下田美馬さんと言えば、キャリア30年以上を誇る元・全日本女子プロレスのレジェンドレスラーであり、新日本プロレスでは『FANTASTICA MANIA』でOKUMURA選手のセコンドをされていることでおなじみ。
そんな下田さんが、最近、新日本プロレスのバックステージで働いている…? とプロレスファンの間で話題に。いったいなぜなのか? 下田さんに直撃インタビュー!! まずは前編をお届け!
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■ファンの方に「たまたま、会場に来てたんじゃないの?」と言われてたみたいなんですけど、いまは普通にスタッフとして働かせてもらってます。
――下田さんが今年の『G1 CLIMAX』のバックステージ動画などで、いちスタッフとして選手のサポートをする姿が散見されるようになって、プロレスファンの中では「なぜ下田選手が?」と話題になっているようでして。
下田 アハハハ。たしかにそうですよね(笑)。
――どうしてそのような役割をすることになったんでしょうか?
下田 そもそも『G1』の前から、ちょこちょこバックステージのお手伝いはさせていただいてたんです。それで新型コロナの自粛期間を経て、6月15日に大会が再開されるときに、三沢先生(威/新日本のトレーナー)のほうから「検温などコロナ対策にまつわることをしてもらえないですか」とお話をいただいて。
――依頼があったわけですね。
下田 ええ。それから、これまでお手伝いしていたサポート業務に加えて、検温や選手用にお弁当を渡したり、コメントスペースに選手を誘導したり。その中で、ジェイ(・ホワイト)選手のイスのくだりがあったんですけど(笑)。
――イスがないと怒ることでおなじみのジェイ選手に、下田さんがイスを用意し始めて。ジェイ選手が感謝のハグをしたと思えば、「もういい、あっちに行け!」と言われたり(笑)。
下田 ちょっと怖かったですね、少し優しくしてくれたと思ったら「シッ、シッ!」みたいにされるんで(苦笑)。やっぱり、選手によって試合のテンションのままコメントを出したかったり、ちょっと落ち着いて頭で整理してからのほうがよかったりと、いろんなかたがいらっしゃるんですよね。だから、誘導するにあたって、試合がどういう感じだったか、チェックするようにしてます。
――試合直後は、興奮状態の選手が多いですよね。
下田 そうですね。いまはどの会場もコメントスペースがコーナーごとにわかれてなく、一つだけのことが多いので、対戦した選手同士がバッティングしないように注意してます。
――現在は正式に新日本のいちスタッフとして働かれてる、と。
下田 ハイ。勝手に来てるわけではなくて(苦笑)。これまで私がバックステージで見切れたりすると、ファンのかたに「たまたま、会場に来てたんじゃないの?」と言われてたみたいなんですけど、いまは普通にスタッフとして働かせてもらってます。
――新日本プロレスと契約しているということですね。でも、その前から手伝いはしていた、と。
下田 少し遡ると、去年の『G1』の日本武道館3連戦のとき、私が会社のかたに「会場に観にいってもいいですか?」とお願いしたことがあったんですね。そうしたら、「バックステージでやること、いっぱいありますよ」って言われて……(笑)。
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