
オーカーン そもそも大前提として、プロレスラーになる以前の余はプロレスというものをまったく知らなかった。そんな余が、なぜ新日本プロレスに来たか……? それはアマチュアで闘う相手がいなくなったからじゃ。
――そうだったんですね。
オーカーン 「このリングに立てば、おもしろそうなヤツがゴロゴロいるな?」と感じたからこそ、その垣根をまたいだまでじゃ。
――そしてプロデビューを経て、この姿にたどり着いたと。
オーカーン いまの余の姿を見て、愚民どもは「奇抜なキャラクター」だとか「昭和チック」だとか、好き放題ほざいておるようだな? 何を言われようが、これが余のスタイル、正真正銘の姿! それ以外に答えなどない!
――ご本人の中で、どう観られようが関係ないと。
オーカーン まあ、怪奇派などと勝手にカテゴリーされて、腹立たしい部分はある。そんなことをほざく愚民の唇を、片っ端から余はこの手のひらにキスをさせ、握りつぶしてやりたい気分じゃ! だいたい、余のことをとやかく言う輩は、入場だけしか観ていないのではないか? 薄っぺらい感想しか述べられない愚民どもが!
――布で顔面を覆い、怪しげな動きで入場する姿は不気味ではありますけど。
オ-カーン あの入場にしろ、一つ一つにちゃんと意味があるのだ! それを貴様を含めた愚民どもはその小~さい小さい脳ミソで、一生懸命考えろ! まあ、余の崇高すぎる戦略を理解するには、到底考えが及ばないだろうがな!
■余の磨き上げられたモンゴリアンチョップを、老いぼれの天山ごときのそれと比べること自体、片腹痛し!
――オーカーン選手の堂々とした体躯は昔のレスラーを彷彿とさせます。最近の新日本の選手はグッドシェイプ、かつイケメンタイプの選手が増えていますけど、そのへんはいかがですか。
オーカーン ククク。まったくもって、どうでもよい! 愚民どもに求められたいと思うのであれば、応えたいレスラーが応えればいい。だが、そんないい子ちゃんぶってカッコつけた輩どもが、真のプロレスラーと名乗れるのか?
――オ-カーン選手からすると、信条が違うということですね。
オーカーン 街行くヤツらに、余とそれらのカッコつけた輩の写真を並べて、「どっちがプロレスラーらしいか?」と聞いてみるがよい。答えはおのずから決まっておろうが……!
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