10.16両国で衝撃三昧の凱旋帰国! さらにオカダ・カズチカを急襲、ウィル・オスプレイと“THE EMPIRE”を結成!
その独特すぎる風貌と奇抜な試合スタイルで新日本マットを席巻しているグレート・オーカーンに公式サイト初のインタビューを敢行! 驚異の“支配者”の実像に迫るインタビュー前編!
撮影/山本正二
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■オスプレイとはイギリスの同じリングで試合をしたことがあった。そのとき、控え室は別だったが、わざわざヤツのほうから余にコンタクトを取ってきたのだ
――さて、オーカーン選手。まず、10.16両国での『G1 CLIMAX』最終公式戦のオカダ・カズチカvsウィル・オスプレイに衝撃の乱入をされまして……。
オーカーン …………。
――イギリス遠征から電撃的に凱旋をはたした格好ですが、その後1シリーズを終えましたが、新日本マットの感触はいかがですか?
オーカーン オイ……貴様、まず話の前に余に対して挨拶がないだろ? 余を誰だと思っている。図が高いぞ!! ひれ伏せ愚民。
――そ、それは大変失礼しました。今回、インタビューのほうを担当させて頂きます。本日は、何卒よろしくお願いいたします!
オーカーン フン。今後は心を改めよ。で、なんだ? まずは両国の話か? フフフ。あのときはスカッとしたのう……!(ニヤリ)。
――あの試合の終盤、ビー・プレストリー選手がレフェリーの注意を引きつけているスキに、オーカーン選手がリングに突如乱入、オカダ選手にエリミネーターを見舞うと、場内は騒然となりました。
オーカーン ククク! あの憎きオカダの顔をこの手で握りしめ、存分にマットに叩きつけてやったわ。アレはたまらなく気持ちよかったぞ! 余は満足じゃ。
――ご自身も満足でしたか。
オーカーン まあ、この計画自体は、以前から企ていたものではなく急遽決まったものだが、見事にうまくいったな。
――では、突然の凱旋帰国は、用意周到に練られたものではなかった、と。
オーカーン 本来であれば、もう少しイギリスを蹂躙してやりたかったが、余がオスプレイから頼まれたのだ。いわく、ヤツは「オカダを潰したい」と。
――オスプレイ選手は10.16両国のバックステージで、「俺は長いことオカダを倒す準備はできていた。俺がすばらしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった」と積年の思いを語っていました。
オーカーン まあ、細かい経緯はどうでもよい。オスプレイのために余は同盟者として手を貸した。それだけのことよ。
――ファンに大きな衝撃を与えた今回の結託ですが、やはりオスプレイ選手との“イギリスつながり”が大きな要因なのでしょうか?
オーカーン そのとおりだ。いつだったか、ヤツとはイギリスの同じリングで試合をしたことがあった。そのとき、控え室は別だったが、わざわざヤツのほうから余にコンタクトを取ってきたのだ。
――そこが、THE EMPIREにつながる最初の接点だったと。
オーカーン フフフ。そして見たか、あの両国のどよめきを! 声を出せない状況下にも関わらず、声にならぬ声を上げておったな!
――誰もが予想だにしなかった大ハプニングで、こうした状況下であっても、思わず動揺の声がもれてしまったというか。
オーカーン どよめきに留まらず、ハッキリと声を出してたヤツまでいたぞ? この愚民どもめ……!
■余はイギリスでは一度も敗北を喫することなく、無敗記録を更新し続けてきた。もはや残すは、新日本侵略のタイミングだけだったのだ。
――オーカーン選手が日本を離れたのは約2年4カ月前です。今回、ここまでご自身の凱旋帰国がインパクトを残すことを想像されていましたか?
オーカーン 無論だ! そもそも、余をそんじょそこらのレスラーたちと比べてもらっては困る。多くのヤツらは海外修行のときに温かく送り出されているが、余はその出発から扱いが違ったからな。
――そういえば、オーカーン選手は海外遠征に関する正式なアナウンスも、壮行試合もありませんでした。
オーカーン そうじゃ。余は誰にも相談することなく、許可も得ず、自らの意思で海をわたったのだ……。その根底にあるのは、この新日本プロレスという組織、そして選手たちに対する積年の恨みだ!
――そうした怨念が、このグレート-O-カーンというレスラーを生み出したと?
オーカーン そのとおりじゃ。さらに言うなら、余の場合は海外修行ではないぞ。“海外侵略”だ! そのへんの十把一絡げのレスラーとは覚悟が根本から違う。
――前提からして、これまでのレスラーたちとは異なる、と。
オーカーン ゆえに余の場合は“凱旋”ではない。“新日本侵略”だ(ニヤリ)。余がイギリスで何本ものベルトを手中に収めたことは、もちろん知っておるな?
――MEMヘビー級王座、SWEタッグ王座、RPWブリティッシュタッグ王座を次々と戴冠されたようですね。
オーカーン フフフ。しかも、余はイギリスでは一度も敗北を喫することなく、無敗記録を更新し続けてきた。もはや残すは、新日本侵略のタイミングだけだったのだ。
――そのタイミングが10.16両国であり、巨大なインパクトを巻き起こした、と。
オーカーン ああ、まさにドンピシャ。余の狙い通りだったな……(ヒゲをイジリながら)。
■貴様、無礼であろうが! そんなつまらん話をいつまでも掘り下げるでない! 処すぞ!?
――そこから11.7大阪ではオカダ選手とのシングル戦が決定。前哨戦では、オスプレイ選手とのタッグで、ヤングライオンを従えたオカダ選手に連日連勝を収めました。新日本マットの手応えはいかがでしたか?
オーカーン まあ、それなりに満喫できたぞ。オカダのパートナーは、ヤングライオンという雑魚連中だったとはいえ、ああして蹂躙するのは至極愉快なものだ。それに各地方を周り、余の“領民”を増やすのも心地よかったぞ……。
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