80年代~90年代、日本マットでも大活躍した伝説的なタッグチーム“ロード・ウォリアーズ”のアニマル・ウォリアーさん(本名は、ジョセフ・マイケル・ロウリネイティス)が亡くなった。享年60歳。
アニマルさんの死去の報は、9月22日にTwitterの公式アカウント(@RWAnimal)から発表された。なお死因は明らかにされてない。
アニマルさんは、パートナーのホーク・ウォリアーさんとともに、1983年にアメリカマットでデビュー。顔面ペイント、モヒカン&逆モヒカンの髪型、筋骨隆々のマッチョボディ、トゲの付いたプロテクターを身に着けてブラック・サバスの『IRON MAN』で入場、短時間で一方的に叩き潰すバイオレンスムード満点の暴走スタイルで、世界マット界に衝撃を走らせた。
日本でもテレビ東京の『世界のプロレス』でウォリアーズの試合が放送されると来日を待望する声が高まり、1985年3月8日に全日本プロレスに待望の初来日。アニマル浜口&キラー・カーン組を3分39秒で秒殺勝利して、圧巻の日本デビュー。以降、全日本マットではジャンボ鶴田&天龍源一郎らをライバルに激闘をくり広げた。
ウォリアーズは、1990年には新日本プロレスにも参戦。ホークさんは1992年11月より、当時欠場中だったアニマルさんに代わり、パワー・ウォリアーこと佐々木健介をパートナーに抜擢して、ヘルレイザーズを結成。アニマルさんが復帰すると、1996年4.29東京ドームでアニマル&ホーク&パワーのトリプル・ウォリアーズを結成し、リック・スタイナー&スコット・スタイナー&スコット・ノートン組に勝利している。
2003年10月19日にホークさんが逝去して以降は、実質的なチーム解散となっていたが、2011年3月には初代マネージャーのポール・エラリングとともにロード・ウォリアーズ (リージョン・オブ・ドゥーム)として、WWE殿堂入りもはたしている。
謹んで、アニマル・ウォリアーさんのご冥福をお祈りいたします。
新日本プロレスリング株式会社
写真提供/週刊プロレス