11月15日、天龍プロジェクトが主催した『革命伝承 天龍源一郎引退5周年記念大会』後楽園ホール大会に、オカダ・カズチカ選手が登場してリング上で天龍源一郎さんとのトークバトルを行った。
写真提供/天龍プロジェクト
5年前の同日、11月15日両国国技館のリングで激突した両雄が、改めて引退試合の経緯や試合の感想など貴重な内容をじっくり語りあった。
ジャケット姿の天龍さんは、両手に杖を突きながら登場してリングイン。オカダ選手もスーツで登場すると、天龍さんとグータッチを交わしたあとに、トークバトルがスタート。
じつに5年ぶりの再会となったという二人。天龍さんが「いまね、オカダ選手が入ってくるのを見て、いま素直にね『ああ、かっこいい』と思ったんだよ。入場でそう思ったのは高田延彦と、いまだね。『おぉっ!』と思ったのは」とコメント。
一方、オカダ選手は「まだ全然5年前と何も変わらない感じで、今ゴングが鳴ったらいつでも試合ができるんじゃないかなという感じはします」と返答。
オカダ選手が「天龍さんの全部の技を受けて、その上で勝ちたいと思ってました。天龍さんの引退試合で対戦したいというプロレスラーがたくさんいる中で自分が対戦することが出来て、天龍さんのすべてをたっぶりと味わうことが出来ました」と語れば、天龍さんからは「いい介錯をしてくれた」とお礼の言葉が返された。
他にもオカダ選手が知るさまざまな天龍さんのエピソードトークを始め、内容の濃いトークバトルは30分を超えて大盛り上がりとなった。
最後に天龍さんからはオカダ選手に対して、「彼もこれから練習とか色んなキャリアを踏んでいけばもうちょっとボリュームアップした身体になって風格が出てくるとは思うんですけど。ぱっと見た目、今は若いから、自分の中で色んな、あんなんじゃない、こんなんじゃないってあるんだろうけど、レスラーって、見た目とか行動とか大事だから、そこに責任を持ってやっていってほしい」とエールを送った。
一方、オカダ選手は「僕も怒られるというか、アドバイスもそうですし、そういうのをもうしてもらえなくなったというか。直接は中々言ってもらえないんで」「そういう風にいろいろと言ってもらいたいですし、プロレスは引退はされてしまいましたけど、プロレスと一緒にいてほしいなってのはありますね」と大先輩にメッセージを送った。