いよいよ大会再開!『NEW JAPAN CUP』の優勝者を7.12大阪城ホールで迎え撃つ、“二冠王”内藤哲也に直撃インタビュー(後編)!
今回は、内藤哲也が挙げた意外な注目カードとは? 大阪城ホールの二冠戦の行方は? さらに自粛期間中の“規則正しい生活”にも言及!?
撮影/タイコウクニヨシ
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※以下、内藤哲也選手インタビュー(後編)の序盤を無料公開!
■(高橋裕二郎は)もともと実力はある選手だし、「彼があの頃にように本気でプロレスに取り組んだらおもしろいのにな」って思ったんですよ。
──さて内藤選手。前回は駆け足で『NEW JAPAN CUP』を予想していただきましたけど、後編も引き続きよろしくお願いします。
内藤 ハイ。あの~。『NEW JAPAN CUP』に関してもう一個いいですか? じつは俺が個人的に注目しているカードが一つあるんですよ。
――お、ぜひ教えてください!
内藤 フフフ。1回戦の最終日に、後藤洋央紀vs高橋裕二郎という公式戦がありますよね?
──EVIL選手と同じ左下ブロックのカードですね。
内藤 コレはかなり注目ですよ? で、この注目試合の勝敗予想としては……高橋裕二郎の勝利ですね(ニヤリ)。
――裕二郎選手が有利と予想しますか。
内藤 ハイ。まあ、かつて俺は高橋裕二郎と組んでたわけですけど、ここで彼にハッパをかけたいとか、そういう意図は別にないですよ? ハッキリ言って、今のBULLET CLUBの中でもそんなに重要な人物ではないですから。
──これまた辛辣ですね。
内藤 ただね。この自粛期間中、ひさびさにもう何年も使っていなかった昔のデジカメのスイッチを入れて、中のデータを見てみたんですよ。
──そうみたいですね。その様子は内藤選手のブログで拝見しました。
内藤 見ました? じつはその中に2009年のアメリカ遠征やメキシコ遠征の写真が残っていたんですよ。
──2009年というと、まさに高橋裕二郎選手とのタッグ、NO LIMIT時代ですね。
内藤 ええ。NO LIMITでTNA遠征に行って、ベルトを獲り返せないままメキシコに行くんですけど、あの頃の記憶がジワジワと蘇ってきたんですよ。なんか、「あの頃の高橋裕二郎は随分ストイックだったなあ」と。練習にしてもそうだし、食事や試合もそうだしね。……まあ、いまは残念ながら“いてもいなくても変わらない”ような選手になってしまいましたけど、もともと実力はある選手だし、「彼があの頃にように本気でプロレスに取り組んだらおもしろいのにな」って思ったんですよ。
──じつは新日本ファンからも、裕二郎選手へのそうした期待の声は大きいんですよね。
内藤 あ、そうですか? というのも……あの頃、一緒に海外遠征に行っていた元パートナーの内藤哲也が東京ドームのメインで勝って、いまや2本のベルトを持っている。それに関して「アナタは何も思わないんですか?」と。
――かつての相棒に対してジェラシーはないんですかと。
内藤 実際、いまほとんどのBULLET CLUBのメンバーは日本に来れない状況ですからね。「いまの手薄なBULLET CLUBを誰が引っ張っていくの?」っていう危機的な状況下で、「彼が手を挙げてくれたらおもしろいのにな」とは思いますね。
──そもそも内藤選手にとって、裕二郎選手は“元祖・パレハ”ですし。
内藤 ハハハ! たしかに“元祖”ですね。ホントにかなり長い間タッグを組んでいましたし。いや、そういう意味でこのシングルマッチは、1回戦の中でもけっこう楽しみですよ。
■勝ち上がってくる選手は前日に『NEW JAPAN CUP』の決勝戦をやっているわけですから、コッチはめちゃめちゃ有利ですよ。でも……。
──ちなみにオカダ選手にもお話を聞いているんですけど、「優勝は狙っているけど、最終的に内藤さんが勝ったら、主役は持っていかれる」と。
内藤 ほう。
――「でも、逆に内藤さんにはその1試合しかチャンスがないから、内藤さんは内藤さんでプレッシャーがあるんじゃないか?」というようなことをおっしゃっていたんですけど。
内藤 なるほど。たしかに俺は、7月12日の大阪城ホールまで、シングルマッチのチャンスはないでしょうからね。ダメージの蓄積だけを考えると、勝ち上がってくる選手は前日に『NEW JAPAN CUP』の決勝戦をやっているわけですから、コッチはめちゃめちゃ有利ですよ。でも、ダメージも含めたシングルマッチの感覚やスタミナを考えると、俺の方が不利かもしれないですね……。
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★“二冠王”内藤哲也が『NEW JAPAN CUP』を徹底予想(前編)!「ジュニアの選手は“相当な危機感”を持って試合してほしい。とくに高橋ヒロム」
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